「人を感動させるプレゼンテーションの極意」(日本プレゼンテーション協会セミナー参加レポート)

プレゼンの極意

セミナー講師として、自分自身も活躍してビジネスを拡大させていこう。

また、業界トップクラスの影響力を持つプロフェッショナルコンサルタントを育成する会員制コンサルティングプログラムを作っていこうとプロフェッショナルマーケティングプロジェクトを立上げ、活動を進めています。

プロジェクトメンバーのプレゼンテーション力アップの為の指導する為にも、私自身もその幹となるプレゼンテーションの知識やスキルを体系的に学び直し徹底的にマスターしていこうと思い、人気セミナー講師の本をAmazonで探す中で、トップセミナー講師の箱田忠昭さんの存在を知り、箱田本をまとめ買いして読み漁っていきました。

プロフェッショナルの世界では、「メンターの本や教材は全て買え!」というマインドセットがあり、何か新しい目標にチャレンジする時は、メンターを決めて、そのメンターのコンテンツには全て目を通すようにしています。

メンターの歩んできた道や価値観や伝えたいノウハウをできるかぎり理解し吸収する為です。

1.トップセミナー講師箱田忠昭さんの導き

箱田さんの本で、まず目標達成ノウハウを学び、次にコミュニケーションスキルを学んでいきました。

カリスマセミナー講師の箱田さんも必ずしも最初から凄かったわけでもうまくいっていたわけでもなく、リストラをきっかけに独立してセミナー講師になり、苦労しながら、トップクラスのセミナー講師になっていったというサクセスストーリーにもとても刺激を受けました。

箱田さん自身もゼロから学び身に付けていったスキルは、トップクラスのセミナー講師としての活躍が実証する通り、素晴らしいスキルだなと感じました。

箱田さんからプレゼンテーションスキルを直接学びたいと思い、インターネットで調べていくと、箱田さんが直接教えているセミナーが見当たらず、箱田さんが初代理事をしていた日本プレゼンテーション協会を発見しました。

その協会で、丁度タイミング良く、プレゼンテーションに関するセミナーがあったので参加してみることにしました。

プレゼンテーション協会という割には、HPのプレゼンテーションには全く力を入れていないようで、セミナーの内容も講師がどんな人なのかもいまいちよくわからず、どれくらい価値があるセミナーなのかよくわかりませんでしたが、何か直感を感じるものがあったので、良くも悪くも経験や学びにはなるだろうと思い、参加してきました。

実際、講師の高野さんも非常に素晴らしい先生で、また参加者のレベルも非常に高く、セミナーの内容も非常に素晴らしく、プロフェッショナルスタンダードの箱田式プレゼンテーションメソッドの要諦も学べ、非常に価値のあるセミナーでしたので、セミナーを通じて学んだ「人を感動させるプレゼンテーションの極意」をシェアしていきたいと思います。

2.講師 高野文夫さんのプロフィール

人材育成コンサルタント(FT&パートナーズ・代表パートナー)
日本プレゼンテーション協会 理事長
NPO日本ファシリテーション協会会員 (初代理事)

東京農工大学工学修士修了後、ドイツ系医薬品会社で13年、MRとプロダクトマネジャーを経験。その後、US系及び英国系化学会社へ転職。25年間、外資系企業で営業やマーケティングマネージャー、事業部長や日本・アジア担当ダイレクターを経験。

2000年にコンサルタント業界に入り、ナレッジマネジメントの企業への導入とファシリテーター育成に携わり今に至る。

広く欧米、アジアの外国人と業界をまたいで仕事をした経験上、語学と異文化コミュニケーションに強い。

講師自身もファシリテーターであり、多くの企業にナレッジマネジメントの導入と社内ファシリテーター育成の講師をしてきた。

国内ではファシリテーションの拠点的存在になっている『NPO日本ファシリテーション協会』の立ち上げに参画し、平成17年5月迄の2年間理事を務めた

・人材育成コンサルタント(FT&パートナーズ・代表パートナー)
・日本プレゼンテーション協会 理事長
・NPO日本ファシリテーション協会会員 (初代理事)
・能率協会主席理事
等で社会貢献に努める。

