「成果の出るオウンドメディア(ビジネスブログ)の作り方」プロフェッショナル起業家対談 伊藤剛志×橋本賢介

プロフェッショナル対談動画伊藤剛志橋本賢介絵

今回の対談相手のアートディレクターの橋本賢介さんとはブログスクールで知り合った仲間なのですが、「コンテアニメ工房」という橋本さんが運営されているブログがとても興味深く、「ぜひ一度お会いしてお話してみたい」と思って対談させて頂きました。

橋本賢介さんは、元々マンガ家を目指して絵を書き続け、スマホゲームのアニメなどイラストを描く技術を磨き、その技術を活かしてデジタル絵を活用したブログが今では凄く人気になっています。

デジタル絵があることによる第一印象のわかりやすさや差別化、またブログの内容も橋本賢介さんの起業やブログの成功体験や失敗体験などを包み隠さずオープンにしていくことで共感や信頼を生み出し良質なコンテンツを増やしながらSEOなどのアクセスアップにも繋げてブログマーケティングで素晴らしい成果を出されています

真実を伝える兄貴・先輩みたいな存在。

そんなパーソナルブランディングを上手にされていて、私もブログを通じて共感・好意を持ち、今回の対談に至っています。

橋本賢介さんとの対談では、起業ストーリーの中でターニングポイントがブログだったこともあり、ブログ話でかなり盛り上がってしまいましたが、ブログマーケティングに興味のある方には、かなり興味深い内容の良い対談になったのではないかと思います。

アートディレクター橋本賢介さんのプロフィール

create archives(クリエイト アーカイブス)代表兼アートディレクター。千葉県柏市在住。
若いころはマンガ家を目指し活動、その後は遊技機やスマホゲーム制作に従事。代表作:『2027Ⅰ・Ⅱ』(㈱トレード企画)の原画・キャラクターデザイン、『海賊道』(㈱gumi)『戦国修羅SOUL』(㈱クリーク・アンド・リバー社)のアートディレクションなどオリジナル・版権モノ問わず多数。

2015年独立、誰でも絵を描いて使えるようになるためのブログサイト【コンテアニメ工房】を開設(※2017年1月時点で月間約25万PV。)し、個人事業をスタート。アニメプロフィールムービー『コンテアニメ』やアニメ全身似顔絵『キャラデザ』や『デジタルワークショップ』などを展開中。

【プロフェッショナル起業家対談】
伊藤剛志×アートディレクター橋本賢介
「成果の出るオウンドメディア(ビジネスブログ)の作り方」

伊藤 今回のプロフェッショナル対談では、アートディレクターの橋本さんにお越し頂いています。橋本さん、今回のプロフェッショナル対談なんですけども、コンサルタントやコーチなどプロフェッショナルの方に向けて、既にそういうビジネスをされている方の起業のストーリーをお伺いしています。

どういう経緯で起業されてきたのかや今どんな感じでお仕事をされているかなどをお伺いして、これから起業しようとされている方が起業や仕事のイメージを持ちやすく、また色々苦労したことや成功体験などもあったりすると思いますので、そういうところをお聞きしてシェアしていければ参考になるかと思い対談をさせてもらっていますので、宜しくお願いします。

橋本 宜しくお願いします。

伊藤 そうしましたら、橋本さんの自己紹介をお願いしたいのですが、どういうお仕事をしているかなどご紹介頂けますか。

橋本賢介さんのプロフィール

アートディレクター橋本賢介コンテアニメ工房プロフィール
橋本 肩書としてはアートディレクターになるんですけども、今はコンテアニメ工房というブログサイトを運営して、そこを軸として色々絵に関する仕事をしてるような状態になります。

もともと20代の若い頃はマンガ家を目指して活動していたんですけども、ちょっと夢破れるという形になりまして、そこからその時やっていた絵を描くということを無駄にしないような仕事に就ければなという気持ちがあったので仕事を探していたところ、たまたま遊技機というパチンコとかパチスロのアニメーション部分を作る仕事に就くことができまして、そこから10年位は会社員として絵を描く仕事を会社の中に属してやるということをやってきました。

最終的に最近多いスマホゲームのアートディレクターとしてイラスト監修などしていたんですけども、2015年春に個人として独立しようということでそれまでに色々準備もしていたんですが、その時期に独立してサイトを開設して絵に関する事業展開をしているというのが今の状態になります。

橋本賢介さんの起業ストーリー

起業のきっかけ

伊藤 最初に絵を志されてからずっと絵でやってこられてきてると思うんですが、絵でいこうと思ったきっかけは?

