運転資金は、事業活動を継続していくために必要な会社の血液のようなものです。
血液がなくなってしまうと、事業活動もできなくなってしまいます。
運転資金を確保するのは事業活動を行う上での大事な大事な大前提となります。
今回は、運転資金を確保するための代表的な５つの方法をご紹介させて頂きます。
１．融資を活用する
２．補助金を活用する
３．業務委託を活用する
４．クラウドファンディングを活用する
５．事業売却を活用する
１．融資を活用する
日本政策金融公庫では新規事業に必要な資金を融資してくれる「創業融資」や「新規開業融資」があります。
それらの融資は、融資希望額の10分の1の自己資金を用意すれば融資を受けられるので、100万円の自己資金を用意すれば1000万円借りられるそうです。
昔は3分の1の自己資金が必要でしたが、今はかなり借りやすくなっています。
創業時などの運転資金は、日本政策金融公庫の融資制度を活用するのは、基本中の基本になります。
https://www.jfc.go.jp/n/finance/search/04_shinsogyo_m.html
２．補助金を活用する
補助金は、経済産業省、中小企業庁、商工会、地方自治体など、色んな公的機関が中小企業を支援するために様々な補助金を用意してくれています。
それらの補助金をうまく利用すれば、運転資金に必要となる経費の大部分を賄うこともできて、支出の実質負担を最小化することができます。
実際に、補助金活用の知識に長けたクライアントとともに私も色んな補助金活用にチャレンジして、補助金活用の有効性を知りました。
色んな経営者の方とお話ししても、補助金を効果的に活用できている人は1割から2割程度といったところです。
「補助金申請コンサルを使って申請したが、採択されなかった」や、「補助金の経験や知識不足で補助金の利用価値を理解できていない」「どんな経費にどんな補助金が活用できるかわからない」など、色んな要因で、ほとんどの方が補助金をうまく使えず、損しています。
国が多くの予算を使って中小企業のために補助金制度を用意してくれているので、使わないのは本当にもったいないです。
補助金活用するために必要な先行投資のキャッシュ（経費支出）も先述の融資を活用すれば資金調達できます。
最低限の自己資金を用意して、融資で多くの資金を確保して、補助金を活用する。
これが1番賢い財務戦略です。
補助金相談会はこちら。
http://procon.co.jp/seminar0301/
３．業務委託を活用する
日々の運転資金を賄う方法として、どこかの会社の業務委託パートナーになれば毎月5万円から50万円など、安定収入を確保することもできます。
最近、50代・60代の女性が○○生命で働き始めたという方が何人かいて、話を聞いてみると、毎週朝礼に参加するだけで、あとは自由勤務で固定報酬が得られるそうです。
社員不足などの理由で、かなり好条件で業務委託社員を採用しているものと思われます。
新人のうちはノルマなどもほとんどないので、とても美味しい仕事のようですが、半年1年経過してくるとノルマも厳しくなってくるので、辞めていくそうです。
専門経験やノウハウなどがあれば、知り合いの会社の顧問や業務委託などで収入を確保するのは、起業の定石ともいえます。
中小企業は人手不足、特に優秀な人材の採用で困っている会社がたくさんありますので、ニーズがマッチすれば、お互いにとって良いマッチングになります。
顧問バンク
https://common-bank.com
フリーコンサルタント
https://freeconsultant.jp
４．クラウドファンディングを活用する
特定の目的の事業やプロジェクトを仲間に応援してもらうのがクラウドファンディングになります。
こんなイベントがやりたい、こんな新商品を開発したい。
社会の役に立つこと、人の心を動かすプロジェクトであれば、クラウドファンディングで仲間を募り、数百万円から数千万円の活動資金を確保することもできます。
本気の熱量を伝えていくために、魂のこもったビジネスプランやそのプロジェクトの価値を伝える広報ツール、あとはどんなメンバーが参画しているかのメンバーの質と量などが大事になってきます。
クラウドファンディングの本質は仲間創りになりますので、マーケティングが大事になってきます。
キャンプファイヤー
https://camp-fire.jp
５．事業売却を活用する
所有している「経営資源」を売却して、運転資金を稼ぐという方法もあります。
これまでに蓄積してきたノウハウ・商品・事業など、他社が欲しがるものがあれば売却することでまとまった資金を調達することができます。
ノウハウの場合は、教材にして販売したり、コンサルビジネスや教育ビジネスにするという方法があります。
商品や在庫は、他社に販売したり、事業も売却すると事業価値によっては、数百万円から数千万円、ものによっては億単位の資金調達ができます。
ココナラ
https://coconala.com
M&Aマッチングサイト
https://ma-succeed.jp/content/knowledge/post-5492
運転資金を確保する方法のまとめ
経営者が持つべき経営力の中でも「資金繰り」は、大事な要素のひとつです。
融資や補助金活用は、資金繰りの基本中の基本になります。
補助金を活用できていないのは、本当にもったいないことです。
補助金活用相談会にぜひご参加ください。