【ニッチナンバーワンの事例紹介】ダントツのヒット商品『オセロ』の成功要因

オセロ_バンダイ_ボードゲーム

浅草にはバンダイの本社があり、昭和から令和の時代に生まれた様々なヒット商品が展示されています。

オセロゲームは、長谷川五郎さんという方が考案して1973年に発売開始された商品です。

これまでにも囲碁など似たようなゲームはあったようなのですが、シンプルでわかりやすく誰でも楽しめる商品にしたことで、今や愛好者は世界70カ国にまで広がり、売上は最低でも6億ドル以上をたったひとつの商品で生み出したそうです。

日本発の「グローバルニッチトップ」商品のひとつです。

世には数多くのボードゲームがありますが、なぜここまでの大ヒットになったのでしょうか?

大ヒット商品『オセロ』の成功要因

ニッチナンバーワンは、すでにある商品でも、切り口を少し変えたり、アレンジすることで生まれたりします。

オセロも元となるゲームはすでに存在していたそうです。

ただし、駒の色や盤のデザインが一定ではなかったり、ゲームによってはルールがあいまいだったりしたそうです。

一部の愛好者がやるだけで、あまりヒットしていなかったのでしょう。

それを長谷川さんが、ボードの目の数は8マス×8マスの全64マスを基本として、開始は中央に対角線式に駒を置くことをルールとして明確に定めました。

駒の色は黒と白、盤面は緑色に統一しました。

シンプルでわかりやすく、誰でもすぐに簡単に楽しめるゲームとなりました。

ヒット商品は、開発者が、利用者を喜ばせようという魂を込めて商品開発して生まれますが、それと共に、その商品をできるだけ多くの人に利用してもらおうと普及に力を入れるも大切です。

商品力が良いものは、世の中にたくさんあります。

多くの人に認知してもらい、利用してもらうことで、真のヒット商品に育っていきます。

オセロも認知や利用者を増やすために、玩具を販売しているメーカーや店舗などに協力してもらったり、協会をつくったり、本を出版して情報発信したり、マーケティングもいろんな取組みに尽力することで、利用者を世界に大きく広げるヒット商品に育っていったそうです。

ニッチナンバーワンを生み出す秘訣

ヒット商品がひとつでも生まれれば、大きな成功へと繋がるケースもあります。

人生で取組むべき真の仕事を定め、心を燃やしながら、その本物のビジネスの成功に一点集中して全ての力を注ぎ込む。

仲間を増やしながら、日本一・世界一のブランドに育てていく。

ニッチナンバーワンの成功事例には、そうした共通点が見受けられます。

自分に与えられた真の使命(志)を定めることが重要になります。

仲間の皆様と共にニッチナンバーワンのビジネスをどんどん生み出していけるよう精進していきたいと思います。

参考記事)https://business.ntt-east.co.jp/bizdrive/column/dr00049-003.html