橋本 普通だったら小さい頃からずっと絵を描いていてということだと思うんですけど、僕の場合は19、20才くらいの時に何かやりたいことないかなぁと思っていて、人生に悩むといったら大げさなんですけど、ちょっとやりたいことが見つからない状態になっていたので、そこで小さい頃に、例えば小学校の頃にノートに鉛筆で書いていたマンガであったりとか、週刊マンガ雑誌を読んでいたりもしていたので、じゃあマンガ家になろうかなと思い立って、そこから絵を描き始めたという感じなんですよね。だからちょっと本末転倒な進み方だったので親にも申し訳ないことしたなと当時は揉めましたね。

伊藤 子供の頃に憧れの存在とか職業とか誰でもあると思うんですけど、なかなかそういう道に行けないですけど、橋本さんはその道に行けてるということなんですかね。

橋本 いやいや行けなかったので、今に至るという感じなんですけどね。(苦笑)

伊藤 なるほどですね。今自分探しというか、自分は何をやったらいいんだろうと自分の価値とか探している人が多いじゃないですか。起業する時とかも自分の強みってなんだろうとか。そういう観点から見ると橋本さんはわりとそういう絵を描くというのがあったわけですよね。

橋本 そうですね。独立する際も会社の中に属していると結局、会社の商品を作る一人の人物でしかないので、なかなかその商品に触れている実際のお客様との接点って全くないんですよね。反応なりは頂けても直接自分がどうこうという実感がないことが多かったんですけど、それが直接的に関われたならという思いが次第に強くなっていったというのが独立に繋がるのかなと思います。

伊藤 起業のきっかけになったわけですね。

橋本 あとは起業する際にはやっぱり自分の年齢もそうですし、家族のこともあったので家族の側でできる仕事ないかなぁみたいに探していた部分もあったので、それで自分のビジネスを作れたらなという気持ちもありました。

伊藤 仕事はけっこうお忙しい仕事だったのですか?

橋本 忙しいというか会社が都内なので、自分の住んでるのは千葉なんですよ。どうしても片道1時間半は最低かかってしまうので。

ちょっと関係無い話になりますが、東日本大震災があったじゃないですか。あの時家に帰れなかったんですね。その当時、結婚1ヶ月位の時だったんですけど、こっちに結婚の為に越してきた妻が家にひとりでいて、自分は次の日まで帰れないみたいな状況でして。

また、それとちょっと関係ないんですが、子供ができて、もしまたそういうことがあったら帰れないというのももう嫌だなというのがあったので、できればもっと近い場所で自分のビジネスを持ってやっていければ良いかなというのが漠然とした願いみたいなものもありましたね。独立の際は。

伊藤 その時、起業しようと思われて、起業するまでの準備とかはどんな感じでやってきたんですか?

起業までの準備

橋本 セオリーだと思うんですけど、ビジネス書を買い漁って起業に良いといわれる本を片っ端から読んで勉強を進めていきながら、色んなセミナーに行ってみたりとか、当時はほんとにいわゆるスモールビジネスというかもっと会社を興して人を雇ってみたいな方向に頭があったので、事業計画書を作って日本政策金融公庫に融資を頼んでみたいな方向を考えていたものですから、そういった向けのビジネスプランセミナーなどにも参加しまして、そういったところで色々勉強しながら実際の独立のところに進んでいった感じでしたね。

伊藤 独立されたのが2015年3月ですか?その準備されていたのはその前ですか?

橋本 その前ですね。その前なので1年半くらい前でしたね。会社に勤めながら勉強を進めていった期間というのは。

伊藤 震災があって、徐々に起業しようという思いになっていって。

橋本 震災からちょっと空くんですけどね。一番のきっかけはやっぱり子供ができたタイミングで震災の時のことも思い出して、あとは今後の自分のことも考えて、じゃあ勉強もしていこうという感じで走りだしたような感じでしたね。

伊藤 やっぱり準備期間は1年半くらいあったということですかね。

橋本 そうですね。振り返ってみてその位必要だったかはまだわからないんですけど。(苦笑)

伊藤 いやいや必要ですよ。むしろ短い位かもしれないですよ。(笑)

橋本 当時は会社という箱を作ってどうこうというわりとベタなルートを考えていたものですから、その為に必要な知識とかを入れておかないとなという気持ちもあったので。

伊藤 フリーランスとかよりも会社を作って起業しようと考えていたんですか?

橋本 そうですね。どっちかというとそうでしたね。自分が絵を描いてどうこうというよりか、自分の下に人がいてその人達に仕事を振っていくみたいな形を当時はもともとイメージしていたので。

今とはちょっと違うやり方にはなってくるんですが。

伊藤 そうすると、最初はどんな感じで起業されていったんですか?