【高野文夫さんの関連サイト】

FT&パートナーズ
高野文夫Facebook
高野文夫YouTubeチャンネル

【著書紹介】

・「ファシリテーション力が面白いほど身につく本」中経出版
・「何を言っても許される『場と空気』のツクリ方」同友館
・「リスを捕って売れ!」日新報道

3.日本プレゼンテーション協会について

日本プレゼンテーション協会は2000年に設立され、初代理事は箱田忠昭さんが務め、現在は、高野文夫さんが理事長となり、理事12名と会員100人程で活動されているそうです。

コミュニケーション全般の改革を推進していくことをビジョンに、プレゼンテーション、ファシリテーション、ネゴシエーションなどの技術を習得するリーダーを養成し、10年後には1万人の会員数を擁する国内で影響力のあるコミュニティにし、コミュニケーション教育に貢献していくことを目指しているそうです。

今回の講師の高野文夫さんは、箱田さんとも長年一緒に活動されてきておられるので、箱田式プレゼンテーションメソッドを体得しているのはもちろん、高野文夫さん自身も数多くのプレゼンテーションを通じて、コミュニケーションスキルを教える専門家・敏腕講師として非常に素晴らしい存在感があり、指導内容も指導力も本当に素晴らしいものがありました。

昨今、色んな協会が乱立し、表面的な知識や型を習得した程度の陳腐な認定講師が教えるセミナーなども増えてきていますが、プレゼンテーション協会は、巷の低質なセミナーとは次元の違う、実力派の本物が集まる素晴らしいコミュニティでした。

プレゼンテーション協会のベースとなるプレゼンテーションの技術も海外のプレゼンテーションの方法論をベースにしながら、箱田さんや高野さんなど国内屈指のコミュニケーションのエキスパートが確立したメソッドは、わかりやすくかつ効果的で誰でも学び実践することもでき、非常に素晴らしい内容でした。

それでは、今回学ばせて頂いた「人を感動させるプレゼンテーションの極意」についてシェアしていきたいと思います。

4.プレゼンテーションの心構え

プレゼンテーションは、武道のように「心技体」を修練しながら磨いていくのが大切だと、高野さんは仰っておられました。

短期間に身に付くスキルではなく、武道のように時間をかけて体得してマスターしていくスキルになります。

最初に、プレゼンテーションの心構えとして、大事なポイントから共有していきたいと思います。

4-1.「説明」と「プレゼンテーション」の違い

説明は、きちんと内容を説明し、相手に内容を理解してもらうことが目的です。

プレゼンテーションは、楽しませたり、感動させたり、相手の心を刺激し、心を動かし、気づきを与え、意欲を高め、行動に導いていくのが目的です。

その為、ロジックをきちんと説明するよりも、熱意を伝える方が大切になってきます

プレゼンテーションは、体験価値を高めるという視点も大事になってきます。

「価値のある良いプレゼンテーションだった」と言ってもらうには、ロジックよりも、パッションやストーリーなどで相手に心を動かす体験(感情価値を満たす体験)を提供する必要があります。

日本人は、この「説明」と「プレゼンテーション」を混同している人が多く、セミナーなどでも、説明資料をプレゼンテーションに使用し、その資料を全部読み上げていくと参加者は眠くなってしまうという失敗に陥ってしまいます。

海外の有名なプレゼンテーションは、後述する「スロットの法則」でプレゼンテーションして、参加者の心を動かし(感動させ)、腹落ちさせています。

外資系企業では、プレゼンテーション教育がされていることが多いそうですが、日本ではまだまだプレゼンテーション教育が遅れていて、この説明とプレゼンテーションの違いを理解したり、プレゼンテーション型の効果的なプレゼンテーションをできる人は少ない状況にあります。

コミュニケーションの目的や参加者のタイプや状況などによって、「説明型」か「プレゼンテーション型」かは使い分けるのが大事になってきます。

4-2.プレゼンテーションは、聞き手へのプレゼント

大切な人に何かプレゼントする時、相手のことを考え、相手の欲しいもの、喜ぶことを色々考えます。

そして、綺麗にラッピングして、相手にプレゼントします。

プレゼントする際も、タイミングや場所や雰囲気作りを意識して、そして相手へのメッセージ(想い)を添えて、プレゼントを手渡します。

その努力や気持ちのエネルギーが相手に伝わり、相手の心を動かしていきます。

プレゼンテーションもこれと同じです。

プレゼンテーションでは、相手の注意を喚起して、興味を惹き、理解や信頼してもらい、期待する行動(ゴール)へと導いていきます。

その為には、相手のことを理解して、相手の状況や興味に合わせて、相手の気持ちに寄り添いながら共感し、行動を促していく必要があります。

相手に理解・行動してもらう為には、まず自分が先に相手を理解すべく行動していくことが大切になってきます。

私はプロフェッショナルとして、基本的に全てクライアントファーストで考えることを大事に考えていますが、プレゼンテーションでも、クライアントのことを先に考えた上で、プレゼンテーションしていくことが、プレゼンテーションを成功させる大事なポイントだと感じています。

