今回の事例紹介では、大手企業と人気Youtuberとのコラボ動画をプロデュースさせて頂いた案件をご紹介させて頂きます。
電通出身の元上司でありビジネスパートナーから「伊藤、クライアントがユーチューバープロモーションをやりたいと言っている。プロデュースしてくれ。」という一言から、このPJTはスタートしました。
動画マーケティングについては、色々と経験や実績もあり自信もありましたが、ユーチューバーとコラボレーションした動画マーケティングは、私も未経験でしたが、面白そうな案件なので、即断で「やります!」ということで、動き始めました。
そもそもユーチューバーといってもどんなユーチューバーがいるのか?どうやってコンタクトしたらいいのか?などまるでわからないことだらけでしたが、行動していくと道は開けて、大きな成果も生み出せるということをこのPJTでは良い経験することができました。
トップユーチューバーと一緒に仕事をさせてもらい、まさに今最先端の動画マーケティングのトップランナー達と同じ視点や空気を感じながら、彼ら彼女達がどういうことを意識しながら、どんな動画制作をしているかなども熟知することができ、動画マーケティングの成功の秘訣についても色々と知り得ることができて、非常に重要な経験となりました。
動画マーケティングの成功の秘訣について、非常に重要なノウハウも知り得ることができましたので、シェアしていきたいと思います。
今回プロデュースさせて頂いたユーチューバーとのコラボ動画
▼人気ユーチューバーちひろとのコラボ動画
▼女性トップユーチューバー佐々木あさひとのコラボ動画
▼人気ユーチューバー新立美香とのコラボ動画
ユーチューバー達とのコラボ動画の制作やプロモーションは私も今回はじめてでしたが、まずどんなユーチューバーとコラボするのがクライアントにとって最適か?というユーチューバーの選定からはじめました。
美容系の商品を扱っているクライアントだったので、ターゲット層が近いユーザーをファンに持つユーチューバーや、絶大な影響力を持つトップユーチューバーなどリストアップしていきました。
対象となるトップユーチューバーや美容系の人気ユーチューバーをある程度リストアップでき、次はこの人達がそうした企業とのコラボ動画をやっているのか?ビジネス意向があるのか?どうやってコンタクトすればいいのか?といったことをリサーチしていきました。
そうすると、トップユーチューバーで有名なヒカキンなどの人気ユーチューバー達がまさにビジネス活動を展開していく為に、ユーチューバー専門のプロダクション会社を立ち上げているということがわかり、早速そのプロダクション会社にコンタクトしてみました。
先方に伺うことになり、オフィスが原宿ヒルズというところでした。原宿にも六本木ヒルズや表参道ヒルズのように原宿ヒルズってあったんだと聞いたことのない名前に興味を惹かれつつ、行ってみると原宿の雑居ビルが原宿ヒルズでした。
衝撃のファーストインパクトを受けつつ、オフィスに入ると壁にはトップユーチューバーの写真がずらりと飾られ、オフィス内もユーチューバーや動画制作しているプロダクションの人で人が溢れていました。また、完全なる雑居ビルなのに、大手企業のマーケティング担当者なども沢山訪れていて、まさに時代の最先端を生み出している台風の目のような場所でした。
今回、クライアントが超大手企業で、先方のプロダクションとしても実績や取引関係作りに大きなインパクトのある企業だったので、先方も最重要案件として一緒にPJTに取り組むことになりました。
私は総合プロデューサーという立場で、クライアントの要望を逐一聞きながら動画の企画をして、プロダクションを通じてYoutuberと動画制作を進めるという流れで、プロダクションやユーチューバーにも柔軟に動いてもらうことで、プロモーションは大成功することができました。
トップユーチューバー達の数ある動画の中でも、ファン(視聴者)からもかなり高い評価を得ることができ、動画の再生回数も10万回以上を超えて、目標としていた認知アップ効果も達成することができました。
トップユーチューバーの絶大な影響力に衝撃を受けました
トップユーチューバーのYouTubeアナリティクスのデータを確認させてもらったりもしたのですが、「これがトップユーチューバーの凄さなのか!」と衝撃が走りました。
動画の再生回数や高評価数、沢山の高評価のコメントの数々など、今回の動画プロモーションの成功はあらかじめ確認はできていました。
しかし、YouTubeアナリティクスで、そのデータの詳細を確認することで、ユーチューバー達の影響力の凄さに感服してしまいました。
彼ら彼女達は、本当に凄い!