起業当初

橋本 そうですね。さっき言った2015年春の独立というのは、準備はしてきていたんですけど、当時いた会社が希望退職を募ったんですよ。タイミング的にそれが丁度いいタイミングかなと思って、そこで踏み出した感じでしたね。

そこから辞めた後だいたい4ヶ月位、退職金みたいなものも一応あったのでそれで繋ぎながら、事業計画書を出して融資を頂けて資金はある程度あったので、8月にサイトを作りましてそこから自分の商品みたいなものを当時はブログというかサイトを用意して、そこからお客様に購入してもらおうみたいな流れで作っていったという感じでしたね。

伊藤 この動画をご覧になられている方へちょっと補足すると、橋本さんは今コンテアニメ工房というブログを起業されてからもう1年半くらいですか。

橋本 そうですね、サイト開設からなので、1年4ヶ月か5ヶ月くらいになりますね。

伊藤 今ではかなりの人気ブログというか多くのPVを集めるブログになっていて、私も橋本さんとの出会いのきっかけはそのブログを拝見したところからで、お仕事の内容や起業に関する色んな経緯やその経験を踏まえて起業家向けに何が良い悪いというのもほんとに真実を誠実に書かれていて感銘を受けたのがきっかけでした。

橋本 そうですね。わりと今だから書けるようなことを個人事業主としてブログ記事として提供していってるところはありますね。

伊藤 私はそこに凄く共感してですね、私も起業してもう5年6年位経ちますが、橋本さんのブログは本当に凄く良いことを書かれていて。私もこれを学んでおけば凄く良かったなという。今でも凄く参考になったりもするんですけど。

それでこの人は誠実で凄く良い方だなと。そこで一度お会いして、色々お話を聞きしたいなということで対談をお願いさせて頂き今に至っています。

アートディレクターとかデザイン系の方は、フリーランスの方も多いですが、なかなかけっこうビジネスにしていくのも難しい部分がある中で、橋本さんは今は素晴らしいメディアを持ち、そのメディアから集客もできるようになりお仕事も受注して今けっこう活躍されていますが、今の活躍できる状態までどのように至ったかをお聞きしたかったんですね。

橋本さんは最初、どういうお客様にどういうサービスを提供する形でビジネスしていったんですか?

橋本 そうですね。もともとパチンコとかに関わっていた時にアニメ動画とかに触れていたこともあったので、あと自分の結婚式の時にもプロフィールムービーを自分で作ったりしたんですね。

そこからの流れで個人のお客様向けにブライダル用のアニメプロフィールムービーを受注制作しようというのが一番最初だったんですよ。それがブログの名前にもなってるコンテアニメという名前で、「コンテアニメブライダル」という商品としてサイトに載せて、そこにネットで検索したりした人達が来てくれたらなぁというのが最初の始まりですね。

伊藤 なるほど。それはどうだったんですか?

橋本 それはもう全然駄目でしたね。ブライダル用の動画制作は競合がひしめいてるのと、あとはなかなか個人事業でやるものでも今となってはないのかなと思ってまして。やっぱり信頼性もそうですし。

あとはコンテアニメというのは絵コンテを切り貼りしてアニメにしてお見せするという形のもので、いわゆるフルアニメという動くものとはちょっと違うんですね。

なんでそれにしたかというと、予算を抑えた上で提供できるからというのがあるんですけど、プロフィール写真のスライドムービーとかと比べるとそれでも全然高いんですよ。

値段も高いし、当時はサイトの見られる数も低かったので、やっぱり全然問合せもないですし、あとは結婚式場に営業みたいな感じで行って置いてもらおうとしたら売れた際には手数料を何割か取られるので、そうすると自分の利益とか全くなくなるので、八方塞がりのような状況になってましたね。

だからこれはもう厳しいのかなという思いでいたこともあります。

伊藤 それは最初どれくらいの期間だったんですか?

橋本 はじめてから半年近くか半年以上かな。だからその間に持ってたお金もどんどん普通の生活で尽きていきますし。入ってくるものが無いですから(苦笑)

伊藤 HP作られて、そこでお客さんが来ればという狙いだったんですよね。

橋本 その目論見だったんですが。

伊藤 アクセスはどうやって集めようと思っていたんですか?

