映画『キングダム』から学ぶコンテンツマーケティング戦略

映画『キングダム』を観に行ってきました。

ストーリーが良いのは言うまでもないのですが、キャラが皆カッコ良すぎて、演出もバッチリで傑作でした。

『ロード・オブ・ザ・リング』のような名作シリーズ誕生の予感がしました。

このプロジェクトを皆が成功させようという熱量も感じて、久しぶりに血がたぎる作品と出会いました。

今回、この映画に足を運ぼうと思ったきっかけとなったマーケティング施策について考察したいと思います。

映画『キングダム』の魅力

超人気作品
制作スタッフ
豪華キャスト
音楽はONEOKROCK

映画『キングダム』に学ぶコンテンツマーケティング戦略

映画のプロモーションの基本となる「各種メディアでの告知」「Twitterの感想キャンペーン」等は当然手を打っています。

『キングダム』であれば、集英社のヤングジャンプに掲載しているので、そうした既存メディアでの告知です。

スポンサーなどとタイアップして映画プロモーションもしています。

今回、注目だったマーケティング施策について解説したいと思います。

創り手の想いを紹介

今回、興味を惹かれたのが、映画『キングダム』に関わるキャストや制作者などのインタビューコンテンツをヤングジャンプだったりの紙媒体、ネットメディアの両方で、良く目にしました。

この作品の創り手達が、この作品の制作エピソードやこの作品に対してどういう想いで取り組んだなどの背景を知ることで興味を惹かれました。

この手法は、講師もセミナーや講座の対談インタビューをよくやったりしますが、それと同じで、ストーリーマーケティングの実践は鉄則です。

動画プロモーション

今回、もうひとつ興味を惹かれたのが、動画プロモーション方法が進化しているということです。

これまでも映画の予告動画をYouTubeなどでプロモーションするのは王道でしたが、30秒程度のかなりコンパクトに見どころを切り出す動画でティザー(じらす)していて、これは面白いなと思いました。

ファンが反応

『キングダム』は人気作品だけにファンも多数いるわけですが、そんなファンが口コミしやすい素材(情報)を提供したり、受け皿を創るのが大事になってきます。

まとめ

映画『キングダム』に関して、これだけ人気や知名度のある作品に対して、マーケティングはそれほど力を入れていない印象もしました。

最低限の基本的なことは前述の通り当然やっていますが、これだけの作品、そして制作費に莫大な予算を投じているのであれば、マーケティングにももっと力を入れるケースが多いのが通常です。

しかし、この映画『キングダム』は、作品(コンテンツ)創りにベストを尽くして、非常に高いクオリティーの作品を作り出しています。

もともと、人気も知名度もあり、ファンがいますので、ファンがこの作品を観て、口コミで広がっていきます。

小手先のマーケティングを捨てて、コンテンツで勝負するという王道を仕掛けて、バイラルを狙っているというのが、プロデューサー視点で考察できます。

良い作品は、口コミでどんどん広がっていきます。

今回の映画『キングダム』も非常に素晴らしい作品に仕上がっていますので、間違いなく、広がっていくでしょう。

音楽にも世界的に活躍するONEOKROCKを使っていることからも分かる通り、この作品は世界市場への挑戦も想定しているかと思います。

映画『ロード・オブ・ザ・リング』のような人気シリーズになる可能性も十分の名作『キングダム』。

今後の展開が楽しみです。

映画『キングダム』公式HP