こんにちは。伊藤剛志です。
昨日は講習会で久しぶりに「ナレッジファシリテーション」をやらせていただきましたが、やっぱり、「ナレッジファシリテーション」は良いですね。
昨日の講習会では、オンラインホワイトボードを使って、参加メンバーの脳を共有し、各テーマについてみなでアイデアを出し合いました。
「ナレッジファシリテーション」を活用すると、短時間で色んな視点でアイデアが出てきて質の高いアウトプットをすることができます。
尚かつ、参加メンバーのやる気やコミットメントを引き出すこともできます。
「ナレッジファシリテーション」は、プロジェクトをマネジメントしていく最高最強のツールといっても過言ではありません。
「ナレッジファシリテーション」は、(株)資産工学研究所の坂本善博所長が開発したふせんを活用して関係者のアイデアやノウハウを引き出し、整理し、アウトプットしていくナレッジマネジメントの手法です。
▼ナレッジファシリテーションの詳細はこちら
http://success-academy.jp/knowledge-facilitation
ナレッジファシリテーションの成果物
昨日も2時間の講習会で、2つもノウハウをアウトプットできました。
【ノウハウ整理型】オンライン営業を成功させる方法
業務のプロセスをフローチャートで整理し、そのプロセス(施策)毎に成果を生み出すノウハウ(仕事術)を関係メンバーで出し合い、ひとつの集合知へとまとめることができました。
わかりやすく見える化されることで、双発的にアイデアが引き出されたり、創造力も高まり、抜け漏れなく、統合的にノウハウを整理することができます。
【企画整理型】成功するオンライン交流会を創る方法
成功するオンライン交流会を創るための企画を関係メンバーの意見を出し合いながら整理していきました。
そもそも企画を考える思考のフレームワーク・プロセスを持っていない人が多いので、良い企画を作れず、良い交流会(コミュニティ)を創れていないというケースが大半です。
コミュニティを創る際も、どんなコミュニティを創っていくかのビジョンやコンセプト、ビジネスモデルの設計図をしっかりと明確にして、関係者で共有し、目的意識を共有しながら協力して実行していくことで、良いコミュニティを創っていくことができます。
色んな人が集まるコミュニティこそ、そのコミュニティで大事にすべき思想・価値観・ルール・プラットフォームの仕組みなどの土台がしっかりあることが成功の前提となり、その土台があって、いかに良い人を集めたり、良いコミュニケーションを生み出し、良いコミュニティに育てていくかというのが成功するコミュニティを創る基本的な考え方になります。
人を集めながら、コミュニティをマネジメントしていこうというような浅薄な考えでは、良いコミュニティを創っていくことはできません。
これからは共通のテーマでコミュニティやプロジェクトを創り仲間と協働しながら活動していくスタイルが増えていっています。
そのコミュニティをいかに効果的に動かしていくかのコミュニティマネジメントが重要な課題になってきつつあります。
成功するオンラインコミュニティを創るためのノウハウを出し合い、企画を仮説しながら実践して効果検証していく。
その繰り返しを通じて、良いコミュニティ創りが進んでいきます。
主催者や運営メンバーがコミュニティのあるべき姿を考えたり仮説検証して改善していくという行為(コミュニティに愛を注ぐ)を通じて、メンバーとの信頼関係が高まり、コミュニティが育っていきます。
人の成長こそ、コミュニティの成長。
人創り以上に、コミュニティ(組織)創りは大変です。
しかし、だからこそ、成長できます。
リーダーは、このコミュニティを創るという試練を通じて、本物のリーダーへと成長していくことができます。
リモートワークで役に立つオンラインホワイトボードツール
オンラインホワイトボードツールを使えば、リモートで関係メンバーと手軽にナレッジファシリテーションすることができます。
オンラインであれば、何個でもホワイトボードを創れるので、アイデア出しのブレストしたり、商品企画を考えたり、アクションプランを管理したり、テーマ毎にホワイトボードを管理しておき、内容をアップデートしながらブラッシュアップしていくことができます。
オンライン時代、リモートワークの新しい働き方の重要ツールとして、ナレッジファシリテーションとオンラインホワイトボードは欠かせません。
オンラインホワイトボードツールの比較表
オンラインホワイトボードツールは、無料や有料のツールがいくつかありますが、ビジネスで実用的に使うツールとして、私は『Miro』がけっこう気にいっています。
