伝わる動画を創る為の動画編集のやり方

先日の動画撮影会で撮影した福田美智江先生のプレゼンテーション動画をYouTubeに公開しました。

この動画のテーマ(タイトル)は、「家族の才能を引き出すコミュニケーションする方法」です。

家庭内で家族であっても自分の考えを相手に押し付けたコミュニケーションをしてしまうと、関係がギスギスしたり対立して、相手にうまく伝わっていきません。

コミュニケーションの基本の「聞く・傾聴する」をまずしっかりやり、相手を理解することで、自分のことも理解してもらえるようになります。

人のタイプによっても、伝え方を変えたりするとより伝わりやすくなるので、そうしたアプローチを変えていくことで、伝わりやすくなっていきます。

効果的な伝え方がわかると、自信を持ってコミュニケーションできるようになります。

自信を持って相手と向き合うことで、相手のことを理解し、相手の良さ(才能)を引き出すサポートしながら、こちらの伝えたいことも効果的に伝えることができるようになります。

コミュニケーションの大事なポイントを解説している素晴らしいプレゼンテーションでしたので、動画制作時も、福田先生の伝えたいことが効果的に伝わるように動画編集を行いました。

今回の動画を基に、私が行った動画編集方法を解説していきます。

福田先生の世界観(パーソナルブランドイメージ)を効果的に伝えるために、動画編集のポイントとして、以下の施策を実施しました。

大きくは、「動画の構成・内容のブラッシュアップ」「演出効果」「YouTube管理機能での動画編集」になります。

動画編集のやり方の参考にして頂ければ幸いです。

1.動画の構成・内容のブラッシュアップ

動画はできるだけわかりやすりストーリー(シナリオ)でコンパクトにかつキーメッセージはダイナミックに伝えると伝えたいことが伝わりやすくなります。

動画の企画段階でも、コンテンツの構成は検討しますが、動画撮影が終わってからも、動画の撮影データを確認しながら、コンテンツの構成やキーメッセージを精査して、キーメッセージが効果的に伝わるように編集していきます。

1-1.全体構成(シナリオ)の確認

動画編集する時、まず動画の撮影データをはじめから終わりまでを通しで確認して、動画で伝えたいテーマ、目的、キーメッセージを確認します。

そして、全体構成の流れを最適化していきます。

今回はやっていませんが、場合によっては、話の前後を入れ替えた方が、ストーリーとしてメッセージが伝わりやすい場合は、話の前後を編集で入れ替えたりすることもあります。

全体構成やキーメッセージを精査するために、撮影データを通しで3回〜5回程確認することもあり、このプロセスがかなり時間を取る部分でもあります。

撮影データの再生速度を1.5倍や2倍にするとこの確認作業の時間を短縮(効率化)することができます。

1-2.タイトルとキーメッセージの設定

その動画で最も伝えたいメッセージなどを抽出して、主題をコンパクトに伝えるタイトルを設定します。

次に、その動画のキーメッセージを特定します。

長過ぎる動画は最後まで見てもらいづらくなるので、動画の尺(長さ)は、3分から長くても5分程度に抑える必要があります。

動画の全体構成やキーメッセージを確認して、尺が3分〜5分で収まるように、構成します。3分〜5分で収まりそうにない場合は、動画を分割します。

1-3.画質調整、音量調整、クロップ調整

動画の画質の明るさや色合いの調整、音量調整、クロップ調整(映像の不要な領域のカット)などは、素材共通で利用できるようにカット作業に入る前に調整しておきます。

1-4.余計な部分のカット

上記の構成に基づいて、余計な話は削ぎ落としていきます。

動画で伝えたい目的やキーメッセージをわかりやすく伝えるために、
不要な説明部分はカットしてしまいます。

また、リズムよく動画を視聴できるように「あの〜」「え〜」などの言葉のヒゲと言われる不要な部分や余分な間なども動画では極力カットして、リズムよくできるだけコンパクトにしていきます。

不要な部分がなくなると、ストレスなく動画視聴できるようになります。

この細かいカット作業も動画を確認しながら、かなり手間のかかる作業になりますが、「神は細部に宿る」というように、無駄な部分の削ぎ落としをやるほど、コンテンツが磨かれていきます。

1-5.テロップでキーメッセージを明示

無駄な部分がなくなったところで、話のキーメッセージをテロップで入れていきます。テロップの文字も話し言葉をそのまま入れる場合と、意味をわかりやすく伝えるために言葉を補う場合があります。

このテロップの入れ方、言葉やタイミングなども、視聴者に言葉でメッセージを伝える大事な部分になりますので、言葉、文字のサイズ、挿入タイミングや長さなども、最適化するように精査するほど、伝わりやすくなっていきます。

2.動画の演出効果

2-1.クロマキー合成

クロマキー合成とは、グリーンバックの背景を切り抜いて、別の背景画像と合成することができる編集技術です。

この編集技術を利用することで、登場人物がその背景の中にいるような演出をすることができます。

メリットとしては、その講師の世界観を伝えたり、殺風景な背景の動画よりも、注意や興味を引くことができます。

2-2.BGMや効果音

BGMを入れると、動画に雰囲気が出るので、おすすめです。
但し、動画の中で説明している話にBGMが加わることでプラスに作用する場合とマイナスに作用する場合があります。
BGMは良くも悪くも影響力があります。動画の雰囲気に合った良いBGMを選曲することがかなり大事になってきます。
良いBGMを選ぶのに一番時間を使っているという動画制作のプロもいます。

2-3.オープニングとエンディングのメッセージ

動画のオープニングメッセージやエンディングメッセージをどの動画も統一して伝えていくことで、パーソナルブランディングすることができます。

3.YouTube管理機能での動画編集

3-1.終了画面でチャンネル登録者登録の促進

YouTubeに投稿した動画にYouTubeの機能で付加情報を表示することができます。

YouTubeの管理機能は随時バージョンアップされていて、私も最近新しい機能が色々増えていることに気づきました。

特に、この終了画面で、チャンネル登録促進したり、別の動画の紹介カード機能などは、チャンネル登録者アップや動画の再生回数アップに繋がるので、動画投稿する時には必須でやっておくべきものになります。

まとめ

動画編集は時間をかけるほど、動画のクオリティーを上げていくことができます。
動画編集は色んなこともできますので、良い動画を参考にしながら、編集スキルを高めて、自分なりの動画表現スタイルを確立していくと良いです。