鈴木博毅「超入門 失敗の本質 日本軍と現代日本に共通する23の組織的ジレンマ」〜失敗は必然、成功は偶然〜

「失敗は必然、成功は偶然」

最近、学んだルールです。

失敗には必ず理由(原因)があります。

失敗する原因に手を打ち、解決していけば、成功に近づいていくことができます。

成功は、運や時差もあります。

今、その時、成功を実感することは難しかったりしますが、成功(勝利)を信じて、ベストを尽くす事で、成功を引き寄せていくことができます。

自信、信念を持つことが、未来の成功を掴むには大事になってきます。

「努力は必ず報われる。」

「今の努力が未来を創る。」

私の好きな言葉ですが、やり方を改善していけば、成功に近づいていくことができます。

大事なのは、失敗の原因に気づくこと。

失敗を分析し、失敗の原因を見極めて、解決策を実行していけば、成功に近づいていくことができます。

「失敗の本質」という大東亜戦争における日本軍の組織的な失敗を分析した古典的名著があります。

日本人の特性や組織の抱える問題は、昔も今も共通するものが多いことを歴史が教えてくれます。

問題の解決策のヒントは、歴史から学べることも多くあります。

「失敗の本質」が示唆する日本の組織の問題や解決策のエッセンスは以下の通りです。

  • 最前線が抱える問題の深刻さを中央本部が正しく認識できず「上から」の権威を振り回し最善策を検討しない。
  • 部署間の利害関係や責任問題のごまかしが優先され変革を行うリーダーが不在。
  • 都合の悪い情報を封殺して無視する。
  • 希望的観測に心理的に依存していく。
  • 過去の成功体験を単なる形式としてだけ伝承し、なぜ成功を収めることができたかという「勝利の本質」が組織内に伝承されない。
  • 体験的学習だけに依存する場合、成功体験のコピー・拡大生産こそが戦略だと誤認しやすくなり、成功の本質を見誤る。
  • 「型の伝承」から離れ、「勝利の本質」を伝承する組織になることによって初めて、所属するすべての人間が変化への勝利に邁進できる集団となる。
  • 参考にして頂ければ幸いです。