こんにちは。伊藤剛志です。
プロコンアカデミーのメンバーの福田美智江さんが「世界に通用する子どもが育つMicchie流コーチング」を出版されました。
プロコーチ福田さんのコーチングは、世間一般のコーチのコーチングとは深さや相手に与える影響力が違うことなど、福田さんのグループコーチングの現場などを私も拝見させて頂き知っていました。
福田さんは、女性起業家としても、とてもパワフルで、プロコーチや研修講師として活躍されています。
多くの普通の女性起業家や一般のコーチと、プロコーチや女性起業家としてパワフルに活躍する福田さんのこの違いは何なのか?
現場で実際にどういうコーチングをされているのか?
そのヒントが得られればと、本を拝読させて頂きました。
1.プロコーチ福田美智江さんのプロフィール
MCA代表 英会話コーチ
17歳まで海外で生活。ブラジルの小学校(ポルトガル語教育)を卒業後、香港の中学校(日本語教育)、高等学校(英語教育)に通い、文化によるコミュニケーションの違いを肌で感じながら育つ。
慶應義塾大学文学部仏文学科卒業後、フランス・パリバ銀行のフォレックス部門にて勤務。
その後、15年間英会話教室を主宰し、2012年にMCAを設立。
現在は、世界に通用する「英会話コーチング」教室を主宰し、コーチングセッションを行なっている。
これまで、「英語de楽読(速読)」を創り、インストラクターを務め、また、フィリピン講師によるオンライン英会話レッスンを創った経歴がある。保育園、幼稚園、学校、教育委員会にて研修も行い、およそ1000人の親子と関わって変化を与えてきた。3人の子どもを持つ母親。
福田美智江さんのHP
福田美智江さんのYouTube
福田美智江さんのFacebook
福田さんが本書を出版された想い
福田さんは、「心の平和を伝えていく」という使命感を持っています。
「これまで長年にわたって培ってきたコーチングメソッドを広めていきたい。そして、自分を知り、自分の才能を育てて、笑顔で輝く人が増える社会を創りたい」という素晴らしい志(想い)があります。
福田さんのコーチングメソッドは、子どもを育てる親や先生やコーチなど人を指導する指導者の方に相手の才能を引き出すコミュニケーションメソッドととても効果的に活用することができます。
そうした想いをもとに今回は、子どものやる気や才能を引き出すコーチングメソッドを纏め、本書を出版されました。
本書のタイトルは、「世界に通用する子どもが育つMicchie流コーチング」となっていて、タイトルだけを見ると、子どもの教育コーチングの内容の本のように一見見えます。
しかし、本書の内容は、子どもの教育はもちろん、大人、ビジネスパーソンなどにも自己啓発メソッドをコンパクトに学ぶことができる良書となっています。
福田さんは、これまでコーチングやNLPなど自己啓発分野の知識やノウハウをたくさん学び実践されています。
その中でも重要なエッセンスをコンパクトに本書で学べるので、本書は大変オトクな感じでもあります。
私が学びになったエッセンスの一部を紹介したいと思います。
2.自分のやる気や才能を引き出す方法
自己啓発で、何より大事なことが、まず、自分自身を知ることです。
自分のことを知ることで、自信が持てるようになり、集中力や創造力や行動力が高まり、目標達成に近づいていくことができます。
本書では、自分を知るための質問項目や、また自分との効果的なコミュニケーションの方法についてアドバイスがあります。
自分を知る上で大事なのは、過去と現在と未来を知ることです。
過去は、自分の成功パターンや失敗パターンです。
現在は、やる気になる時、楽しい時などです。
未来は、これからやりたいことやなりたい姿です。
感情を感じて、感情を感じる真の動機(スイッチ)を見つけることが大事になってきます。
良い状態を創っていくことで、良いエネルギー(波動)が、良いものを引き寄せて、目標達成(成功)も加速していくことができます。
こうした状態を創り出すと、成功スパイラルを創りだし、エスカレーターに乗るようにすいすい目標達成していけるようになります。
このように自分を知ることで、自分に自信が持てるようになり、やる気や創造力や行動力が高まります。
そして、自分に自信が持てるようになることで、他人とも正対し、他人のことも受け入れられるようになります。
3.他人と良い人間関係を創る方法
他人とのコミュニケーションでは、相手の話を良く聞くこと「傾聴すること」が大事になってきます。
福田さんのコラムに以下のアドバイスがあり、とても参考になりました。
話を聴いてあげるだけで、相手がひとりで納得したり、気づいたり、行動を初めたりすることがあり、それによって信頼関係が深まることがあります。
そして、聴き方のレベルが高まれば高まるほど、相手への影響力も大きくなっていきます。
逆に、日頃から「話を聴いてもらえない」人には、次のようなことが起きています。
最初は聴いてもらえないことによって寂しさがこみ上げてきます。寂しくなるとその後には不安になり、焦り始めます。
不安と焦りの次にはイライラが募りだし、それが話を聴いてくれない周囲への怒りに変わっていきます。するとみんなが敵に見えてきて、敵対心がむくむくと生まれてきます。
