自分の強みと弱みを明確にする方法

こんにちは、サクセスナビゲーターの伊藤剛志です。

今回は、自分の強みと弱みを明確にする方法についてご紹介したいと思います。

自分探しが流行っています。

自分探しをする中でも、自分のやりたいこと(夢や目標)を明確にしたり、自分の強みを見つけることが、第一歩になってきます。

自分を知るための方法を解説している本や診断テストなども色々あるようです。

私も会社員時代、起業したいという願望を持っていた時、「自分の才能や強みは何だろう?」「何を強みにしてビジネスにしていけるだろうか?」と自分探しに探求していた頃がありました。

「自分を知る」「自分の才能を見つける方法」というような自己啓発本だったり、自分の才能を見つける診断テスト、自分の特性を知る占い、自分のやりたいことや強みを対話を通じて引き出してくれるコーチングなど、色んな自己分析手法(アプローチ)が溢れています。

私も徹底的に自己投資して、色々試してきました。

そして、起業して自分のビジネスを創り、また現在はビジネスプロデューサーとして人の強みを明確にするのを手伝ったりする立場にいますが、昔の私に自分の強みを探すベストな方法をアドバイスするとすれば、「周囲の人に聞いてみること」だとアドバイスするかと思います。

私は『すごい思考法』という素晴らしい思考ツールを手に入れることで、自分の仕事力を飛躍的にレベルアップすることができました。

この『すごい思考法』を使って、自分の強みと弱みを明確にする方法を今回はご紹介したいと思います。

自分軸を明確にすべき理由

起業したり、ビジネスをやるにあたって、自分の動機(目的)、目標、強み、弱みなどを知っておくことは、成功に必要不可欠です。

これらをまとめて「自分軸」と言われたりもしています。

強い動機を持つ(「自分軸」をマインドセットする)

強い動機(目的)は、推進力(行動の原動力)になります。

強い動機がなければ、ビジネスを進めていく上で生じる各種問題(荒波)を乗り越えていくことができません。

沢山の起業家を見てきましたが、なかなか成果がでなかったり、ちょっとうまくいかなくなると他のことに目移りしたりする迷える子羊がたくさんいます。

ビジネスを成功させる、何か物事を成すには、コツコツ継続してやり続ける力が必要です。

色んなことに目移りして、手軽に成功できるほど起業やビジネスは甘くはありません。

自分を動かす強い動機(原動力)を持って、自分の進むべき道(目標)を突き進んでいく人が道を切り開いていくことができます。

目標は、自分の進むべき道筋を示すロードマップになります。

強い動機(目的)や目標は、自分の中の重要な価値観とマッチしているかどうかというのもとても大事になってきます。

お金を稼ぎたい、人気者になりたい、人に貢献したい、自由で好きなことを仕事にして生きていきたい、社会の問題を解決していきたい、人の成長を支援したいなど、色んな価値観や動機があります。

自分の価値観に合った本質的な強い動機が、「最強の原動力」となります。

決断する

そして、強い動機を見つけることができれば、「自分はこれをやろう」「この道を進もう」と決断することができます。

決断とは、字が示す通り、目標を決めて、他の選択肢(目標)を断つということです。

この決断の感情を持つことで、やる気(燃える闘魂)のスイッチが入ります。

動機を明確にして、決断することは「自分軸をセットする」という言い方もできるかと思います。

「自分軸がセットされておらず、決断できていない」と、他人の意見に影響されたり、自分を信じられず、フラフラしてしまいます。

100%努力することで才能を開花する(強みを創る)

決断して、全力で努力することで、潜在能力を引き出すことができます。

退路を絶ち、自分を追い込み全力で努力する中で、アイデアが生まれ、潜在能力を発揮していくことができます。

こうした本気で努力した成功体験を基に自分の才能や強みが創られていきます。

強みや弱みを基に最適な戦略を立てる

次に大事になってくるのが、自分の強みや弱みです。

進むべき道は決まっても、進み方は色んなルート(方法)があります。

自分の強みや弱みを踏まえて最適なルートを見つけることが、効率的効果的に道を進んでいくポイントになります。

自分の強みと弱みに合った最適な戦い方を見つけることが重要です。

ラグビー日本代表も、世界の強豪国のやり方ではなく、自分達の強みや弱みに基づいた自分たち流の戦い方「ジャパン・ウェイ」を創り、徹底的にその戦い方をトレーニングすることで、最弱国から世界を驚かせる強いチームに変貌をとげました。