橋本 ブログがいいということだけは聞いていたので、だから頑張ってブログ書こうとは思っていたんですね。

ただ、人を集められるブログの書き方とかも当時は全然知らなかったですし、今見返すとやっぱり恥ずかしい文章だらけなので、当時の文章は。

これではSEO対策というのもちゃんとできてないですし。人は集まらないですよね。人が集まらないと無いも同然なので、誰の目にも触れないですし。

伊藤 凄くわかるんですけど、多くの人も同じ経験すると思うんですね。自分もお客さんとかいない同じような状況で決断して起業したタイプなのでわかるんですが、本当はリサーチとかもっとしたり、見込み顧客を作ったりしておけば、事業を立上げやすいんですよね。

橋本 そうですね。やっぱりこれまでに無いコンテアニメという商品を作れたところに驕っていたところもあったと思うんですね。他に無いようなものだし、その価値を感じる人に届ければうまくいくのかなみたいに思っていました。

リサーチ不足な部分も当然ありましたし、ニーズなんかも全然履き違えていた部分も当時はあったと思うので甘かったなと思いますね。

伊藤 コンテアニメというのは他にはないものだったんですか?

橋本 ないです。コンテアニメという言葉自体も商標を取ってるものでして。

例えばアニメを作る時なんかも絵コンテを実際に並べて確認するということはやるんですよ。Vコンテと言ったりアニメ撮と言ったりするんですが。そこからもともとコンテアニメというのはきてるんですが、それを商品にしたというものは無いんですね。

それで事業を立ち上げるに際して、このコンテアニメ一本でいこうみたいな勢いでやっていましたね。でなければ、商標まで取らないですし。

伊藤 凄いですね。商標まで取るというのは。

橋本 自力で取ったんですよ。商標も。

伊藤 コンテアニメはお客さんにとってはどんなメリットがあるんですか?

橋本 アニメなので記憶にしか残ってない部分も再現できるというメリットがあります。馴れ初めやプロポーズの状況であったりも、写真とヒヤリングシートなどで頂いた情報を元にして映像化できるので、写真だけでは補えないような部分も映像にできるというところがメリットですね。

伊藤 それで、その事業がこれはまずいというところから、そこからどうやって変えられていかれたのですか?

橋本賢介さんのターニングポイント

コンテアニメ工房橋本賢介転機
橋本 とりあえずまずは収入をなんとかしなければ破産一歩手前くらいの状況だったので、知り合いに頼んで業務委託の形で以前にやっていたスマホゲームのアートディレクターの仕事を週3〜4で業務委託の形でやらせてもらって、そういったものを生活基盤としながら、サイトを人に見られるものにしていかないことにはそこにいくら商品を置いたところで誰の目にも触れないので、サイトをしっかり見られるものにしていこうということで、当時ブログの自分が気にしていた人のオンライングループに入ったり、セミナーに参加したりして、ブログで集客できる正しい書き方を学べるところに参加していって。

生活基盤の収入はそれはそれとしてありつつも、それと別にサイトをより良くしていくのを同時に走らせていったというのが、その辺りの立て直そうとしたタイミングですかね。

伊藤 そうすると、最初に作ったHPは今もまだあるんですか?

橋本 同じものではあるんですよ。ただ見た目がもう全然ガラッと今とは変わってしまっていて、当時はいわゆる企業サイト向けというか、コーポレートサイトというんですかね、ちょっと地味な感じだったんですけど。

今はブログを軸に据えたような感じで、当時とコンセプトも変わってまして。当時はさっき言ったブライダルがメインだったんですが、今は絵を中心としたサイトに途中で変えましたので。

ほんとにそこからですね。それをしてなかったら今でも駄目だったろうなという気はしていますが。

橋本賢介さんの現在のサービスについて

コンテアニメ工房橋本賢介対談キャラデザ

伊藤 後半はですね、橋本さんがそうやってブログを作られて成果もでてきたと。お客さんもだんだん増えてきて、サービスも今されていると思いますが、今どんなサービスをされているかとか教えて頂けますか?

橋本 はい。今メインで動いてるものが「キャラデザ」というアニメ風の似顔絵になるんですけど、こんな感じでお客様からお写真を提供して頂いて、その方のご希望に合わせた全身の似顔絵を作っていくというものが「キャラデザ」という商品になります。

伊藤 「キャラデザ」が生まれた何かきっかけとかはあったんですか?

