補助金活用のメリットとデメリット

こんにちは。

ニッチナンバーワンの強みを輝かせて、理想の顧客や売上を増やすビジネスプラン作りをご支援しているニッチナンバーワン戦略コンサルタントの伊藤剛志です。

小規模事業者持続化補助金の第15回の採択者の一覧が発表されています。

https://s23.jizokukahojokin.info/saitaku.php

採択者一覧の中に補助事業の目的も記載されているので、ざっと見ていくと、「商品の認知度向上」や「新規顧客開拓」がニーズとして多いことがわかりました。

関東だけでも1000人以上の方が採択されているようで、たくさんの方が利用しているのがわかります。

それと同時に、HPのトップページに「補助事業者の要件に合致しない」や「申請書類の不備」で採択できなかったケースも多々あったというアナウンスもされています。

令和6年度に入って、補助金の審査も厳密さが増していて、採択されにくくなったり、書類の出し直し等の手間がかかったりで、中小企業診断士など補助金申請サポートしていた方の多くが、今年はもう補助金サポート業務は手放すという方が目立っています。

当社も補助金活用サポートで2年前くらいからブランディングに力を入れることで、新規顧客のご相談も急増して、集客商品として有効ではありました。

しかしながら、補助金活用をメインの目的としていると、事業を成功させるという本来の目的はおざなりになっているクライアントもまざってくるようになって、儲かるビジネスモデルではありますが、当社の使命と合致しないことから、補助金活用サポートを集客商品とすることは今年度に入ってやめることにしました。

国も東京都も、中小企業活性化のために、意味のある補助金活用は増やしていく傾向もあり、また、本来の事業開発の目的のもと、各種施策に補助金を有効活用するのは、経営として大事なことであるため、信頼関係のあるクライアントにメリットがある補助金活用はサポートをさせていただくという形に切り替えています。

補助金を活用すると、1人でビジネスをされているスモールビジネスであっても、150万円〜300万円ほどの補助金を活用できます。

(例示)

・持続化補助金:50万円〜200万円

・創業助成金:200万円〜300万円

・販促支援の補助金:150万円〜300万円

もう少し予算をかけて施策を実施する企業の場合、500万円〜1000万円、もっと大きな事業投資やDXなどは2000万円〜5000万円などもあったりします。

大事なので繰り返しますが、国も東京も、日本の国力アップのために、中小企業の活性化、売上アップ、DXなどの生産性向上は、急務の重点課題です。

そのために、補助金もしっかり用意してくれています。

特に、東京都は、前年より予算を増やして、新規顧客獲得や売上アップのための補助金をたくさん用意してくれています。

https://www.tokyo-kosha.or.jp/support/purpose/

当社のクライアントも、東京都の補助金も活用していて、先週今週と実績報告の最終手続きを行っています。

実績報告では、取引のすべての書類(見積書・発注書・請求書・納品書)や、成果物の実物、その他業務の実施を証明する資料など、けっこう揃える書類がたくさんあります。

取引の流れ、日付、金額、内容等、細かくチェックされるので、私であっても、実績報告の修正依頼の差し戻しをもらって、何度も実績報告を出し直したりの作業が発生しています。

当社の場合は、クライアントの補助金活用を1本化して受託しているので、実績報告などの書類修正も当社1社で対応すればよいので、クライアントはとても楽です。

これが、通常、何社かの業務委託先に分かれているようなケースであれば、クライアントの実績報告にかかる手間や精神的ストレス等は、多大なものになります。

確かに、補助金で数百万円貰えると、資金繰り・収益向上の価値はあります。

しかしながら、事務作業の手間やストレスというデメリットもあり、発注先が複数社になったりするような場合、また、事務作業をやってくれる社員やパートナーがいなくて、経営者がやるような場合、経営者の時間効率や、集中力がそがれることを考えると、補助金活用せず、事業に全集中した方が良いかもしれないと思えることもあります。

そんな状況であるため、当社もメイン商品は、ニッチナンバーワンになるための事業戦略を構築するビジネスプラン作成支援に特化することにしました。

大事なクライアントにおいて、販促ツール制作、マーケティング施策等に補助金活用が有効な場合は、補助金活用もサポートしています。

補助金活用サポートのブランディングが強力にうまくいったため、今も補助金活用の相談がいろいろと入ってきたりしておりますが、ニッチナンバーワンになるには選択と集中が大事になりますので、軸をぶらさず、上記のスタンスで対応させていただいております。

東京都の補助金は対象要件に入っていれば、本当におすすめです。

新規顧客獲得、マーケティングなどに数百万円の補助金がでるので、積極的に施策に取り組めます。

その分、事業計画や面談などの審査も厳しくなっております。

私からいわせると、補助金目的の中身のない人が排除されるフィルターができて、本来の意味のある補助金申請のプロセスのあるべき姿になったという印象です。

ここで、事業計画を事務局の担当者にプレゼンして魅力を感じてもらえなければ、そもそも補助金活用に値しないものといえます。

この事業は応援したいなと人から思ってもらえる魅力的なビジネスプランを創る。

経営者の大前提ですが、それができていない人が圧倒的に多く、日本の中小企業のボトルネックはそこだと確信していますので、私はビジネスプラン作成支援に全集中していきます。

魂の入ったビジネスプランを作れば、経営者が元気になります。

魂の入ったビジネスプランを作れば、社員が元気になります。

魂の入ったビジネスプランを作れば、顧客が元気になります。

魂の入ったビジネスプランを作れば、協業パートナーも応援してくれるようになります。

事業成功のすべての根源は、ビジネスプランの有無にかかっています。

ビジネスプランの体験会を今週より開催していく予定です。

20日(木)13時〜15時

23日(日)7時〜9時

詳細はまたご案内させていただきます。