私達のビジネスにおいても同様に、自分の強みや弱みを踏まえて、自分流の戦い方(マイプランやマイルール)を確立することが重要です。

自分の強みと弱みを知る最も効果的な方法

雑談のメリット

自己診断ツールや占い等々から、自分の持っている適性、資質、才能などの参考情報を得ることはできます。

色んな方法論があるので、色々やると色んな示唆を得ることができます。

どれが正解か判断できないので、あくまで参考情報程度に受けとめるのが良いかと思います。

自分の強みや弱みを知る最も効果的な方法は、「他人に聞くこと」です。

強みや弱みも「内在的に保有しているもの」と「外部に発揮(具現化)しているもの」の2つの観点があります。

ビジネスをやっていくにあたり、大事なのは外部の人が認識している私達の「強み」と「弱み」を知ることです。

ブランドとは「顧客が持つイメージのこと」になりますが、ビジネスにおいては、結局のところ、顧客がどう価値認識するかが大事です。

顧客が自分のどこを強み(価値)として認識してくれているのか?

これを知ることが最善の方法です。

色んな診断ツールや占いをやっても、得られるものは参考情報程度のものになりますので、答えのないアプローチです。

人に聞けば、一発で自分の強みや弱みを知ることができます。

会社員であれば、仕事の同僚や上司等の周囲の人や家族や友人などでも良いかと思います。

人に聞いた方が、診断ツールや占いよりもはるかに気づきのあるフィードバックを貰えるかと思います。

私も起業してこれまでビジネスを進めていく中で、最も参考になり、自分の価値を磨く示唆を得ることができたのは、顧客などの周囲の人からのフィードバックでした。

色んな情報(手法)に振り回されず、最も効果のある手法である「人に聞く」。

これを徹底して、しっかり受け止めて改善していくことが自分の価値向上、自分のブランド創りに繋がりやすいので、おすすめいたします。

『すごい思考法』で強みと弱みを整理するメリット

すごい思考法では、人の意見をふせんで模造紙やホワイトボードなどに整理していきます。

ふせんに書いて貼り出して「見える化」していくことで、連想ゲームのようにアイデアが出やすくなったり、情報を整理しながら、強みと弱みを短時間で効果的に引き出すことができます。

自分ひとりでやることもできますが、複数人でやるのがおすすめです。

自分のことを知っている人であれば、その人達から強みと弱みをダイレクトにふせんに書いてもらい、フィードバックしてもらいます。

自分のことを知らない人であれば、自分のこれまでのキャリアや成功体験などの印象に残っている経験やまたこれからやりたいことなどをプレゼンして、相手が感じた強みや弱みとをふせんに書き出してもらいます。

すごい思考法を使うと、あっという間に、効果的に強みと弱みの整理ができます。

すごい思考法を使って強みや弱みを整理する方法には、素晴らしいメリットが沢山あります。

自信が高まる

強みのフィードバックは、相手を褒めるトレーニングにもなり、相手の自己重要感、自己肯定感が高まり、自信が高まり、とても良いコミュニケーションになります。

自分の売りの打ち出し方がわかる

日本人は謙虚なので、自分の実績や強みなどをひけらかさない美徳を持っています。他人から強みのフィードバックをもらうことで、自分の実績や価値(強み)の打ち出し方の非常に有益なヒントを貰うことができます。

良い人間関係を構築できる

強みをフィードバックすることで、お互いのことを理解できたり、褒めることで、人間関係も良くなります。

弱みのフィードバックも、普段ダイレクトに言いづらい相手に改善して欲しいところなどを弱みのフィードバックという目的・儀式を通じて伝えることができ、お互いにとって建設的なコミュニケーションになります。

やる気が高まり、成長に繋がりやすい

他人からのフィードバックは非常にパワーがあります。
強みは強化する、弱みは改善しようというやる気や行動に繋がります。

チームビルディングにも活用できます

チームメンバー同士でこの強みと弱みを整理していくと、お互いの強みと弱みを「見える化」して共有しながら、どう連携したり補完すると良いチームになれるかというチームマネジメントの方針を明確にすることができ、チームビルディングにも非常に役立つコミュニケーションにもなります。

『すごい思考法』で強みと弱みを整理した事例

資産工学研究所(IIRE)のメンバーで、『すごい思考法』を活用して強みや弱みを整理するワークを実践しました。

実際のナレッジシートをご紹介します。(私の部分だけです)

