Zoomの「スポットライトビデオ」の使い方を解説します。
Zoomの「スポットライトビデオ」機能は、特定の人にスポットライトを当ててメインスピーカーとして画面表示する機能です。
オンラインセミナーやオンラインレッスンなどで、受講生に講師の画面だけを大きく表示しながら固定して見てもらいたい時、この「スポットライトビデオ」を使います。
講師に必須の機能になります。
1.スポットライトビデオは「スピーカービュー」で利用する
Zoomには、「スピーカービュー」と「ギャラリービュー」の2通りの画面表示方法があります。
- 「スピーカービュー」は、話しをしている人が自動的に大きく画面表示されます。
- 「ギャラリービュー」は、参加者全員が同じサイズで画面表示されます。
オンラインセミナーやオンラインレッスンなどで、受講生に講師の画面だけを大きく表示しながら固定して見てもらいたい時、講師(主催者)のビデオを「スポットライトビデオ」に設定して、受講生には画面レイアウト表示を「スピーカービュー」にしてもらうことで、受講生側の画面には講師のビデオだけが大きく固定表示されるようにすることができます。
受講生が画面レイアウト表示を「ギャラリービュー」にすると、全員の顔が見える画面に切り替わってしまいますので、受講生に「画面レイアウトはスピーカービューにしておいてください」と利用ルールを周知しておく必要があります。
2.スポットライトビデオを使うための前提条件
Zoomのスポットライトビデオを使うためには、以下の前提条件があります。
- ホスト(主催者)だけが使える機能になります。
- ビデオありのミーティングで3人以上の参加者がいる場合に利用できます。
3.スポットライトビデオの使い方
スポットライトビデオの使い方を解説します。
3-1.スポットライトビデオを設定する
①参加者一覧から「スポットライト」を設定する
Zoomの参加者一覧画面でスポットライトを当てる参加者の「詳細」をクリックします。
メニューから「スポットライトビデオ」を選択します。
②ビデオ映像から「スポットライト」を設定する
参加者の映像の右上の「…」からでも「スポットライトビデオ」の設定を行うことができます。
参加者の画面レイアウトは「スピーカービュー」に設定する
参加者に画面レイアウト表示を「スピーカービュー」にしてもらうと、スポットライトビデオ設定した人の画面が大きく表示されるようになります。
3-2.主催者は外付けディスプレイで全員の顔を確認する
ホスト(主催者)は参加者全員の顔を確認しながらZoomをやりたい場合、ホスト(主催者)は複数のZoomのアカウントと端末でZoomに参加して、その内のひとつのデバイス(端末)は外付けディスプレイでZoomの画面を「ギャラリービュー」で表示すると、大きな画面で参加者全員の顔を確認しながらオンラインセミナーやレッスンを行うことができます。
3-3.スポットライトビデオを解除する
スポットライトビデオを解除したい時は、Zoomの画面の左上の「スポットライトビデオのキャンセル」をクリックすると、スポットライトビデオが解除されます。
4.「スポットライトビデオ」と「ビデオの固定」の違い
「スピーカービュー」の画面に特定の人を固定表示する類似の機能に「ビデオの固定」という機能があります。
「スポットライトビデオ」は、ホスト(主催者)だけが使える機能で、ホストが指定した人だけを参加者全員の「スピーカービュー」の画面に固定表示することができます。
また、ホスト(主催者)が「スポットライトビデオ」を使っている時は、参加者は「ビデオの固定」機能を使うことができません。
「ビデオの固定」は、参加者が自分自身の「スピーカービュー」の画面に表示する相手を固定する場合に使う機能になります。他の参加者の画面には反映されません。
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