オンラインセミナーで受講生の満足度を高める方法

オンラインセミナーを毎日のように開催して、猛スピードでスキルアップやノウハウの蓄積ができつつあります。

今回のオンラインセミナーも、コンサルタント、コーチ、講師の人などがほとんどだったのですが、「Zoomを使って大人数のオンラインセミナーを開催したい。オンラインセミナーを成功させる、価値を高める運営方法について知りたい」という声が沢山ありました。

私がオンラインセミナーをこれまで実践してきた中で培った「オンラインセミナーで結果を出すために大事なポイント(ナレッジ)」を分かち合ってみたいと思います。

オンラインセミナーで受講生の満足度を高める方法

1.観察する
2.話をさせる
3.最適な情報提供やワークを行う
4.本人に気づかせ、落し込みする
5.場のナレッジを共有する

1.観察する

受講生のことをよく観察して、その受講生の悩み、願望、ニーズ、特徴など、受講生のことをよく理解して、受講生に最適な気づきや解決策を与えることが大切です。

事前にアンケート等で受講生の情報収集したり、セミナーの最中も、受講生に質問を投げかけたり、表情、言葉、態度等で、受講生の状態や変化を確認しながら、適切なコミュニケーションを取っていくということが大切になります。

リアルのセミナーでももちろん大事なことですが、オンラインであれば、オンライン特有の情報収集やコミュニケーションのやり方がありますので、そうしたオンライン手法を活用して顧客理解することが大切です。

2.受講生に話をさせる

受講生に質問をなげかけたり、ワークをやったりして、受け身ではなく、当事者意識をもたせて、アクティブな姿勢で学ぶように促していくことが大切です。

オンラインでは、マイクの音声だけではなく、チャットやアンケート機能など、受講生の声を引き出す色んな手段もあるので、そうしたものをうまく使って、受講生と双方向にコミュニケーションすることが大切です。

3.受講生のニーズに応じて最適な情報提供やワークを行う

オンラインであれば、臨機応変に画面共有で必要な資料を提供したり、Webサイトを見せたり、ワークを行うこともできます。

臨機応変に対応する「対応力」(ファシリテーション力)が必要になってきます。
受講生の意見を引き出すファシリテーターと、画面の用意や、情報整理するアシスタントの分業でセミナー運営するなどの運営体制創りも必要になってきます。

リアルセミナーでも、受付、司会、アシスタントなどがいるように、オンラインセミナーもある程度の人数や品質高いセミナーを開催する場合は、チーム体制で実施することが必要になってきます。

4.受講生本人に気づかせ、落し込みする

受講生が自分で納得し行動させるには、受講生本人に気づきを与えたり、自分のやるべきことを自分で考えるといったことが必要になります。

双方向のコミュニケーションで、受講生に考えさせたり、他の受講生とのシェア等で、気付きを生み出すファシリテーションが重要になってきます。

5.場のナレッジを共有する

リアルとオンラインの違い、オンラインのメリットが、場の暗黙知を形式知化して、共有することができるという点があります。受講生との双方向のコミュニケーションを通じて、場の集合ナレッジを高めていくような、ファシリテーション力が重要になってきます。チャットの活用や、ホワイトボードの活用など、色んなコミュニケーションツールが使えるので、そうしたツールをうまく活用して、ファシリテーションしていくオンラインファシリテーションスキルが、成功するオンラインセミナーには必要になってきます。