トップユーチューバーの人気の理由
今回、トップユーチューバー達と一緒に仕事させてもらい、動画マーケティングの成功の秘訣について、とても良い学びがありました。
トップユーチューバーは、YouTubeで絶大な影響力を持ち、その影響力はYouTubeだけに留まらず、雑誌やTVなど色んなメディアにも引っ張りだこな今、最も影響力のある人気のある人達です。10代や20代の若年層はユーチューバー達の動画を見る為に、TVよりもYouTubeを見るというくらいその影響力は絶大で、将来の憧れの職業としてユーチューバーが上がってくるほど、TVのタレントよりも影響力や人気があったりします。
華やかに楽しそうに見えるトップユーチューバー達ですが、でも仕事は実に真摯に地道に取り組んでいるということが、今回一緒に仕事してわかりました。
ユーチューバー達がYouTubeで情報発信を始めた原点は「自分の好きなことを情報発信して伝えたい、自己表現したい」というところになります。
情報発信するうちに、自己表現が楽しくなってきたり、またファンがついてきて楽しさが加速していきます。
ファンがいるから頑張れる。YouTubeに限りませんが、ファンの存在こそ、頑張る力になります。
そのファンの為に、常にファンを喜ばせるアイデアを考え、そしてファンの為に身体を張って、クオリティーの高い動画を作っているのがユーチューバーです。ユーチューバーを業界では、クリエーターと呼んでいますが、まさにその通りだなと思いました。
私が一番影響を受けたのは、ユーチューバーのそのファンを大切にする精神と、ファンを喜ばせる/楽しませるという使命感や勇気を持って、視聴者の為に、価値ある情報を届けようと最善の努力をし続けているその姿勢にとても刺激を受けました。
その精神と行動力を持って頑張り続けて、ユーチューバー達のファンがいて、今の人気があります。
動画のパワフルな力と可能性
トップユーチューバー達の動画がどんな人達にどれくらい見られているかといった詳細データを確認させてもらい、いかにファンに愛されているか?いかに沢山の流入経路から検索され、動画が見られているか?など、その影響力の絶大さや、また動画の特徴としてスピードの速さなども目の当たりにして、今、そしてこれから、「本当に動画マーケティングは重要だな」と心底、心震えるながら、痛感しました。
トップユーチューバーのメディア力を見て、目指すべきあるべき姿(ゴール)を実際に目で見て確認できると、とてもやる気も湧いてきました。
自分や会員さん達も、そこに近づいていけるように、動画マーケティングをガンガン加速させていこうと思いました。
仕事の報酬
今回のPJTを通じて、「良い仕事を通じて、良い人間関係を築いていく」というのが、やはり仕事の醍醐味だなというのも改めて感じました。
良い動画を作り、情報発信していくことで動画の視聴者からも喜ばれ、ユーチューバーも実績がまた一つ増え、プロダクションも代表事例が増え、クライアントからも喜ばれ、私もトップユーチューバー達と一緒にプロジェクトすることで非常に多くの学びもあり、いい仕事をすると皆がハッピーになれて、とても爽やかな良いPJTになりました。
PJT全体をマネジメントしてプロデュースするコンサルの仕事の醍醐味といえます。
原宿ヒルズにあったオフィスも直ぐにIT企業の聖地六本木ヒルズに移転し、大企業のマーケッター達が行列をなしている状態にあります。
今、最も影響力を持つのは、人気ユーチューバー達であることをこの様子を現場で見ていて痛感させられます。
エントランスには、国内トップユーチューバーのヒカキンや佐々木あさひ達のヒーロー写真が飾られているのですが、
「好きなことで生きていく」
というYouTubeのコンセプトメッセージにしびれました。
ヒカキンは「ビートボックス」、佐々木あさひは「メイク」という自分たちの好きなことをYouTubeで表現し伝えていくことで、多くのファンを作り、ヒーローになっていきました。
YouTubeはまさに自分のTV番組のようなものです。
自分の好きなことを動画で伝え、TV番組よりも強力になりつつあるYouTubeで影響力を持つ人が、今最も影響力のある存在として注目されています。
日本でも動画マーケティングが広がりつつありますが、googleやFacebookなど主要なプレーヤーも言っているようにインターネット上のコミュニケーションは、これから動画が中心になっていきます。
動画マーケティングもまだまだ始まったばかりです。
黎明期からいよいよ成長期に突入しようとしている状況です。
動画マーケティングという武器を活用できるかどうかがこれからのビジネスの大きな差となります。
ビジネスで動画マーケティングを活用する上で、大事なのはブランディングです。
自分のビジネスのどんな対象顧客に、どんな価値を理解してもらいたいのか?
この軸となる目的を明確にして、効果的な動画を作り、顧客との関係性を作っていくのが大事になってきます。
多くの人が、動画に限らず、ひとりよがりなアプローチで情報発信してしまっています。
「相手に価値を提供する、喜んでもらう」という利他の精神のマインドセットを持ち、最強のツールである動画を使うことで、ブランディングや集客に成果を生み出していくことができます。
とくに、コンサルタントやエキスパートなど、人に教える仕事をしている人達は、今後、教育ツールとして、動画は必須です。
カメラの前でプレゼンするのは、必須のマーケティングスタイルになってきます。
今後ダントツの影響力を持つ存在になれるかどうかは、動画マーケティングを効果的に活用できるかどうかにかかっています。
トップコンサルタント、トップエキスパートは、動画を使いこなす。やりまくる。
疑いようのない事実です。
私も現場のプロジェクトで実績作りや実力を磨くことにフォーカスして、自分のメディア作りがしばらくおろそかになっていましたが、これから再開して、ガンガンやっていきます。
コンテンツマーケティングの時代は、自分のメディアが、ビジネスの仕組みとなり、良いメディアを作れるかどうかが、ビジネスの成否に大きく影響してきます。
コンテンツマーケティング時代は、価値のある情報を発信していく人が、成果を生み出していける素晴らしい時代になってきています。
コンテンツマーケティングを実践して共にプロフェッショナルメディアを作っていきましょう!