橋本 これはですね、さき程から話してるコンテアニメというのが新郎新婦をアニメキャラにデザインして、それを絵コンテに落としてムービーにするというものなんですが、このキャラクターデザインを個人の方に向けて似顔絵として単純に提供しようというのが元々の「キャラデザ」という商品の始まりなんですね。

伊藤 もともとウェディングでキャラクターデザインしていたものがベースになってると。

橋本 そうなんです。ブライダル用のプロフィールムービー制作でやっていたキャラデザの要素だけを引っこ抜いてきたということです。一応、似顔絵だけという商品は世の中に腐るほどありますから、その中にあってもそんなにおかしなものでもないしなということで。

元々「キャラデザ」をやりだしたのも、コンテアニメがうまくいかない最初の時に苦肉の策で別の商品を考えたというところなんですね。

最初コンテアニメという商品だけが一個あって、それが全然回らなくて。それで別な商品も作らないとなという時に「キャラデザ」という要素を出して商品化したのが始まりなんですね。

ただ「キャラデザ」も最初から上手くいっていたわけではないので、最近ようやくちょっと注文を頂けるようになりだしたというところですね。

伊藤 橋本さんが自分のブログでまさにこの「キャラデザ」のイラストを使ってブログをされているから、自分で実践しているから自分のブログが見本になるわけですよね。

橋本 そうですね。ブログに自分のキャラを載せてもいるんですが、会う方に「凄く似てるね」って言ってもらえるんで、だから個人事業主とか色んなお客様が何かしたい時のブランディングツールとしても効果を発揮するんじゃないかというのがあるので、売りとしては今顔出しはしたくないけどネットでビジネスを始めたい人、例えば副業を始めたい人とか、会社勤めしてるけど副業したいとかいう人のツールとして活用してもらえたらなというのを一番売りにしているんですね。

あとは最近ブログでアイコンとか使うので、ここが他の似顔絵と違うところなんですが、アニメの表情差分という技術で表情の異なるパターンも用意して最初からパッケージで提供しているんですよ。だからそのままブログのアイコンとして、会話アイコンでも使えるので、好きなように使ってもらえるので、画像を印刷してもらっても構いませんし、何に使ってもいいよというのが「キャラデザ」という商品になります。

伊藤 ブログを作っていても差別化がけっこう大事だと思うんですね。最近けっこうみんなオウンドメディアを作ろうということでビジネスブログなどやっていますが、情報も本とかネットで調べて纏めるみたいな感じでみんなやっていて、けっこう似たようなものが多いのでそれでいくら頑張ってもブランディングするのが難しいんですよね。だから「キャラデザ」はパーソナルブランドを作るひとつの方法ですよね。

橋本 そうですね。自分もさっき言ったように、絵のブログに変えてからもうすぐ1年になるのかな。実践してきたのは、絵とブログによるブランディングになるのかなと思ってまして。まだそのブランディングノウハウを体系立ててお話できる状態ではないんですが、絵の力の効果というのは自分でも実感してるので、自分でビジネスされたい方とかのお役に立てるようなツールが提供できたらなという感じで今は動いてますね。

橋本賢介さんの今後の事業展開

伊藤 橋本さんの今後の事業展開なんですが、橋本さんがそうやってイラストを使ったブログで成果を出されてきて、これからはそのノウハウを教える方向に行かれようとしている感じですか?

橋本 そうですね。あくまで並行してということではありますが、パソコンでペンタブでデジタルで描くものなんですが、その使い方を今はよくわからないけどデジタル絵を描いて使いたいという人もけっこういるので、そういう人に向けて1日でデジタルの絵の描き方がわかるワークショップやセミナー、あとはオンラインでそれぞれ自分の絵を見て欲しいとかこういうことを知りたいんだけどみたいな人に色んなアドバイスを僕だけではなくて色んな人が情報交換できるようなコミュニティを作ったりとか、そういったことはこれからやっていければなと思っています。

伊藤 こういうデジタル絵って凄いなと思うんですけど、こういうデジタル絵を素人でも作れるようになるんですか?

橋本 もちろん一朝一夕に直ぐにデジタル絵が上手く描けるようになるというのは全然お約束はできませんが、ただ描き方の基本がわかることで、その後は本人の努力である程度までは伸ばしていくことは可能なので、もちろんプロみたいになれるということは全然言えませんが、ただプロがどうやっているのかを知るというのが、さっきの既にやっている人を真似ろということではないんですが、何か始める時の近道ではあると思うんですよね。

なので自分もたいしたあれではないですけども、自分がお伝えできることは提供できたら何かの役に立つのかなという気持ちでやっていますね。

橋本賢介さんの今年の目標

伊藤 橋本さんの今年の目標を伺っても宜しいですか?