顧客理解は、顧客愛でもあると思います。

顧客のことをあまり理解することもなく、自分本位な提案する人は、顧客愛の少ない人だと捉えたりしています。

専門家には、自分本位な人も多い傾向があったりもします。

自分本位な伝え方では相手に伝わらず、価値を生み出せない

特定分野の専門家でいくら専門知識があっても、その専門知識を相手に理解してもらい、相手の心を動かし行動へと導くプレゼンテーションができないと、人の役に立てず価値を生み出すことができません。

世の中には、プレゼンテーション力が無く、専門知識を人にうまく伝えられず、価値を生み出せていない人が沢山います。

また、専門家でなくても、自分本位で自分の主張を押し付けるコミュニケーションをしている人も沢山います。

自分の話に酔わないようにするのも大切です。

相手が理解してくれているかなど、相手の状態や状況に合わせながら、相手に腹落ちさせていくことが大切になってきます。

その為には、相手のことをしっかり理解することと、相手に理解してもらう為に、全力で自分の思いを伝える工夫や努力が必要になってきます。

プレゼンテーションは、愛・感動を与える

プレゼンテーションは、相手の感情を刺激して意図的に誘導したり、強引に売り込むようなテクニックではありません。

自分や自分の伝えようとしているものを、『最高に価値あるものとして輝かせて相手に魅せる』為のコミュニケーションの技術になります。

これはプレゼンテーションする人の心構えになってきます。

相手にも、自分本位で誘導しようとしているのか(操作主義と言ったりもします)と、本当に自分の為に何かを伝えようとしているのかは伝わっていきます。

相手を感動させるには、熱意と自信を持ち、伝える技術も磨きながら、相手に愛と感動を与えるプレゼンテーションができるようになっていくことが大切です。

武道で長年かけて心技体を磨きながら達人になっていくように、プレゼンテーションも実戦経験を増やして心技体を磨きながら、レベルアップしていくことが大切になってきます。

4-3.プレゼンテーションを構成する要素

プレゼンテーションは、「戦略」、「シナリオ」、「デリバリー」の3つの要素で構成されます。

①戦略

プレゼンテーションは、目的と対象によって、内容も伝え方も変えていく必要があります。

誰に対して、どのような状況で、どのような目的でプレゼンテーションするかの戦略を考えることが大事になってきます。

どのような状況でというのは、例えば、何かの提案の場合、初回提案段階なのか、クロージング段階なのかであったり、また担当者への提案か、決済者も同席した中での提案なのか、といった状況設定を考慮するということになります。

②シナリオ

①の戦略で、どんなニーズのある人に、最終的にどんな目的達成したいかということを明確にして、その目的達成(ゴール)に向かって、相手をどういう状態に変えていく為に、何をどのような順番で伝えていくかというプレゼンの流れがシナリオになります。

③デリバリー

デリバリーとは、「プレゼンテーションの伝える技術」になります。

伝える技術にも「言葉で伝える方法」「非言語で伝える方法」の2種類があります。

プレゼンテーションでは、自分の意見や情報や気持ちなどの言葉と、言葉以外の表情、姿勢や態度や動き、熱意などを相手に伝えます。

言葉で伝える方法では、話し方の強弱や緩急が大切です。

強い口調や優しい口調、高い声や低い声、早く話したり、ゆっくり話したり、少し間を開けて、相手の注意を喚起したりと、話し方のテクニックで、内容が同じであっても、伝え方で、伝わり方がかなり変わってきます。

また、非言語で伝える方法としては、アイコンタクトやボディランゲージや堂々とした姿勢や明るい表情や笑顔などで、自分の自信や相手への気持ちの伝わり方が変わってきます。

また、プレゼンテーションの伝える技術において大事な3つのルールがあります。

・原稿を読むな。自分の言葉で語れ!
・自分の成功例は控え目で良い、失敗した体験談を大いに語れ!
・言葉にジェスチャーを豊富に加え、言葉とジェスチャーのダブルで語れ!

