今回は、動画の撮影機材と編集ソフトの選び方について解説していきます。
0.効果的に成果を出すための動画制作の心得
自分で動画制作するスキルをマスターする
これからは、動画での情報発信が非常に重要になってくる為、プロコンとして活躍していくためには、自分で動画撮影〜編集〜投稿できるように動画制作スキルをマスターしていくことをおすすめします。
予算があれば、動画制作パートナーに外注する方が効率的なので、高品質な動画を作る時は外注を活用して、日常の情報発信する動画は自分で作るというような使い分けをすると良いです。
外注を効果的に活用するためにも、動画制作のプロセスや手順やポイントは理解しておくことは重要です。
綺麗な映像よりも臨場感のある映像を作る
YouTubeやWEBでは、TVのような作り込まれた映像は共感を得づらく、成果がでにくい傾向があります。
YouTubeやWEBで見込み顧客に共感してもらえるのは、臨場感(リアリティー)のある動画になってきますので、この原理を意識して、動画制作する時の機材の選び方から制作品質まで一貫して最適化していくことが大事になります。
具体的には、いつでも手軽に持ち歩けるスマートフォンでその場で高画質な動画を取り、適度に編集して動画投稿するという形で量を重視しながら、動画マーケティングで成果を出していきます。
そういう観点で、コンサルタント&講師が動画制作していくにあたっての最適な動画撮影機材や編集ソフトの選び方について解説していきます。
1.カメラ
動画撮影カメラは、基本的にはスマートフォンで十分なのですが、高画質な動画やセミナー等の広い舞台を撮影する場合などは、適したカメラを利用するという撮影目的や状況に応じて使い分けをすると良いです。
1-1.スマートフォン
コンサルタントや講師が動画制作するための撮影カメラは基本的にスマートフォン(以下、スマホ)で十分です。
スマホであれば、いつでも持ち歩けて、どこでも手軽に撮影でき、画質も高画質で撮影できます。
撮影時間も、電源や保存容量がある限り、長時間での撮影も可能です。
スマホの欠点として留意しておくべき点は、マイクの集音機能が少し弱いところがあります。
セミナー等の被写体と距離のある場面で動画撮影する場合など、シチュエーションで必要に応じて集音マイクを用意すれば、かなりの場面で動画撮影カメラは、スマホだけでも十分対応できます。
1-2.ビデオカメラ
市販の数万円のビデオカメラよりもスマホの動画撮影機能の方が優れている為、動画撮影のカメラは基本的にスマホがあれば十分です。
高画質な動画を撮影したい場合は、プロ仕様の10万円以上のビデオカメラを利用しても良いですが、それほど頻繁に撮影しないのであれば、高画質な動画を撮影する時は、撮影のプロに外注してしまった方が良いかもしれません。
1-3.一眼レフカメラ
一眼レフカメラは、高画質な動画を撮影でき、また背景をぼかした動画を撮影することができます。
一眼レフカメラの場合、動画撮影はひとつの撮影ファイルの撮影時間が20分という制約があったりしますので、20分を超える動画を撮影する時は、撮影ファイルを分けて動画撮影する必要があります。
一眼レフカメラは、人物にフォーカスしたインタビュー動画や、高画質な風景映像を利用するプロモーション動画などを撮影する時に利用すると良いかもしれません。
2.マイク
ひとりもしくは少人数で、カメラとの距離も数メートル程度であれば、スマホだけでも集音できますが、集音効果を高めたい時やセミナー撮影等の場合は、状況に応じて、最適なマイクを使用していきます。
2-1.ガンマイク
スマホに外付けすると、集音機能が向上します。高品質に音声収録したい場合は、ガンマイクも利用してみると良いです。
SHURE コンデンサーマイク MOTIVシリーズ MV88A
2-2.卓上マイク
セミナーの時は発表者の演台に設置したり、会議の時は卓上に置いておくと高品質で集音してくれます。
2-3.ピンマイク
ピンマイクがあると、話し手の音声を高品質で収録できます。
ピンマイクは、ケーブルタイプとワイヤレスタイプがあります。
セミナー等のプレゼンを録音するにはワイヤレスタイプが必要になりますが、ワイヤレスタイプは価格も高いので、ICレコーダーで音声だけを録音しておき、編集で統合する方法もあります。