橋本 とりあえずまずは完全に事業を軌道に乗せて進めていくということだと思うんですけど、なんとか年度内くらいに法人化とかまで進められたなというのが目標ではありますね。

今年の目標はもうそこかなと思っているので。家族にもそろそろ安心もさせたいので。

伊藤 「キャラデザ」もだいぶ引き合いも増えてきてるようですしね。

橋本 そうですねお陰様で。それはブログを見てもらえるから人の目につくから問合せを頂けるようになったというのはあるので、ブログを完全にビジネスの真ん中に置いてることが今色んな効果を生み出してるのかなという気はしますね。なのでそこは今後も続けてどんどん発展させていければなと思っています。

伊藤 ブログは自分のパンフレットというか。起業家や経営者は自分がセールスマンというかブランディングは大事ですね。

これから起業したいという方へのアドバイス

伊藤 最後にですね、橋本さんがこの動画を観られている方にメッセージをお願いしたいんですが、これから起業しようという方にアドバイスや起業した方がいいよという起業の魅力とかお願いできますか?

橋本 そうですね。僕は最初に入った会社で開発室全体がリストラっていうのを経験してるんですね。そういうのもあったから会社にいてもいつでも会社の都合で首を切られるなというのがもう体験していたので、いつか独立したいなというのがうっすらあったとは思うんですね。

いざ独立したら大変なことだらけですけど、ただ会社員に戻りたいとは全然思わないですし、これをやってるからこそ色んな人と出会えて、色んな考えを貰えて、こういうサービスを提供してるからこそ、直接喜んで頂けるということも経験できてるので、やっぱり独立の準備とか色々あると思うんですけど、しっかり準備して、この人みたいになりたいみたいな目標さえあれば、あとは色々フィードバックやアドバイスなど貰えるグループとかに出会うことができたら、そんなに難しいことではないと思うので。

あとはその為の準備は独立前に始めてしまっていいと思うので、決して独立してから全部が動きだすということは全然ないし、ブログなんかは会社員の時からやっておけばどんどん楽になるので、その辺だけはぜひやってもらえるといいかなという気はしていますね。

伊藤 凄いですね。最後「キャラデザ」に繋げてきましたね。

橋本 (笑)

伊藤 会社員だとなかなか実名とか顔出ししづらい方も多いと思いますが、そういう方達の為に「キャラデザ」があるということで。

でもその通りですね。ブログは早くから絶対やっておいた方が良いですし、その為に「キャラデザ」をぜひ使ってくださいという感じですね。

貴重なお話ありがとうございました。

橋本 いやいやとんでもないです。

伊藤 今日はどうもありがとうございました。

橋本 ありがとうございました。

【考察】橋本賢介さんのストーリーから学ぶコンサル起業の成功の秘訣

この対談インタビュー動画からは編集の都合上カットされてしまっていますが、橋本さんとは実は「成果の出るオウンドメディア(ビジネスブログ)の作り方」についてかなりトークが盛り上がっていました。

橋本さんのビジネスが軌道に乗り始めたきっかけであり、ビジネスの基盤になっているのが、オウンドメディア(ビジネスブログ)です。

色んな人にブログを見てもらうことで、自分の商品に興味を持つ人も増えてきて、顧客を増やしています。

また私のように、ブログに興味を持ち、出会いのきっかけとなり、実際に会って、協業や紹介などの展開に繋がっていったりもしています。

デジタル時代となり、オウンドメディア(ビジネスブログ)は、最重要なビジネス資産であり、成果の出るオウンドメディア構築こそ非常に重要な経営戦略と私は捉えているので、最初はド素人だった橋本さんがビジネスブログで成果を出せるようになって経緯などもかなり具体的にインタビューしたりしていました。

対談インタビュー動画では紹介できませんでしたので、そのエッセンスについて補足でお伝えしたいと思います。

オウンドメディア(ビジネスブログ)の重要性

ネット社会となり、何でもネットで情報を調べることができます。

ビジネスにおいても、顧客はネットで調べて探してくるので、ネットでいかにプレゼンス(存在感)を発揮できるかが見つけてもらう上でも、また選んでもらう上でも重要になってきます。

SEOとかでブログに検索流入を増やしていくことで人の目に触れる機会が増えて、その中から興味を持ってくれる人もでてきて問合せ増に繋がっていきます。

ブログで色んな情報をアウトプットしていくことで、こんな情報や商品がニーズがあるのかと顧客のニーズやビジネスチャンスが掴めてきたりもします。

またブログをきっかけに色んな人と出会うことができ、そこからビジネスチャンスが生まれたりもします。

ブログが育っていくことで、自分や商品をプレゼンテーションするブランディングだったり、また集客の仕組みになっていきます。

ビジネスブログは成果の出るところまで育てるのに勉強や努力など時間や労力もかかりますが、ビジネスブログは育ってくるとビジネスモデルの基盤になっていきます。優良顧客を集め、収益を生み出す資産になっていきます。