以上の3つになります。

プレゼンテーションは、一方通行な演説ではなく、双方向の対話にしていくことが大切になります。

理屈だけの高尚な話をしても、誰かの受け売りだろうと思われ、信頼してもらいづらいところがあります。

体験談は自分のオリジナルで、かつ自分から心を開き、失敗談を語れば、人間味が伝わり、信用してもらえます。

また、苦労した状態から、成功した状態に成長していった体験を語ることで、人にも勇気や意欲を与え、心を動かすことができます。

ジェスチャーでは、身体全体で伝え、笑顔は相手への親愛の感情を伝えるので、ラポール(お互いの心の架け橋)を築くのに、非常に大事になってきます。

4-4.プレゼンテーションはしゃべるより魅せろ

わかりやすいプレゼンテーションの必須条件は、「相手の視覚に訴える」ことになります。

プレゼンテーションの成功の本質を伝える格言として、「語るな、説明するな、見せろ」「seeing is believe(見ることは信じること)」という言葉があったりもします。

細かい文章で読ませるのではなく、一瞬で視覚で理解できるようなビジュアルで魅せる伝え方が、プレゼンテーションでは大切になってきます。

詳細内容を理解してもらう資料は参考資料として別途配布し、プレゼンテーションスライドは、ビジュアルで魅せるスタイルが良いようです。

海外の有名なプレゼンテーションは、ビジュアル訴求のスライドが多い理由が私もようやく完全に理解できました。

私もセミナーの時など、説明スタイルとプレゼンスタイルを混同しがちでしたが、目的に応じて最適化していくイメージがもててきました。

動画の活用

プレゼンテーションで動画を活用するのも効果的です。

動画は、感情に訴える非常に多くの情報を短時間で伝えることができ、相手の心を動かす方法として、うまく活用すれば、非常に有効です。

セミナーやプレゼンテーションの中で、どのように動画を活用するかはまだしっかりとノウハウが確立されておらず、人それぞれが参考ツールとして活用している状況ですが、動画を効果的に活用することができると、プレゼンテーション効果を高めることにも繋げていくことができます。

動画活用も何を伝えたいのかの目的に応じて、プレゼンテーションの中に活用していくのが良いです。

以下の様な動画などを自分のプレゼンテーションに段階的に取り入れてみると良いかと思います。

・オープニング動画
・自己紹介動画
・サービス紹介動画
・お客様の声動画
・メッセージを伝える動画

動画はプレゼンテーションの中だけでなく、開始前の待ち時間や休憩時間中などに流したりして、そうしたプレゼンテーション以外の時間にも情報提供するツールとして活用することもできます。

セミナーでは、オープニングで注意や興味喚起したりするのに、動画を使うケースも多いようです。

また、主張のメッセージを理解してもらう為に、映画の一部シーンを動画で見せるというような使い方や、有名なスピーカーの動画を見せたりと、伝えたいことを自分だけで伝えずに、人の力も借りて伝えることができるというのも、動画活用のメリットです。

私もソーシャルメディア活用セミナーの時、オープニング動画として、こちらの動画を参加者にまず見てもらっていました。

4-5.プレゼンはプロフェッショナルの最高のパフォーマンスの場

プレゼンテーションは、プロフェッショナルが自分の心技体を融合した最も大事なパフォーマンスの場です。

プレゼンテーションの「心」

自分のミッションや相手をどんなゴールへと導いていくのかの使命感になってきます。

プレゼンテーションの「技」

前述したプレゼンを構成する「戦略」「シナリオ」「伝える技術」を磨くことが大切です。

プレゼンテーションの「体」

プレゼンテーションでは、見た目も非常に重要です。

髪型、表情、服装などの外見の第一印象がまず大事です。

そして、身振り手振りのボディジェスチャーやアイコンタクト、笑顔や口調なども大事です。

全力で表現していく身体の使い方も大事になってきます。

プレゼンテーションの心技体は、一朝一夕に身に付くようなものではありません。

経験を積み重ねて、熟練をつまないと一流のプレゼンテーターになることはできません。

最高のプレゼンテーションを行えるプロフェッショナルを目指して、日々、実践〜反省〜改善の繰り返しの経験を積み重ねて、心技体を磨き続けていくことが大切になってきます。

