こんにちは。
顧客から選ばれる存在になるためのビジネスプラン作りをサポートしているニッチナンバーワン戦略コンサルタントの伊藤剛志です。
昨日は、ブランディングコンサルタントの国実真由美さんのプレゼンテーションを聴くことができました。
国実さんは、アクセンチュアやコンパック等の名だたるIT企業のブランディングを実務担当されていた方です。
私もコンサル業界にいましたので、アンダーセンコンサルティングからアクセンチュアにブランドが一新したインパクトは衝撃的でした。
そのリブランディングを実際に担当されていたということで、まさにブランディングの実務のエキスパートです。
その国実さんのプレゼンテーションも、ブランディングに関する考え方など、とてもよくまとまっていてわかりやすくて、内容も深くて本質的で、とても素晴らしいプレゼンテーションでした。
私のビジネスに関する価値観ととても似ていて共感するところが多くて、一時ですぐに仲間になりました。
強力な新しい仲間が増えました。
ブランディングは、色んなバックボーンをもっている人が、いろんな意見を言っているので、これが正しいという一意の定義がないため、定義が曖昧で、中小企業などには、その価値や重要性の認識が低く、ブランディングがなかなか進んでいないところが問題意識としてあるとのことでした。
ブランディングのエバンジェリストとなって、その現状を変えていきたい、中小企業のブランディングを推進していきたいという、国実さんの熱い志が、私の魂にも強く響きました。
ビジネス・経営に必須かつきわめて重要な内容が多かったので、国実さんのお話の内容と、私の経営学を融合したブランディングの重要性や進め方についてまとめた重要な内容部分をシェアしたいと思います。
ブランディングの重要性
ブランディングとは?
企業や商品のイメージや提供価値を明確にして、その価値を伝え、顧客から信頼され選ばれる存在になること。
ブランディングが必要な背景
ものや情報が溢れていて、顧客はどれが自分に本当に必要なものかわからない。
競合の類似商品が多くて、顧客は違いを理解できず、どれを選んでよいかわからない。
インターネットの情報も玉石混交なので、何を信じてよいかわからない。メディアも信用できない。
顧客の購買決定要因
会社:信頼できる会社かどうか。
商品:どんな課題を解決できる商品か。
人:誰から買うか。
何を買うかよりも、誰から買うかが重要になってきています。
信頼できる人から商品を購入します。
熱意(ストーリー、使命感、思い、確信等)を伝えることが重要になります。
ココ・シャネルの言葉
究極のブランドとは、生き方である。
ミッションに生きると、人は輝く。
輝いている人に、人は惹かれる。
輝いている人から、人は商品を買いたい。
パーソナルブランディングの作り方
経営者は、その企業の商品(ブランド)を伝えるトップセールスマンです。
内面と外面の両方を磨き、輝く存在になることが大切です。
内面(心)の力を高める
・使命は何か?
・どんな存在になりたいか?
・大事にしている哲学はなにか?
・どんな顧客を対象にしているのか?
・どんな悩みや課題を解決するのか?
・その商品を購入すると、どんな未来が得られるのか?
・その商品の独自の売りは何か?
・事業の成功ポイントや競争優位性は何か?
・キーメッセージは何か?
外面(言葉・行動)の訴求力を高める
・顔、表情
・声、話し方
・身体、姿勢、振る舞い
・服装、持ち物
・名刺、チラシ、提案書、SNS、HP、動画
ブランディングの効果
使命や顧客や価値が明確になり、自信(エネルギー)、潜在力を引き出すことができます。
最高の自分となり、思考力や行動力がアップして無双状態になれます。
顧客に価値が伝わり、信頼や営業効率がアップします。
良質な顧客が増え、売上アップできます。
顧客から信頼されリピートやクチコミ、また応援してくれる人が増えます。
お金や時間の自由も生まれて、やりたいことができるようになります。
パーソナルブランディングの重要性のまとめ
事業定義(事業コンセプト)を言語化して、市場に情報発信して伝えていくことで、驚くほどのパワーが生まれ、理想の顧客を引き寄せることができるようになります。
明確さは力です。
変化に対応しながら、どうありたいかのブランドを最適化することが重要。
顧客にどのように伝わっているかを確かめながら、そのGAPを埋めていくことが必要。
ぜひ、ビジネスプランの中で、事業定義を明確にして、まずは経営者自身が自分の事業に対して100%の確信を持ちましょう。
ビジネスの真の成功はそこから始まります。