また多くの人がブログに集まることで、色んなやりたいことがやれるようになります。セミナーやオンラインコミュニティに展開していくことができます。

どんなビジネスにおいても、事業を成功させるのにオウンドメディア(ビジネスブログ)は非常に重要な役割を担います。

ただ、オウンドメディアで成果を出すところまでもっていけてる企業や人がまだまだ少ないという状況もありますので、成果を出すオウンドメディア(ビジネスブログ)の作り方をシェアしていき、成功に繋げていって頂ければと思っています。

成果の出るオウンドメディア(ビジネスブログ)の作り方

既にオウンドメディア(ビジネスブログ)で成果を出されている橋本さんとオウンドメディア作りの専門家の私とで、オウンドメディアの作り方について非常にエキサイティングなトークを繰り広げ、その中ででてきた成功のエッセンスをシェアしたいと思います。

■オウンドメディア(ビジネスブログ)作りに集中すると決断する

オウンドメディア作りでうまくいかない原因のひとつが時間が取れないということがあります。本業で忙しいとなかなか時間が作れないのは皆同じです。そんな中でプライオリティーを高めて時間を作り、オウンドメディア(ビジネスブログ)を育て資産化できると集客の仕組みを手に入れることができます。

メルマガ、ブログ、Facebook、YouTubeとこれまでのインターネットマーケティングの歴史を見ても、努力してメディア作りに成功した人は、影響力を手に入れ、集客の仕組みを手に入れ、収益を生み出す仕組みを手に入れることができています。

昔の無料ブログが進化して、今はWordPressでオウンドメディア(ビジネスブログ)を自社保有して、ビジネス資産として育てていく時代になりました。

努力して良質なコンテンツを増やしオウンドメディア(ビジネスブログ)を育てていけば、ブランディングや集客の仕組みが手に入ります。

「努力は必ず報われる」が適用されるのが、コンテンツマーケティングの世界のルールです。

コンテンツマーケティングスキルを磨いて、強力なオウンドメディア(ビジネスブログ)を手に入れることができると業界でも注目される存在になっていきます。ネット社会は、注目される人と注目されない人のどちらかに別れる超格差社会です。

これからのビジネスで勝っていく為には、ネット上のプレゼンス(存在感)を高めていくことが必要不可欠です。

中長期的視点で、オウンドメディア作りを経営戦略として取り組んでいこうと決断することが何より大事です。

■正しいやり方(型)を学ぶ

オウンドメディア(ビジネスブログ)作りで成果を出す為には、コーチやコミュニティを見つけることが大切です。

成果を出す正しいやり方を学ぶというのはどの分野でも大事なことですが、オウンドメディア作りでもこれは非常に重要です。

多くの人が日記ブログ感覚で情報発信、メディア作りしようとしていますが、そんなアマチュアアプローチでは、成果を出すことができません。

インターネット上の大量の情報がある中で、googleから価値のあるコンテンツと認められて、検索上位に掲載してもらう為には、クオリティの高いコンテンツを作るスキルが必要です。

また、そのコンテンツを見て、見込み顧客や顧客に変えていくだけの魅力的なコミュニケーションをコンテンツでやる文章力や見せ方などのプレゼンテーション力が必要になってきます。

何より、そもそもどういう顧客にむけて、情報発信するかという戦略が大事になってきます。

多くの人が戦略が曖昧なまま情報発信しているので、成果が出づらい原因となっています。

理想の顧客はどんな人を想定しているのか?その人の重要ニーズは何か?その人が検索するキーワードは何か?どんな情報を知りたがっているのか?

こうしたことを追求して、顧客と同じ気持ちになり、その顧客のニーズを満たすベストコンテンツを作ることができれば、選ばれる存在となり、集客の成果も出すことができます。

コンテンツマーケティングやオウンドメディアで成果を出している人と成果を出していない人の違いは、こうした明確な戦略に基いているか、魅力的なコンテンツを作るスキル(プレゼンテーション力)などに違いがあります。

成果を出している、成功している人のやり方を真似ぶことが大事になってきます。

■キーワードリサーチする

前述の通り、成果の出るオウンドメディア作りで、クライアントの特定、ニーズやキーワードの把握は必須で必要です。

そのいくつかのキーワードの候補を実際にgoogle検索で調べて、検索上位に出てくる競合サイトを調べてみます。

競合サイトよりも良いコンテンツを作ることができれば、検索上位に上がっていくことができます。

勝ち方を検討するというのが大事になってきます。

いくつかの複合キーワードで調べていくと、検索ニーズはありそうなのに、競合は少ないということがあります。

その市場(ポジション)こそ、あなたがオンリーワンポジションを作っていくチャンスだったりします。

キーワードリサーチは、勝ち方のリサーチ、ビジネスチャンスのリサーチです。

ビジネスチャンスは無限です。

調べてみればわかりますが、インターネットに大量の情報があっても、クライアントにベストコンテンツを提供している良質なメディアは案外少なかったりします。勝ち方はいくらでもあります。