ナレッジファシリテーション力はビジネスプロフェッショナルが身につけるべき基本スキル
ナレッジファシリテーションは「短時間で良質なアウトプットすることができる」という素晴らしいメリットの反面、アイデアをうまく引き出したり整理できないと「失敗が見える化されてしまう
」というリスクもあります。
だからこそ、真剣勝負で良いアウトプットを創ることをファシリテーターは求められ、鍛えられます。
ナレッジファシリテーションは、ビジネスプロフェッショナルの最高峰のスキルといっても良いかと思います。
私が20年間、生存競争の厳しいコンサルの世界で生き残ってきた最大の秘訣は、このナレッジファシリテーション力にあったかと思っています。
クライアントやビジネスパートナーとホワイトボードで脳を共有し、みなのアイデアや智慧をだしあい、企画を創ったり、課題解決プランをまとめあげていく。
プロフェッショナルコンサルタントは、プロフェッショナルファシリテーターです。
これからは、既にある答え(知識)をプレゼンするプレゼンテーションよりも、
変化の早い状況において、今何をすべきかをその場でみなで考える場をリードしていくファシリテーション力の重要性が今後ますます高まってきます。
AIにも代替できないスキル、人材ともいえるでしょう。
このファシリテーションをうまくやるためには、ビジネスフレームワークの知識や論理的思考力を日頃から磨いておくことや、顧客を主役にするクライアントファーストの精神、アイデアを引き出すコミュニケーション力などが必要となります。
しかし、これらこそ、ビジネスプロフェッショナルが本来もつべき大事なスキルでもあります。
ファシリテーションをすることで、その人のビジネス能力がわかったりします。
良くも悪くも、全てが可視化されてしまう。
それがファシリテーションでもあります。
しかし、それを恐れて逃げるのではなく、果敢にこれに挑戦することで、ビジネスに必要なスキルや胆力が磨かれていきます。
そうして結果としてプレゼン力なども高まります。
ナレッジファシリテーションはアクティブラーニングに活用できる
ナレッジファシリテーションは、教育分野で注目されている「アクティブラーニング」に非常に有効な手法のひとつだといって間違いないかと思います。
アメリカのビジネススクールは、ケーススタディで正解のない中、その状況・立場で自分はどう判断し行動するかということを生徒に考えさせて発表させています。
この手法が最も学習効果が高いといわれています。
欧米では学校教育でもこうした生徒に自分で考え発表させるスタイルで授業しています。
これをやっているから欧米人はプレゼン力が高いといわれています。
既にある答えを暗記する学習スタイルに慣れている日本人は、自分で考えるのが苦手です。
複雑な事象や問題に遭遇した時に、情報収集し分析し、問題や原因を把握し、解決策を考えるという論理的思考力や創造力、企画力が苦手な人が多い傾向にあります。
ある程度の枠組みの中で、改善策を考えたりするのは比較的得意ですが、自分で状況に応じて思考の枠組みを使って考えを導き出すという思考力が弱い。
ファシリテーションをやると、その思考力の実力が、見える化されます。
外資系コンサルティングファームやGoogleやMicrosoftといった外資系一流企業が入社試験でケーススタディのような難問で、その人がどういう思考の組み立てをして答えを導くかの思考力を見てくるのもこうした思考力こそ、ビジネスプロフェッショナルには重要な要件であるからです。
不確実な時代が進む中で、こうした思考力を身につけるためにナレッジファシリテーションは、これからの日本人を教育するのに、非常に重要なソリューションとなること間違いありません。
ナレッジファシリテーションを学ぶ方法
オンラインファシリテーションスキルを身につければ、これからのビジネスプロフェッショナルの大きな武器、付加価値になること間違いありません。
新しいスキルを手に入れて、進化する生物だけが生き残っていきます。
これからの新しい時代に活躍するビジネスプロフェッショナルが身につけるべき大事な要件は、IT活用力、コミュニケーション力、英語力になります。
AIや外国人に負けない世界で戦えるシンニホン人を目指して精進してまいりましょう。
シンニホン人になるために、これからのビジネスプロフェッショナルに必要なスキルをマスターしていくことができるのが『ビジネスプラン実践講座』です。
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