経営理念の作り方

経営理念は、会社経営において最も重要なものであると多くの経営者が語っています。

経営理念とは、会社や事業の基本的な考え方や思い(基本方針や哲学)を表現したものであり、事業活動を行うにあたっての「中心軸」となるものになります。

インターネットが普及し、商品や情報が溢れる中で、顧客の購買意思決定の判断基準として「提供者がどんな思いでそのビジネスをしているのか、どんな思いでその商品を提供しているのかといった『思い』に共感できるかどうか」の重要性が高まっています。

そのため、顧客を創造していくためにも、どんな考え方や思いでその事業を展開しているのかという「経営理念」を明確にして、訴求することの重要性が高まっています。

経営理念の作り方や事例をご紹介します。

経営理念とは?

(参考:京セラの経営理念)

経営理念とは、会社や事業の基本的な考え方や思い(基本方針や哲学)を表現したものであり、事業活動を行うにあたっての「中心軸」となるものになります。

近年、経営理念は、「MVV」で整理するのが一般的となっています。

MVV

  • ミッション:会社の使命や存在意義。
  • ビジョン:未来のありたい姿(未来像)。会社、社員、顧客、社会等。
  • バリュー:ビジネスを行う上で大事にしたい価値観や行動指針。

経営理念を作るメリット

経営理念は、会社経営において最も重要なものであると多くの経営者が語っています。

その理由であり、経営理念を作るメリットを紹介します。

①ぶれない軸が持てて、やる気や成果を向上できる

経営理念があることで、「誰のために、何のためにその仕事をするのか」という目的意識を明確にすることができます。

目的意識を持つことで、仕事のモチベーションや集中力が高まり、仕事の成果を高めることができます。

また、経営理念は、各種意思決定(思考)の判断基準となり、決断や行動のスピードが速くなります。

②関係者と共通言語を共有できる

経営者、社員、パートナー、顧客、株主など事業の関係者と経営理念を共通言語として共有し、軸を合わせることができます。

「なぜ、何のためにその事業を行っているのか」の目的を共有しながら、関係者が個性を発揮し、効果的に連携することで事業推進力が高まっていきます。

③顧客獲得、社員採用に繋がる

経営理念に共感する質の良い顧客や意欲の高い社員を採用しやすくなります。

経営理念の作り方

1.他社の事例を調べる

ゼロから経営理念を作ろうとしても、どんな言葉でまとめればよいかわからず効率が悪かったりします。

他社のものを参考にすることで、アイデアが出やすくなります。

色んな会社の経営理念が以下のサイトにまとまっています。

http://www.keieirinen.com/40collection/
https://visionguide.jp

2.経営理念を書き出す

事業に対する思いを書き出していきます。

ふせんを使うと書き出しやすく、整理もしやすくておすすめです。

・この会社、事業の目的は何か?
・どんなことを実現したいのか?
・社会にどのように貢献したいのか?
・誰にどんな幸せを提供したいのか?何で喜ばせたいか?

・10年後にどうありたいか?

・100年後にどうありたいか?

・大事にしたい価値観や行動の原理原則は?

参考:ふせんを使ってアイデア出しする方法(ナレッジファシリテーション)

 

3.やりたくないことを書き出す

事業を展開する上で、やりたくないことを書き出すことも大事な価値観を明確にするのに有効です。

2と同様に、ふせんを使って書き出し整理するのがおすすめです。

4.経営理念をまとめる

書き出した経営理念から腹落ちするものを選んでいきます。

覚えやすいように、言葉もシンプルに短くまとめていきます。

5.定期的に見直し、改善する

経営理念の作り方の重要ポイント

  • 熱意が湧いてくるワクワクするものにする。
  • 腹落ちする納得感のあるものにする。
  • シンプルな言葉で短くまとめる。
  • メモでは頭に入らない。インプット力が弱いので、資料にする。
  • 事業計画を浸透させるには時間や努力が必要。

経営理念の伝え方

セミナー講師
経営理念は作って終わり、飾っておくだけでは意味がありません。

経営者や社員など関係者に腹落ちさせて、経営理念を中心軸として日々意識しながら仕事に取り組むように活用することが大事になってきます。

そのために、経営理念を浸透させていくマネジメントが大切になってきます。

1.認知

・経営者からメッセージする。
・朝礼で唱和する。
・手帳等で日々確認する。
・HPに公開する。

2.実践

・仕事で実践する。
・上司は部下のイズムの実践度合いをチェックし、必要に応じて指導する。

3.評価

・成果報告する。
・賞賛する(褒める)。
・人事評価に活用する。

経営理念の作り方

経営理念の作り方
京セラの経営理念
IDOM(ガリバー)の経営理念
マッキンゼー・アンド・カンパニーの経営理念
博報堂の経営理念
帝国ホテルの経営理念

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コンサルタント&講師専門のビジネスプロデューサー。早稲田大学商学部卒業後、経営戦略コンサルティングファームにて、大手自動車メーカー、大手百貨店、中古車流通、ソーシャルメディアマーケティング分野等の各業界ナンバーワン企業の経営改革プロジェクトを推進。 現在は「新しい教育を通じて社会を豊かにしていく」ミッションに基づき、有力なコンサルタントや講師のコンテンツマーケティングやビジネスモデル構築のプロデュースを手がける。

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