誰も自分のことをわかってくれないという思いが膨らみ、孤独感と無力感に苛まれるようになります。何もしたくない、何かを始めたいとも思わなくなります。
そして最後には、自分の存在する否定されているように思えてきます。
傾聴し、話を聴いてもらえると自分が受け入れてもらえたと感じ、相手に対して安心感や信頼感が生まれ、色々話せるようになります。
相手が勝手にやる気になり、行動し始めます。
4.自分や他人の特性・パターンを知る
人間には、いくつかの学習タイプがあります。
人によって、学習タイプが異なるので、相手の学習タイプを知り、効果的な関係性でコミュニケーションすることが大事になってきます。
立場によっても、変わってきます。
私は自分がプレーヤーの場合は、やり方を教えてもらえば、自分で自分に応用する方法は考え実践していきます。フィードバックをもらいながら改善していくというのが私の学習パターンです。
またリーダーの立場の場合は、私が物事を企画し、それをチームメンバーに実行してもらい、私はレビューしたりフィードバックしながら改善し、良いアウトプットを創り上げていくというのがうまくいくパターンとしてあります。
こうしたタイプが、人によって異なりますので、相手のタイプを知り、効果的なコミュニケーションするのは大事になってきます。
その時、相手の強い動機(スイッチ)も知り、そのやる気のスイッチを効果的に押して、モチベートするというのも、高度なコミュニケーション手法として大事になってきます。
5.目標達成の基盤「セルフマネジメント力」を習得する
有名な孫氏の兵法「敵を知り、己を知れば、百戦危うからず」という教訓があります。
敵というのは、自分の目標だったり、他人と置き換えても良いかと思います。
目標達成する時は、目標をイメージできるようにしたり、目標達成プロセスを明確にし、自分の学習パターン、行動の成功パターンなどを知ることで、効果的に行動して目標達成に近づいていくことができます。
成功できる人は、セルフマネジメントの知識や技術を持っています。
成功できない人は、当たり前のことができていないから、成功できていません。
シンプルにそう思います。
成功するためのセルフマネジメントの方法は、難しい知識や技術ではありません。
重要なことは、本書にも整理されています。
それらをきちんと着実に実践していくだけです。
そうして自分が自分のタイプを知り、セルフマネジメントを実践していくことで、他人のこともより深く理解できるようになります。
相手はどういう目標を持っていて、どういうタイプなのか。
深く傾聴しながら、相手が思考するのを手伝うことができます。
結局、影響力のあるプロコーチは、自分自身が実践して成功体験があるので、他人も成功体験に導けるのだと思います。
浅い知識を知ってるだけで、成功体験がないアマチュアコーチは、他人への影響力が弱く、成功へ導く力も弱いのかと思います。
6.本書を読んだ感想
本書の目的のひとつだった福田さんのことを知るという点では、本書を通じて、とても深く理解することができました。
ブラジルで生まれ育ち、海外を転々として自分のアイデンティティを持ったり、自分の存在価値を認めてもらう、表現するのにとても苦労した経験を持つ福田さんだからこそ、自分を知ること、そして他人にも良い影響を与えるコーチングメソッドを教えていける資格のある方だと思いました。
表面的なコーチングメソッドの知識やノウハウは、他の本などで紹介されているものと内容的には同じです。
実際にコーチングする時のコーチや場の違いが、コーチングの価値の違いが生まれるものと思われます。
私も実際に福田さんのコーチングの現場を拝見して、そう感じました。
自分の本質に見つけたり、やる気や才能を引き出し、成功力を高めたい方は、福田さんにコンタクトして「Micchie流コーチング」を体験してみることをおすすめします。
2019年7月にセブ島での体験型コーチングプログラムも開催します。
私自身もあらためてセルフマネジメント力が成功の基盤力になる重要性を認識し、このスキルをきちんと習得するようにしようと思いました。
また、私は、コンサルタントや講師のビジネスモデル創りをご支援していますが、自分のブランド創り、プロジェクトマネジメントなどもしっかりメソッド化していこうと思いました。
そして、福田さんがご自身の生まれた誕生日に合わせて、この本を出版されたように、私も2020年7月13日の自分の誕生日に、私のノウハウを広める本を出版しようと決意しました。
7.まとめ
やる気や才能を引き出し目標達成していくために大事なことは、以下の3点になります。
・自分を知ること
・他人と良い人間関係を創ること
・良い状態を創り効果的に行動すること
目標を共有し、応援しあったり、良いフィードバックしあったりする良い仲間を持つことが大事になってきます。
良い仲間を持ち、楽しく目標達成(自己実現)していく。
自分の才能を引き出し、笑顔で輝く人を増やしていく。
福田さんの使命に向かって、本書は新しい仲間創りのきっかけになっていくことでしょう。