リモートワークが広がる中で、今注目のZoomとSlackの日本代表が「これからの働き方」についてトークライブしたオンラインイベントを視聴しました。
Zoomの日本代表の佐賀さんの生のトークを聴いてみたかったのと、Zoomが今後、日本市場でどのような展開を構想しているのか、どんな戦略を考えているのかなどの一端でも知ることができればと思い、視聴してみました。
けっこう面白い情報がいくつかあったので、シェアしたいと思います。
【日時】:2020年6月18日(木)20時〜22時
【主催】:株式会社朝日新聞社が運営する動画メディア『bouncy』
【登壇者】:
Slack Japan 日本法人代表 佐々木聖治
ZVC Japan株式会社(Zoom)カントリーゼネラルマネージャー 佐賀文宣
bouncy編集長 津田啓夢(司会)
▼動画は以下URLから視聴できます
https://www.youtube.com/watch?v=v6nWyJ0fR4s
結論。佐賀さん、面白い!
今回注目のキーパーソンによるトークライブを仕掛けた朝日新聞社が運営する動画メディア「bouncy」は良い仕事をしました。
オンラインイベントの運営やMCなどは凡庸で特に学ぶべき点はなかったのですが、「注目の2人を用意した」という企画は非常に素晴らしい仕事でした。
心に響いたポイントを紹介していきます。
「顔を見ながら話すのが大事」
これまでもスカイプなどビデオ会議システムは既にありました。
しかし、通信負荷の関係で、画面がカクカクしたり、人数にも制限があったりで、円滑に顔を見ながらビデオ会議するというレベルには至っていませんでした。
スカイプも1対1もしくは1対4人くらいまでならなんとかやれなくはなかったのですが、それでも通信が遅くなりやすいなどのストレスはありました。
それが、今回Zoomによってオンラインで顔を見ながら話す、まさしくフェイス・トゥ・フェイスのコミュニケーションが可能になりました。
Zoomの圧倒的な通信技術の革新によって、1画面で最大49人まで同時表示して、通信ストレスなく話せるって、これは本当に凄いことです。
コミュニケーションの基本は、顔を見ながら話すというのが大前提です。
オンラインで、リアルと同様のこのコミュニケーションができるようになりました。
キャラが重要
オンラインで色んな人が情報発信したりコミュニケーションできる時代に突入しました。
そんな中で、「話しが面白くない人」と「話しが面白い人」の大きく2つに分かれます。
今回もその両方がいて、何が違うか分析すると、この真実に気づきました。
人間が面白いかどうか。
今回のトークライブは、ZoomとSlackというどちらも大ブレイクして日本でも利用されているサービスです。
商品はどちらも素晴らしいわけです。
しかし、日本代表のリーダーの魅力、リーダーシップは圧倒的にZoomの佐賀さんが優れていました。
佐賀さんの話しがとにかく面白い。
これは、Zoom自体の創業者のビジョンだったり商品が目指すビジョンが素晴らしいというところもあるかとは思いますが、その伝道者として、佐賀さんは、適任者だということがわかりました。
Zoomが描く構想がすばらしく、またその構想を自分の言葉でしっかり伝える佐賀さんも素晴らしかった。
Zoomは、次世代の偉大な企業になることを確信しました。
また、Zoomの日本市場での導入も、まだまだ黎明期で、これから物凄いコミュニケーションプラットフォームになっていく非常に大きなポテンシャルを感じました。
これだけの可能性を感じたのは、Google、アマゾンなどと出会った頃と同じくらいの非常に大きなポテンシャルです。
Slackの日本代表はアメリカの大学を卒業してエリート街道を歩んできた方なんですが、ビジョンがなく、Slackの機能説明中心で、人間的にも全く面白くなく、佐賀さんと対象的でした。
Slackという商品特性に合わせたマネージャーとしてはもしかしたらはまっているのかもしれませんが、そもそもSlackを使ってない、知らない自分には、Slackに魅力を感じる話しは全くありませんでした。
ITツールが次から次へとでてきますが、そのツールを知らない初心者にどのように魅力をプレゼンするのかも今回の大事な学びのポイントとして観察していましたが、ZoomとSlackで圧倒的な佐がありました。
Zoomのビジョンを語る佐賀さんに一瞬でファンになってしまいましたが、やはりリーダーはビジョンを語る重要性を感じました。
コミュニケーションツールのポータルになる
オンライン化が進む中で、色んなコミュニケーションツールがあります。
色々あると非効率です。
Zoomはコミュニケーションツールを統合してシンプル化していくという大きな構想を持っているそうです。
以前アマゾンがそうでした。
アマゾンも最初は本のネット通販から始まったかと思いますが、今では総合デパートのように何でも買えて、めちゃくちゃ便利になりました。
ジェフ・ベゾスの偉大な構想の実現までに紆余曲折ありましたが、現在、そのビジョンを実現し、ジェフ・ベゾスは世界トップクラスの成功者になりました。