5.プレゼンテーションの基本技術

プレゼンテーションの基本技術として意識すべき大事なポイントは、「ザリガニになって、ジグザグ歩いて、パチンコとスロットをやりにいこう!」になります。

これは高野さんが、オリジナルでネーミングしたテクニックだそうです。

解説していきます。

5-1.ザリガニテクニック

話を強調したい時は参加者側に向かって前に出ると、とても効果的です。

前に出る時はゆっくりと、下がる時は素早くキビキビと動くのが良いらしく、ザリガニのような動きを想定して、ザリガニテクニックとネーミングされているそうです。

5-2.ジグザグ法

ジグザグ法は、「1センテンス1パーソン」のルールで、1つのセンテンス(文章)を一人の人の目を見ながら最後まで伝えきります。

そして、視線を会場の奥にいる人から左右にジグザグに動かしていくという方法になります。

このジグザグ法を繰り返していくと、全ての人が自分に語りかけられているような錯覚におちるそうです。

かなり強力で重要なテクニックになります。

5-3.パチンコとスロットをやる

パチンコとは、古いパチンコ台のチューリップを開かせるというイメージからの比喩なんですが、パチンコでチューリップが開いていないと、玉が入っていかず、チューリップが開いていると、玉がどんどん入っていきます。

このパチンコのチューリップのように、参加者の心が開いていないと、どんな話も相手の心に入っていきません。

だから、プレゼンテーションでまず最初に大事なことは、相手の参加意識を高め、参加者の心を開かせる、聞く姿勢を作るということになります。

まずは、一人の心を開かせていくことが大事になってきます。

参加者に参加意識を高めてもらう為に、最初に参加者に自己紹介してもらったり、質問を投げかけて、反応してもらうといった方法などが効果的です。

双方向の対話を通じて、相手の参加意識を高め、心を開いていくのですが、その時、相手の回答を心から褒めるということが大事になってきます。

相手を褒めて、認めることで、相手も安心し、心を開いていきます。

この手順で一人づつ、心を開いていくと、会場の心が開いていきます。

そうして会場全体の参加意識を高めて心を開きながら、セミナーの目的やルールを共有し、場をうまくコントロールできる状態にしていきます。

聞く姿勢ができてから、いよいよ本題の内容を伝える段階に入っていきますが、伝え方で大事なのが、スロットの法則になってきます。

スロットの法則とは、以下の3つの頭文字からネーミングされています。

SHOW:見せる
LOOK:参加者を見る
TALK:説明する(メッセージを注入する)

プレゼンテーションは、パフォーマンスだと捉えた方がより成果を出すことができます。

人は、人の話を聞いているようで、よく聞いていなかったりします。

わかりやすく視覚に訴えて、注目を集め、そして、伝えたいメッセージを全力で伝えていくというプロセスで伝えていくことで、相手に伝わっていきます。

文章だけだと、相手に伝わりづらいので、できるだけビジュアルやイメージでわかりやすく伝えると良いです。

この3ステップの手順で伝えることは非常に大事なので、最初は3ステップをひとつづつ丁寧にゆっくりと意識しながらやり、慣れてきたら、一連の動作をクイックにすると良いでしょう。

6.感動させるプレゼンテーションを成功させる秘訣

6-1.感動させるプレゼンに必要なもの

感動させるプレゼンテーションのポイントは、「熱意」と「自信」と「存在感」になります。

自信

「自分はこれに関しては、これだけの経験と勉強して努力してきた。これだけは誰にも負けない」という気概が大事になってきます。

熱意

熱意は相手に伝わり、相手からも返ってきます。これを「エコー効果」といいます。

自信や熱意といったエネルギー(感情)が、相手の心を動かしていきます。

言霊も大事になってきます。

言葉に発したことが現実を引き寄せたりします。

創りたい未来を意図する言葉を、熱意を持って伝えることが大切です。

存在感

どれだけ沢山のことや偉大なことをしてきたかではなく、どれだけ心を込めているかが大切です。

プレゼンテーションをする人は、愛の運び手です。

どれだけ相手のことを想い考え、気持ちを込めて伝えるかといった愛情が大切です。

愛の存在は、相手にも伝わっていきます。

人は心の目で見ています。

本気かどうか、愛があるかどうかは、相手は心の目で見ています。

アリストテレスが人を説得するには、3つの要素が必要だと言っています。

・ロゴス(ロジック)
・パトス(情熱)
・エトス(話し手の人格的信用性)

