新規事業を最短最速で成果を出すための正しい進め方

ゼロから売上１億円の新規事業創りをワンストップでサポートします
新規事業コンサルタント伊藤剛志です。

新しいクライアントと新しい新規事業のプロジェクトが続々とスタートしはじめています。

クライアントがコンサルを依頼する理由として、「新規事業の進め方がわからない」「アイデアは色々あるが、自分でうまく思考を整理できないので行動しづらい」というものがあります。

アイデアは色々あるものの、思考を整理できないと、良い行動に繋がっていきません。

また、商品やマーケティングが、ごちゃごちゃ混在するケースもよくあります。

商品アイデアを考えるためにインターネットなどで色々情報収集していると、他人が情報発信して活躍しているのを見て、自分もSNSで自分の情報を発信したくなって、商品を作るよりも、情報発信（マーケティング）の手段に目がいってしまいます。

誰にどんな価値を提供するのか、誰のどんな問題を解決するかのビジネスの目的が曖昧なまま、情報発信して目立ちたい、人から承認されたいという感情に流され、商品があいまいなまま、価値の低い情報発信に走ってしまうという人がよくいます。

ビジネスの目的よりも手段が目的になってしまうという人が残念ながらたくさんいます。

売れる商品、成功できる事業を創っていくには、正しい進め方の順番があります。

その順番通り進めることが、最短最速で成果を出すロードマップになってきます。

とにもかくにも、まずは良い商品を作ることが大切になってきます。

「コンテンツイズキング」という格言があるとおり、商品が命です。

顧客から選ばれる最高の商品を作る。

昔も今もこれからも、ビジネス成功の変わらない本質です。

顧客から選ばれる最高の商品を作るために、勝算のあるビジネスの設計図となる「ビジネスプラン」を作る必要があります。

ビジネスプランの検討プロセス

ビジネスプランは、基本的に以下のような内容を検討していきます。

１．経営理念を作る

２．事業環境を分析する
　　・時流：政治動向、活用できる補助金、業界の市場動向、技術動向
　　・顧客：どういう顧客にどんなニーズがあるか
　　・競合：競合のサービス理解と差別化の明確化
　　・自社：これまでの経験、実績、強み、弱み等の棚卸し

３．商品を企画する
　　・セグメンテーション：顧客を分類し、重要顧客を特定する
　　・ターゲティング：最重要顧客の顧客像を明確にする
　　・ポジショニング：選ばれる理由を明確にする
　　・コンセプト設計：商品の魅力を伝える言葉を作る
　　　⇒商品名、キャッチコピー、USP、エレベーターピッチ等
　　・商品メニュー：集客商品、本命商品、リピート商品等

４．事業構造を設計する
　　・営業プロセス、集客方法
　　・体制
　　・IT活用方針

５．数値計画（1年、3年〜5年）や年間活動計画

これらのビジネスプランをつくることで、自分がどんなビジネスをつくっていくのか、どういうことに重点をおいて、どんな順番で取り組めばよいのか、どんな人とどう組んでいけばよいかなどがすべてクリアになります。

まさしく、成功できるビジネスの設計図になります。

もちろん設計図通り、すべてうまくいくわけではありません。

しかし、仮説をもって実行し、仮説検証しながら、うまくいけばそれでよし、うまくいかなければ改善しながら、設計図の精度を高めながら、最高のビジネスを創っていくというのが、ナンバーワンブランドと高収益なビジネスモデルを作る秘訣になります。

ビジネスプランがない人は、思いつきや、目先の感情に振り回されて、場当たり的、表層的に色々なことにとりくんで、とっちらかってどれも浅いので、うまくいかないというパターンになりがちです。

顧客を絞る、提供価値を明確にする、価値を伝える言語を明確にする、そんな深堀り思考をしていないので、表層的な言葉では、顧客に刺さりません。

これからは、「本物だけが生き残る時代」になっていくといわれています。

自分の専門分野で、一番になる。

徹底的にビジネスと向き合う。

その一歩が、ビジネスプランをしっかり作ることになります。