こんにちは。伊藤剛志です。
東京都の都知事選が終わり、小池百合子氏が3期目に突入することになりました。
「東京大改革3.0」を公約にうたっていますが、東京都は中小企業を活性化するための補助金が他の都道府県と比較してもとても充実しています。
東京都の補助金は、通年募集のものよりも、特定期間で年に1回〜2回しか募集しないものも多いため、申請したい補助金がある場合は、そのスケジュールに合わせて、申請書類の作成や申請手続きを進める必要があります。
2024年7月時点のおすすめの補助金情報をまとめておきました。
ぜひ参考にしていただければ幸いです。
また、補助金活用に関するご相談や申請サポートも受け付けておりますので、必要な方はご相談いただければと思います。
http://procon.co.jp/contact/
全国の商工会の補助金
全国の商工会:小規模事業者持続化補助金
小規模事業者持続化補助金第17回のスケジュールはまだ未定です。
書類不備等で非採択になるケースも増えているとアナウンスがでています。
これまで採択率の平均は50%台でしたが、採択率40%台に下がっているかもしれません。
今後申請する場合は、事前にしっかりと申請書類を準備しておくことが重要です。
尚、持続化補助金は過去に採択されたプロジェクトが完了していれば、何度でも利用することができます。
https://s23.jizokukahojokin.info
東京都のおすすめの補助金
東京都:創業助成事業
都内での創業を計画している個人や創業後5年未満の中小企業者が対象になります。
対称経費の2/3の助成金(100万円〜400万円)を受給することができます。
人気の制度のため、採択率は10%程度と低いため、しっかりと事業計画を用意する必要があります。
令和6年度第2回の募集期間が、9月25日〜10月4日と公表されています。
https://startup-station.jp/m2/services/sogyokassei/
東京都:新たな事業環境に即応した経営展開サポート事業
東京都が中小企業の活性化を支援する今年、注目の補助金です。
毎月募集していますので、対象要件に該当する場合はチャレンジしてみる価値のある補助金になります。
https://www.tokyo-kosha.or.jp/support/josei/jigyo/kankyo-sokuo/index.html
東京都:令和6年度TOKYO戦略的イノベーション促進事業
東京が抱える課題を解決するための成長産業分野における事業化支援するものになります。
3年間で最大8,000万円まで補助されます(返済不要)。
研究開発費や商品開発費のほか、人件費や展示会参加費等、幅広い経費が対象になります。
ベンチャーやスタートアップも利用可能です。
対象となる成長産業分野に該当する事業開発の場合は、チャレンジしてみる価値のある補助金になります。
申請期間が以下の通り、タイミングがきていますので、早急に準備が必要です。
申請エントリー期間:6月28日〜8月6日
申請書提出期間:8月8日〜8月28日
https://www.tokyo-kosha.or.jp/support/josei/jigyo/tokyo-innovation/index.html
東京都:令和6年度高齢者向け新ビジネス創出支援事業
少子高齢化が進んでいることから、高齢者向けの新ビジネス創出の支援も用意されています。
対象経費の2/3が補助され、助成金は最大750万円まで補助してもらうことができます。
高齢者市場でビジネスチャンスを獲得できるように東京都が支援していますので、シニアビジネスを検討されている方にはかなりおすすめのチャレンジしてみる価値ある補助金になっています。
ただし、毎年、募集期間が年に1回に限定されていますので、そこに向けて申請準備して申請する必要があります。
令和6年度の募集がまさに7月から事前エントリーが始まりました。
申請したい方は早急に対応が必要です。
申請前エントリー:7月1日〜7月31日
申請:8月1日〜8月30日
https://www.tokyo-kosha.or.jp/support/josei/jigyo/koureisha/index.html
東京都:観光事業者支援事業補助金
東京都及び東京観光財団では、観光関連事業者の経営改善や新しい事業展開に向けて補助金を用意してくれています。
都内で宿泊業、旅行業、飲食業、小売業、観光バス業などを営む観光関連事業者が対象です。
以下のような経費が対象になります。
(1)DX促進費(システム構築・開発費、ソフトウェア導入費等)
(2)機械設備導入費(経営改善のために必要な機械装置、備品購入費等)
(3)新サービス・商品開発費(外注・委託費、施設建物改装工事費等)
(4)人材育成費(研修会開催にかかる経費等)
(5)広告宣伝費(Web製作費、動画作成費等)
(6)コンサルタント経費(経営診断にかかわる経費、指導料(相談・助言)等)
対象経費の2/3が補助され、最大200万円まで受給できます。
募集期間は、令和6年4月1日から令和7年3月31日までです。
https://www.tcvb.or.jp/jp/project/infra/adviser/
新宿区:経営力強化支援事業補助金
新宿区に本店がある事業者が対象になりますが、とてもおすすめの補助金になります。
申請期間が令和6年4月1日から令和7年1月31日までに変更になっています。
https://www.city.shinjuku.lg.jp/jigyo/sangyo01_002209_00006.html
おすすめの助成金
東京都:DXリスキリング助成金
DXに関する研修費用の一部を助成金で受給できます。
AIを活用して業務効率や生産性向上を実現する方法を教える研修などで、こちらの助成金を利用した形で販売している研修プログラムなどが増えてきています。
DXやAI活用を推進する研修プログラムを販売していきたい場合は、こちらの利用がおすすめです。
https://www.shigotozaidan.or.jp/koyo-kankyo/boshu/documents/06bosyu-skill-d.pdf
まとめ
補助金や助成金をうまく活用している企業が、事業展開をスピードアップしているケースも多く見受けられます。
補助金や助成金の活用スキームをうまくつくれると、大きな武器になればリターンも大きいため、最初はめんどくさいところもありますが、うまく活用できそうなものがあれば、ぜひチャレンジしてみていただくのも良いかと思います。
国や東京都が税金を使って、たくさんの補助金を用意してくれていますので、利用できるものは利用しないと税金のムダ遣いになってしまいます。