ロジックや熱意があっても、エトスが無ければ、人に信用してもらうことができず、話を聞いてもらえません。

本気で相手のことを思い、伝えようとしているかの心(存在感)を伝えていくことが大切になってきます。

6-2.成功するプレゼンの鉄則

①簡潔に、時には断定的に伝える
②報告とプレゼンは別物だと心得る
③無機質な説明では駄目。ストーリーを語る
④光る言葉を選ぶ
⑤華美なビジュアルや図表は、かえって安く思われる

6-3.感動させるテクニック

①断定的に伝える
②キーワードを繰り返す
③短い文章で話す
④時々、キーパーソンに対してアイコンタクトを長くする
⑤話し方に強弱や緩急をつける

7.ロジカルプレゼンテーションの技術

人にこちらの意図を正しく理解してもらい、行動してもらう為には、情報を整理してわかりやすく適切な順番で伝えていく必要があります。

物事をわかりやすく整理して考えることを「ロジカルシンキング」と言いますが、ロジカル(論理的)に伝えることが、ロジカルプレゼンテーションになります。

7-1.PREP法

ロジカルに伝える技法として、効果的な方法が「PREP法」になります。

PREP法は、以下の順番になります(頭文字を取ってPREP法になっています)。

Point(結論)
Reason(理由)
Example(事例)
Point(結論)

7-2.ピラミッドストラクチャー

人間の脳の記憶構造はピラミッド状になっていると言われているそうです。

その為、ピラミッド構造で伝えていくと、相手に伝わりやすくなります。

「結論はこうです。その理由はこの3つです」という具合に、ブレイクダウンして伝えていくイメージになります。

7-3.ポイントは3つもしくは5つで纏める

人間は多くのことを一度に覚えきれないので、できるだけ3つもしくは多くても5つのポイントに絞り、伝えていくと理解してもらいやすくなります。

7-4.MECE

MECE(ミッシー)とは、モレなくダブリなく物事を整理して考えることで、ロジカルシンキングの基本的な考え方になります。

物事がきちんと整理されておらず、抜け漏れ感があると、説得力が弱くなってしまいます。

7-5.フレームワークや事例で伝える

人間の脳の構造的に、主張(考え方)は、文章だけだと内容が伝わりづらいところがあります。

イメージで伝えた方が、脳は情報を受け取りやすい性質があります。

その為、伝えたい内容を、フレームワーク(枠組み)を活用して構造化したり図式化(図解)したりして、視覚化して伝えると、相手にも要点が伝わりやすくなります。

また、伝えたい内容を事例や例え話を使って伝える方法も相手に理解してもらいやすくなります。

プロフェッショナルの世界では、良いプレゼンターは、フレームワークやメタファー(例え話)の使い手だったりします。

8.良質なプレゼンテーションの事例

プレゼンテーションの技術を磨く為に、良いプレゼンテーションを沢山見ることも大事になってきます。

おすすめのプレゼンテーションを紹介しておきます。

スティーブ・ジョブスのプレゼンテーション

「あなたの人生はあと何日?」MIT卒経営者の心に響く感動スピーチ

アドルフ・ヒトラーの就任演説

マララさんノーベル平和賞受賞スピーチ

日産カルロス・ゴーンのプレゼンテーション

ソフトバンク孫正義のプレゼンテーション

9.まとめ:人を動かすプレゼンテーションの技術の重要性

一流のコンサルタントは、クライアントの問題解決をリードするプロフェッショナルだと捉えています。

そして、超一流のカリスマコンサルタントは、問題解決をリードするのはもちろん、その自信や熱意や存在感で人を勇気付けたり、モチベートしたりするエネルギーを持っている人と個人的に捉えていたりしています。

人を動かしていく為には、解決策をロジカルに伝えると共に、相手をモチベートするエネルギー(感情)を伝えることも大事になってきます。

私達が伝えたエネルギーが、相手を動かすガソリンになっていきます。

相手を動かす為には、まず自分が自信や熱意や顧客愛といった感情を高めることが大事になってきます。

プレゼンテーション力(伝える力)が無ければ、いくら素晴らしい経験、知識、スキルを持っていても、人に伝えることができず、価値を生み出すことができなかったりします。

人の問題解決を支援するプロフェッショナルにとって、プレゼンテーションスキルは必須要件で、非常に重要なスキルになってきます。

9-1.プレゼンテーションの技術を習得することを最大の目標にする!

