プロフェッショナルブランディングの概要
今回は、プロフェッショナルとしてブランディングしていく方法を解説していきます。
ブランディングするという言葉は良く聞かれると思いますが、そもそも「ブランドとは何か?」「ブランディングするとはどういうことか?」理解していますでしょうか?
ブランドとは、商品やサービスに対して顧客が持つイメージ・概念のことです。
プロフェッショナルの場合、その人がどういう人で、どんな専門性があり、どんな顧客にどんな結果(実績)を出している人かといった、その人に対して持つ概念になります。
プロフェッショナルは、自分自身が商品となります。
自分の持っている「目に見えない価値」を伝えていくためには、価値を「見える化」して伝えていく必要があります。
価値を見える化して伝えていくために大事な切り口が3つあります。
人間性、専門性、社会性です。
プロフェッショナルの価値は、この3つの切り口を基に抑えるべき重要な要素があります。
今回は、それらのブランド価値を構成する要素をご紹介して、あなたが自分のブランドを創る方法をお伝えします。
プロフェッショナルのブランド価値の構成要素
1.人間性
ブランド価値の構成要素の一つ目が、人間性です。
人間性で大事なのは、「外見力&プレゼン力」「ストーリー&志」「人間力」の大きく3つの要素になってきます。
外見力&プレゼン力
「人は見た目が命。第一印象が大事」とよくいわれますが、どんなに素晴らしい専門性や実績などを持っていたとしても、外見力やプレゼン力が弱いと、相手に価値が伝わらなかったり、そもそも相手にもされない、残念ながらそれが現実です。
そのため、外見力やプレゼン力は、非常に重要になってきます。
外見では、清潔感や好感度の高いファッション、髪型、表情、姿勢、身だしなみなどで、プレゼン力は、声や話し方です。
日本人のプロフェッショナルは専門性重視で、外見力やプレゼン力が弱い人が多いのですが、これからの活躍するプロフェッショナルは、この外見力とプレゼン力を磨くことは必須で大事になってきます。
ストーリー&志
その人が、過去に乗り越えてきた成功体験が、そのブランドの原点になります。
その過程で培ってきたものが、独自の強みにもなっていきます。
また、そうした経験を踏まえて、これから人や社会にどんなことを伝えていきたいのか、変えていきたいのか、貢献していきたいのかといったミッション(目的)やビジョン(目標)を伝えることが大事になります。
どんな目的意識や目標を持って仕事しているかという志に魅力があるほど、人は惹かれていきます。
人間力
人間力で大事なのは、「プロ意識」「人当たりの良さ」「能力」などになってきます。
「プロ意識」では、責任感、誠実さ、仕事の納期を守る、スピード感などが大事になってきます。
「人当たりの良さ」では、ポジティブかどうか、前向きかどうかといった、その人と一緒にいるとポジティブになれるかどうかといったあたりが大事になってきます。
「能力」では、成果を出すためのマネジメント力、行動力、地頭の良さ等が大事になってきます。
2.専門性
専門性では、「対象顧客&結果」「品質」「選ばれる理由(強み)」を明確にし、磨いていくことが大事になってきます。
対象顧客&結果
対象顧客&結果では、どんな顧客に対して、どんな結果を出せるのかといったことを明確にすることが大事になってきます。
ノウハウやサービスの品質
ノウハウやサービスの品質は、そのノウハウが統合されているか、体系化されているか、再現性があるか、即効性があるか、継続性があるかといったようなことが大事になってきます。
選ばれる理由(強み)
選ばれる理由では、「その人の持つ独自の強み」や「他との違いは何なのか」を明確にすることが大事になってきます。
3.社会性
社会性では、「経歴&実績」「顧客&パートナーなどの人脈」「出版&メディア掲載、表彰等」が社会的価値として大事になってきます。
・経歴&実績
・人脈(顧客&パートナー)
・出版&メディア掲載、表彰 等
まとめ
プロフェッショナルは、自分のブランド価値を高めるためには、「人間性」「専門性」「社会性」の3つの切り口に基づく価値を高めていくことが重要になってきます。
細かい要素は今回ご紹介した以外にもありますが、今回ご紹介した価値の要素が、基本となる重要な価値になりますので、これらを抑えてしっかりと磨いていくことが、最短であなたのブランドを構築する大きな助け(指針)となります。
実際、私のクライアントは、このブランド価値のフレームワークで価値を見える化して、効果的に伝えていくことで、ブランディングに素晴らしい効果を発揮しています。
ぜひあなたもこのフレームワークを参考に自分のブランド価値を設計していくようにしてください。
素晴らしい効果を期待できます。
今回は以上となります。
ありがとうございました。