選択と集中の経営判断するための「3つの判断基準」とは?

選択と集中,センターピンを狙う

中小企業は、リソース(ヒト・モノ・カネ等)に限りがあるため、事業目標の達成のために最重要な戦略や施策に絞り込み、一点集中して徹底的に実行することで、最速最短で成果を創出することができます。

重要なものに絞り込む「選択と集中」の経営判断(決断)が大事になってきます。

逆に、色んな商品・顧客・施策などに力を分散してしまうと、どれも中途半端になり、成果がでづらくなってしまいます。

人は多くを得ようと、やることを広げがちですが、あれこれ広げるよりも、重要なものや強みに絞り込むことの方が、結果として、成果を最大化することができたりします。

また、「自分の売りたい商品を売り込むのか」「顧客が求める商品を作り販売するのか」

このどちらのアプローチを取るかも大事になってきます。

当然、うまくいきやすいのは、後者の「顧客が求める商品を作り販売する」方です。

モノ作りするクリエイターや技術者は、自分の商品に自信や愛着があり、その売りたい商品を売っていきたいという気持ちが高まります。

この商品を広めていきたい、使ってもらいたい。

己の欲求「自我(自分の我欲)」です。

現代は、商品過多、情報過多です。

顧客は自分の目の前の問題を解決するものにしか興味はありません。

顧客の目の前の問題解決するものが売れる必要条件です。

成功者は、自我を抑え、顧客の問題解決をサポートする「利他に徹する」というのは、松下幸之助や稲盛和夫など、数々の経営の神様、成功者達が口を揃えて語っています。

顧客が求めるものを理解し、その需要のある商品を作るマーケッターになる必要があります。

そして、顧客や商品や売り方の戦略や施策も絞り込みが大事になってきます。

これが十分条件です。

選択と集中の絞り込みの経営判断をするために、以下の3つの判断基準で検討するのが基本ルールになります。

①市場性:収益性や成長性などの期待成果がどれほど見込めるか。

②独自性:独自の競争優位性がどれほどあるか。差別化できるものかどうか。真似されないものかどうか。

③実行性:実行の難易度や必要リソース(ヒト・モノ・カネ・時間等)がどれほど必要となるか。

これらの判断基準に基づき、顧客、商品、戦略、施策など、重要度の高いものを見極めることが重要になってきます。

センターピン(本質:最も大事なコト)に絞りこみ、一点集中してそのセンターピンの課題をクリアすることで、最高の成果を手に入れることができます。

自分ひとりでは、エゴが入って客観的な正しい判断をしづらいため、信頼できるコンサルタントと一緒に判断することがおすすめです。

私も個別相談会を実施して、既存商品の売上アップ、営業力強化、売れる仕組み作り、新商品開発など、重要度の高い戦略を見つけるサポートをさせていただいています。

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