
昨日、健康長寿実践会の月次定例会(第5回)を開催しました。
国の政策、医療機関、企業の商品やサービスもそれぞれの利権を守るために、国民の健康には配慮されていないものが横行しています。
そのため、健康管理を意識せず、普通に生活していると日本人の多くは50代などから身体に不調を抱える人が増えています。
国も医療機関も会社も誰も私たちの健康を守ってくれません。
健康を守るのも自己責任で、正しい知識を学び、実践して、自分の健康を維持管理していく必要があります。
自分で生き抜く「サバイバル能力」を高めることが、これからの新しいシンニホンジンになるには必要です。

昨日の健康長寿実践会では、学研のフェローや才能開発教育研究財団で常務理事をつとめ「潜在能力と創造力の見つけ方・身につけ方」の専門家の安威誠さんにご参加をいただき、「心を元気にする方法」について智慧の分かち合いを行いました。
安威さんは、答えがない・答えを見つけていくこれからの時代には、「創造力」がより重要になると仰られています。
創造力を発揮するためにも、思考や心の良い状態作りが大切になってきます。
心を元気にする方法について、いくつかの新しい視点をいただき、とても有意義なディスカッションになりました。
とても大事な智慧が多かったので、シェアさせていただきます。
心を元気にする方法
メンタル

面白いこと、楽しいことをする
人間は「遊び」がないと、頭の硬いつまらない人間になってしまいます。
60代で定年退職して、仕事がなくなると、やることがない。
生きがいを失う人が、特に男性に多いようです。
定年してから趣味などを見つけるのでは遅く、現役世代のうちから仕事だけではなく、自分が楽しめる「趣味」を持つことが大切です。
楽しむ気持ちを持つことで人生にハリがでたり、柔軟な発想や思考の広がり、チャレンジ精神など養うことができます。
人間関係

夫婦仲良くする
若い人でも離婚する人が増えているそうです。
そのため、ひとりで子育てするシングルマザーが増え、貧困問題にも繋がっているようです。
熟年離婚や、口も聞かない夫婦も多いそうです。
夫婦円満というのは、人生の基盤です。
家庭の調和を疎かにしている人が多い状況があります。
身近な人とのコミュニケーションを雑にしていると、愛を注がないと、夫婦仲が冷えていきます。
夫婦仲を良くするためには、夫婦で一緒に楽しめる趣味を持ったり、お互いを尊重し、挨拶、声をかけあったり、ちょっとした気遣いをしたり、思いやりをもったりすることで、関係は良くなります。
生涯恋愛する
日本では恋愛やセックスはタブー視されている傾向がありますが、シニアになっても生涯、異性に対して恋愛感情を持っていれば心にハリがでて、健康にもとても大切だということがわかっています。
恋する心が、心のエネルギーになります。
ハグやスキンシップする
好きな人とハグをすると、脳内で幸福ホルモン「ドーパミン」と「オキシトシン」が分泌されます。
「オキシトシン」が分泌されると、血圧の上昇が抑えられ、呼吸が深くなり、身体がほぐれて心が落ち着きます。
人を喜ばせることで、自分も幸せになれる
今回、私が一番大切だなと感じたことが、この「他人を幸せにすることで自分も幸せになる」という方法でした。
・音楽をしている人であれば、良い演奏で聴いている人を感動させる。
・スポーツをしている人であれば、スポーツで人を感動させる。
・仕事をしている人であれば、その仕事で人を感動させる。
人を喜ばせたり、感動させたりすることで、自分も本物の喜びや感動を感じることができたりします。
これが心を元気にする方法でも、最高級の方法です。
そのためには、自分の天職を見つけ、自分の得意技を磨く必要があります。
自我を捨てて、利他の一心で人に尽くす。
人に貢献する。
人間力を磨くのにも、最良の方法です。
困ったことは、人に相談する

困りごとなどあれば、ひとりで抱え込まずに、周囲の人に相談して解決することで、心のストレスをなくすことができます。
昔は、近所付き合い、職場での人間関係など、何か困りごとがあれば、周りの人にすぐに相談ができました。
しかし、現代の特に都会の生活では、近所つきあいが希薄で相談できる人がいません。
職場でもコミュニケーションが減って、表層的な建前だけの会話で、本音や本心を相談できる相手は減っています。
そのため、孤独で相談できず、鬱になっていく人が増えています。
日頃からご近所や職場の人とコミュニケーションを誘発する物々交換したり、食事会などして、人間関係を作っておくことで、困りごとなども相談しやすくなります。
ファッション・美容

ファッションに気を配る
ファッションや身だしなみに気をつかうと、シャキッとして気持ちに気合いが入ります。
肌ケアやメイクしたり見た目に気を使う
肌の手入れしたり、メイクをしたり、見た目に気を使うと、心にハリがでてきます。
ツヤツヤな肌、シミのないキレイな肌、自分をケアすることで、幸せな気持ちになれます。
心を元気にする方法(ノウハウ一覧)
心を元気にする方法(まとめ)

どれもちょっとした考え方、心がけで実践できるものばかりです。
小さな善い行いを実践できるかどうかの「凡事徹底」の違いが、蓄積されて、大きな差を生み出すことに繋がっていきます。
今回ご紹介した中でも一番強力なのは「人を喜ばせることで、自分も幸せになる」だと思います。
ご縁のあった方とは、出会いに意味があります。
その人の願い、悩みを理解し、ちょっとしたことでもよいので喜ばせることを実践することで、自分の気持ち(心)も変わってきます。
自我を捨て、他人を幸せにすることに尽くす。
そうした善循環を自分が起点となり広げていく。
共に精進していきましょう。