プロフェッショナルにとって、プレゼンテーションの技術は、必要不可欠です。

対面でプレゼンテーションする技術があれば、プロとして仕事していくことができます。

プレゼンテーションの技術を磨くことを重要な目標として捉えて、本気で勉強することを決意することが大事です。

9-2.プレゼンテーションの技術を学ぶ良い方法

プレゼンテーションの技術を学ぶ方法として、私も今非常にハマっていますが、箱田忠昭さんの本はおすすめです。

効果的なプレゼンテーションやコミュニケーションの技術を色々と学ぶことができます。

その他にも有名セミナー講師の本やプレゼンテーションの本などで自分に合ったもので勉強されてみると良いかと思います。

また、余談になりますが、効果的なプレゼンテーションをする存在として「エバンジェリスト」という存在も注目されたりしていますが、マイクロソフトやアップルなどのIT系企業で実践されているプレゼンテーションの技術を学ぶには、マイクロソフトのエバンジェリストの西脇資哲さんの本もおすすめです。

私も以前セミナーに一度参加させて頂きましたが、パワーポイントを使ったプレゼンテーションについて、色々と勉強になりました。

また、今回の講師の高野文夫さんのYouTubeチャンネルもかなりおすすめです。

高野さんのプレゼンテーションを動画で見れることにも価値があるのですが、プレゼンの技術について色々解説して頂いて、かなり勉強になります。

3-3-3の法則〜人間関係を構築する技術〜

9-3.オンラインプレゼンテーションの重要性

今回は、オフラインのリアルで人と人とが直接対面する中でのプレゼンテーションの技術を学んできましたが、その学びを通じて、オンライン上でのプレゼンテーションの重要性をあらためて感じたりもしました。

プレゼンテーションの本質は、人に気づきやモチベーションを与え、人を行動させていくことです。

そのプレゼンテーションの本質を改めて再認識することで、オンラインでのプレゼンテーションの重要性も再認識しました。

オンラインで効果的なプレゼンテーションを展開できれば、その影響力を無限に拡大することができます。

人は、自分の経験や知識や才能、情熱を活用して、人に貢献していくことが、生きる目的です。

人に貢献していく為に、プレゼンテーション力が重要になりますが、オンラインプレゼンテーションの技術があれば、沢山の人に影響を与え、貢献することもできます。

ITというツールは、強力な力を持ち、それを効果的に使えるかどうかで、世界が変わっていきます。

プレゼンテーション力と併せて、私は本分のオンラインプレゼンテーション力も徹底的に磨いていきたいなと思いました。

両方の力を手に入れ、箱田さんのように私もいつの日かトップリーダーになっていきたいと思います。

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プレゼンの極意

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経営戦略コンサルタント 早稲田大学商学部卒業後、戦略系コンサルティングファームに勤務し国内主要企業の経営改革プロジェクトにプロジェクトリーダーとして多数関与。その後、中古車業界のリーディングカンパニーのガリバーインターナショナルやホットヨガ業界のトップブランドLAVAなど急成長を実現した事業会社にて経営参謀として成長戦略の策定や実行、新規事業の立ち上げなどによる業績拡大、経営管理の仕組み化やBPR等の組織の構築など実業における様々な経営課題の解決に取り組み成果を出す。 実業のマネジメントに関与する中で、デジタル活用の重要性が経営戦略レベルまで高まりつつあることを感じ、大手Webマーケティング会社メンバーズにてWeb戦略コンサルティングに注力し、国内を代表するWebマーケティングやサービス開発プロジェクトをマネジメント。また同社をソーシャルメディアのリーディングカンパニーへと経営変革するPJTを推進し、ソーシャルメディアマーケティングの最前線で知見を高める。 同社が大手企業のソーシャルメディアマーケティング支援に注力する中で、これからの日本経済の成長には、新しいイノベーションを生み出す新進のベンチャー企業や個人のプロフェッショナルの活躍の必要性を重要視し2011年独立し、志のあるベンチャー企業やプロフェッショナルのデジタルマーケティングを活用したビジネスモデルの構築を支援。最新のコンテンツマーケティングやデジタルマーケティングの方法論を活用したオウンドメディアやビジネスモデル変革PJTを多数手がける。