伊藤剛志の強み

プロ意識が高い

私自身のプロ意識が高いことはもちろん、プロの育成を仕事にして「伊藤といえば、プロ専門」というように周囲の人から見てもブランディングできているようでした。

自分の重要とする価値観や強みを発揮できているのは嬉しく思いました。

プロ意識というのは抽象的なので、具体的に自分でこんな哲学やルールを大事にするというプロ要件を落とし込んで、更に強化していく必要性を感じました。

自分で実践しながら、プロ育成する際、人にもプロ意識を伝えていけるようになる必要があります。

企画力がある

色んな情報収集して、分析し、課題解決の企画を立てる「企画力」が、私の仕事の最も強みとなるスキルです。

ロジカルシンキング(論理的思考力)や仮説構築力、ビジョン創造力などの関連スキルと合わせて、強みを更に強化して、自分の売りにしていければと思います。

コンサルティング能力が高い

顧客に企画を提案し、成功に導くコンサルティング能力も私が長年培ってきた経験のある強みです。

相手を見る力、相手にカスタマイズして落とし込む力、相手をモチベートして行動させる力などを意識しています。

この辺りが自分のかなり強みでもあります。他の人が弱い部分でもあり、優位性がある部分です。

人に教えたりするのは難しいスキルですが、自分の顧客を成功に導く仕事でどんどん活用していきたい力です。

人を巻き込み力がある

成果を出した顧客や信頼してくれている人を中心に、人を巻き込んでいく力こそ、これからリーダーに必要不可欠な大事な力です。

私も少しづつ力をつけてきていますが、これから最も強化していかなければいけない力です。

伊藤剛志の弱み

感情がわからない

私の弱みとしては、感情が表情にでない、伝わってこないというところがあります。

新卒の20代から経営コンサルタントになり、一流企業の部課長さんなどを相手にコンサルティングする厳しい世界の中で、論理的・知的な振る舞いが重視されて、感情的な部分は排除せざるをえない厳しい環境で生きてきたりの経緯もあり、感情表現力が弱いところは、私の弱みになっています。

強みと弱みは裏表です。プロ意識が高いという私の強みの裏返しになっていたりもします。

しかし、これからはリーダーとして、人を動かす立場となり、人を動かすためには、自分の感情を伝え、相手の感情をコントロールするスキルが必要不可欠になります。

感情表現力を高めていく必要があるわけです。

そうした中で、プレゼンでは、ロジカルよりもエモーショナルかつメッセージをシンプルに絞ったスタイルに変化させる必要もでてきます。

自分のキャリアが変わることで、自分のあり方ややり方をがらっと変えていかなければなりません。

自分のキャリア、ステージがあがることで、強みや弱みが変化したりします。

新しい自分に変革するには「破壊と創造」が必要になります。

過去の自分を捨ててゼロリセットして、新しいステージのあるべき自分を創っていくのが、変革を実現できる真のリーダーになります。

そうした時、顧客の声を直接貰うことで、変わろうという勇気になったりもします。

人と向き合う関係性の中で、自分の成長への気づきやエネルギーが生まれたりします。

感想

人と直接コミュニケーションする『すごい思考法』は、診断テストや占いなどでは得られないこうした直接的で素晴らしい気づきを得られるところが価値がある、素晴らしいなと思いました。

また、弱みは、他のメンバーが強みとしてもっていれば、サポートしてもらったりと、チームで成果を出すという目的を持てば、強みや弱みをうまく補完しあいながら、最適なチームのあり方、仕事の役割分担、連携方法なども明確にできます。

『すごい思考法』で強みと弱みを整理した実践ワークショップ

『すごい思考法』で自分軸や強みと弱みを見つけるワークショップを10月30日の「サクセスマネジメントクラブ」で体験することができます。

ご興味ある方はぜひご参加ください。

詳細はこちらのページでご覧ください。
http://professionalmarketing.jp/smc-191030

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コンサルタント&講師専門のビジネスプロデューサー。早稲田大学商学部卒業後、経営戦略コンサルティングファームにて、大手自動車メーカー、大手百貨店、中古車流通、ソーシャルメディアマーケティング分野等の各業界ナンバーワン企業の経営改革プロジェクトを推進。 現在は「新しい教育を通じて社会を豊かにしていく」ミッションに基づき、有力なコンサルタントや講師のコンテンツマーケティングやビジネスモデル構築のプロデュースを手がける。

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