3.三脚
3-1.スタンダードタイプ
機能はほとんど同じですが、価格によって安定度や軽量や材質などが変わってきます。コスパの良いものを選べば良いです。
HAKUBA 4段三脚
3-2.デスク据え置きタイプ
LAOG 最新型スマートフォン対応三脚
3-3.固定台
スマホで動画撮影する場合は、三脚に固定台をつける必要があります。
機能はほとんど同じですが、価格によって安定度や軽量や材質などが変わってきます。コスパの良いものを選べば良いです。
【国内正規品】Shoulderpod S2 プロフェッショナル用スマートフォンハンドルグリップ
4.外付けHDD
動画制作を増やしていくとかなりファイル容量が必要になりますので、1TB程度を購入しておくと良いです。
BUFFALO USB3.1(Gen.1) 対応 ポータブルHDD スタンダードモデル ブラック 1TB HD-PCG1.0U3-BBA
5.照明
照明を設置すると動画の見栄えが良くなったりします。以下のような照明セットでまとめて購入できます。
CRAPHY 写真撮影用照明セット 豪華30件キット
6.動画編集ソフト
MacとWindowsとスマホに分けて、おすすめの動画編集ソフトを紹介しておきます。
6-1.Mac
Macの場合は、動画編集の入門ソフトのiMovieから始めて、動画編集に慣れてきたら、Final Cut ProもしくはAdobe Premiereにグレードアップしていくと良いです。
iMovie
シンプルで直感的に操作でき初心者でも使いやすいので、Macの動画編集の入門に最適です。
動画編集の基本機能(動画、写真の取り込み、カット編集、BGM音楽の挿入、音声編集、テキストテロップ(タイトル)の挿入、トランジション効果、ピクチャーインピクチャー、画質調整、手振れ補正等)、無料とは思えないほど充実した機能を持っています。
Final Cut Pro
動画制作のプロの多くも利用している動画編集ソフトで、iMovieよりテロップを多く入れられたりします。本格的に動画編集する場合は、Final Cut Proがおすすめです。有料で34,800円。
Adobe Premiere Pro CC for Mac
本格的なプロ仕様の高機能な動画編集ソフトです。
AfterEffectsやPhotoshopなどと連携しやすく、料金も月額で安く使うことができます。
6-2.Windows
PowerDirector
Windowsで人気トップクラスの動画編集ソフトです。
軽くて使いやすいのが人気の理由のようです。
Filmora
フィモーラと読みます。
テンプレートが豊富だったりするようです。
Vegas
Adobe Premiere Elements for windows
Adobeのプロ用ソフトの一般家庭版ですが、機能はプロ用と遜色なく、直感的に操作できる。
動作が重いためハイスペックパソコンが必要。
Adobe Premiere Pro CC for Windows
プロ向けの高機能動画編集ソフトで、動画制作のプロの多くが利用している。
AfterEffectsやPhotoshopなどと連携しやすく、料金も月額で安く使うことができる。
6-3.スマホ
プロフェッショナルとして動画マーケティングする場合は、動画の最低限の品質(動画の尺の調整(カット編集)やテロップ&画像の挿入など)を確保するためには、それなりに編集作業が必要になってきますので、MacもしくはWindowsのPCでの動画編集を推奨しています。(スマホでの動画編集はおすすめしていません。)
SNSに投稿したりするような簡単な動画であれば、便利なスマホの動画編集アプリを活用して、動画制作するのも良いでしょう。
まとめ
プロフェッショナルとして、動画マーケティングで成果を出していくための基本ルールをまとめておきます。
・カメラは基本的にスマートフォンを活用して、量を重視する。
・動画の音にはこだわり、必要に応じてマイクを用意する。
・動画編集は、PCできちんと行う。
きちんと動画マーケティングを行っていけば、確実に優良顧客を集められるようになっていきます。
ぜひこのメソッドを実践して、ビジネスの成果に繋げていってください。