コミュニケーションツールも、電話、FAX、メール、携帯電話など色々でてきましたが、そうしたレベルで、Zoomが新しいコミュニケーションインフラになるくらいのビジョンを持っているそうです。
例えば、Zoomは今、自動翻訳機能の開発に力を入れています。
国境の壁を超えて、世界中の人と話しながら、言語はZoomが自動翻訳してくれる、そんな夢のような機能を開発してくれています。
Zoomが同時通訳をやってくれるわけです。凄くないですか。
オンライン化で、色んな制約がなくなります。
国境の壁、地域の壁。そして、偉い人などの話しなども直接聞いたり、イベントに参加できたりもします。
今回もZoomの日本代表の話しなどもオンラインで自宅から気軽に聞けるわけです。
面白い話しをする人、メディアにどんどん一極集中していく超格差社会が来ることは明白です。
時間の奪い合いにもなります。
既存メディアがネットメディアに負けてしまいましたが、ネットメディアの中でも人気コンテンツや人気メディアに人気は集中していきます。
フリーもしくは低コストで誰でもオンラインから利用可能なわけで。
また世界中と繋がれるので、コンテンツ流通やコミュニケーションも世界規模でやりとりもされていく時代もそう遠くないともいえます。
そうしたコミュニケーションインフラをZoomは目指しているわけです。
Apple、アマゾン、Googleなどと同規模の偉大なビッグカンパニーになる可能性が非常に高い企業だと確信しました。
ということで、Zoomの日本市場での伝説もまだまだ始まったばかりです。
コロナショックという一時的な事象によって一時的に注目されているテレワークツールというような次元の低い見方で捉えるべきものではありません。
Zoom日本代表の佐賀さんも仰っていましたが、これからはオンラインも日常使いしながら、リアルとオンラインを併用していくのが当たり前になる時代になっていきます。
コロナショックではオンラインに偏りましたが、今後はリアルとオンラインをバランス良く活用していく時代です。
基本的にオンラインはめちゃくちゃ便利です。
では、リアル(対面)の価値は?
今回の重要論点のひとつでした。
そこで、佐賀さんが答えた言葉にまたしびれました。
リアルのコミュニケーションは、
プレミアムコミュニケーションだと。
やはり、会いたい人には直接会って話しを聞きたいわけです。
セミナーも、好きな講師は、オンラインより、リアルセミナーに足を運んでライブで同じ空気で味わいたいわけです。
オンラインでも十分コミュニケーションできる中、リアル(対面)でコミュニケーションする価値や意義について考えるのが大事になってきます。
「リアルは、プレミアムコミュニケーションになっていく」というのはひとつの答えだと私も思っています。
普段はオンラインでコミュニケーションしながら、たまにリアルで会いにいく。
そうしたスタイルがこれからのスタイルです。
Zoom疲れしないようにマネジメントする
オンラインは便利だからと仕事をしすぎてしまったりする弊害もでてきています。
疲れないやり方を身に着けていくことも大事になってきます。
例えば、夜に自宅でリラックスしながらZoomをやる時は顔出ししないようにするなどです。
また、商談などもお酒を飲みながらリラックスしてやることで、仕事もスムーズに進んだりします。
オンラインを活用して仕事の成果をあげる
オンラインはめちゃくちゃ便利です。
コロナショックで多くの人が気が付きました。
オンラインを活用すれば、仕事のパフォーマンス(成果や生産性)はあがっていきます。
テレワークが当たり前の時代になります。
考え方、働き方をどんどん変えていく、最適化していく必要があります。
オンライン活用の知識やスキルの学習も大切になります。
ツールの使い方を学ぶことも大事ですが、オンライン時代はツールもどんどん進化していきます。
機能の勉強も大事ではありますが、もっと大事なのが、オンラインコミュニケーションのルールやマナーなどの学習です。
最低限のセキュリティ、無責任な発言しない、人として節度のあるコミュニケーションのやりとりのマナーなどです。
新しい時代を創っていくリーダーとして、オンラインコミュニケーション中心の新しいスタイルを見据えながら、そこに向かってどのように考え、取り組んでいくべきか。
Zoom日本代表の佐賀さんの話しは非常に聞く価値がありました。
めちゃくちゃアナログ的な人間味溢れる佐賀さんの人間性がZoomを通じて伝わってきました。
オンラインはめちゃくちゃ便利なツールですが、一番大事なのは魅力的な人間になること。
人間を磨くこと。
そんなことにも気づけた今回のオンラインイベントでした。
個性は人それぞれです。
個性の磨き方、輝き方を自分の頭で考え、実行する人が、オンライン時代に活躍していきます。
輝く人とフォロワーとの超格差社会の厳しい時代にもなってきます。
自立して、自己責任のもと、挑戦する人が、自由や成功を手に入れることができるようになります。
オンライン時代は、挑戦する人には、非常にチャンス溢れる魅力的な時代なのかもしれません。
伊藤剛志
こうしたZoomのポテンシャルを最大限に引き出し活用するための
実践スキルをマスターするのが、Zoomマスタースクールです。