■自分の体験を共有する

競合に勝っていく為に、また顧客に共感してもらう上で、確実に効果のあるのは、自分の体験を踏まえたコンテンツです。
自分の体験は、自分しかもっていないので、それだけでオンリーワンで独自性のあるものになります。

体験を語り、その体験から得た教訓や成功ノウハウを伝えていくというパターンが成果を出しやすい伝え方の型のひとつです。

最近、ストーリーを語れ(ストーリーテリングが重要だ)とビジネスやマーケティングの世界でよくいわれたりしていますが、「ストーリーで伝える」スキルは、ブログでも動画でも、セミナーでも、色んなプレゼンテーションで非常に効力のあるスキルなので、このスキルを学ぶことは非常に重要です。

■自分が見本となりプレゼンテーションして、体験してもらうことで集客に繋げる

橋本さんであれば、自分のブログでデジタル絵を活用したブログ作りを自分自身で実践しています。そのデジタル絵に興味を持った人が、顧客になっていきます。

私のようなコンサルタントであれば、オウンドメディア(ビジネスブログ)を通じて、コンサルティング体験をしてもらい、価値を感じてくれた人が顧客になっていきます。

色んなところでよくする話ですが、コンサルの場合、ブランド価値は、人間性・専門性・社会性の大きく3つの価値の要素で構成されると考えています。

コンサルの場合、そもそも人間が商品で、人間を信用してもらえるか、好意や興味を持ってもらえるかというのが、極めて重要だったりします。

なので、コンサルの場合、ブログのテキストだけのプレゼンよりも、動画を使ってプレゼンした方が非常に効果を発揮します。

なので、私はコンサル向けに、動画ブログをおすすめしています。

ネット先進国のアメリカでは、動画ブログが当たり前ですが、日本で実践してる人は意外にまだ少ないので、実践すれば成果も出しやすいので、コンサルは必ず動画ブログをやっていきましょう。

■PDCAマネジメントしてチューニングする

橋本さんとの熱いブログトークの中で、今回私が最も重要だと感じたのが、コンテンツのPDCAマネジメントです。

橋本さんの場合、3ヶ月程度のスパンで各コンテンツのPVやSEO効果などを確認し、成果の出ていないものは、キーワードの調整をかけているそうです。

そうやって、どのコンテンツも成果の上がる形に改善していくチューニングが成果を出すには非常に重要になってきます。

成果を出している人と出せていない人のクリティクカル(決定的な)違いは、この辺だと感じました。

チューニングしても、アクセスの集まらないgoogleからの評価の低い記事はサイト全体の評価を下げることにも繋がるので、「no index」にするということもやっているそうです。

知識としてわかってはいるけど、実践してやってる人ってけっこう少ないと思います。評価の低い記事を「no index」にするという細かなチューニングまでは私もやってなかったので、成果を出している橋本さんのきめ細かさというか、凡事徹底ぶりが流石だなと思いました。

結果を出している人はやることやっています。

結果を出している人の違いを吸収して実践していけば、短期間で成果を出せるように変わっていけます。

成果の出るオウンドメディアの作り方に秘策はありません。

やるべきことをきちんと丁寧にやるかどうかだと思っています。

このまとめで、だいぶそのエッセンスもお伝えしましたが、このプロフェッショナルコンサルタント養成講座では、成果の出るオウンドメディアの作り方を体系的にお伝えしていこうと思いますので、ぜひ学びに繋げて頂ければ幸いです。

橋本さんのブログにも、成果を出すビジネスブログを作る為のヒントが色々ありますので、ぜひチェックしてみてください。

イラストの使い方とか秀逸で、文章もうまいので、成果の出ているブログの型として参考にもなります。

橋本賢介さんの運営メディア

<商品・サービス紹介>

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コンサルタント&講師専門のビジネスプロデューサー。早稲田大学商学部卒業後、経営戦略コンサルティングファームにて、大手自動車メーカー、大手百貨店、中古車流通、ソーシャルメディアマーケティング分野等の各業界ナンバーワン企業の経営改革プロジェクトを推進。 現在は「新しい教育を通じて社会を豊かにしていく」ミッションに基づき、有力なコンサルタントや講師のコンテンツマーケティングやビジネスモデル構築のプロデュースを手がける。

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