【考察】映画「鬼滅の刃」の人気の秘密

こんにちは。
伊藤です。

マーケティング力(集客力)を養うために、
人気のものから成功のポイントを学ぶのは大事です。

今、大人気の映画「鬼滅の刃」。
https://kimetsu.com/anime/#top

マンガを読みましたが、
確かに、そこそこは面白いのですが、
爆発的に突き抜けて人気になるほどの
作品とは思えませんでした。

マンガとしてでは、
ドラゴンボール、ワンピース、キングダムといった
名作と比較すると、画力やストーリーの魅力などは
低いように思いました。

しかし、映画は超絶大人気なわけです。

映画公開後73日間で、
動員数は累計2404万9907人、
興行収入は324億7889万円を突破し、
これまで国内興行収入1位だった
「千と千尋の神隠し」の316億8000万円を抜いて、
歴代最高の1位になったそうです。

話題作なので、兎にも角にも、
どんなものかと映画を観に行ってきました。

映画「鬼滅の刃」を観た感想

期待値はそれほど高くなかったのですが、
これは確かにもう一度、もしかしたら3回でも
観に行きたいと思えるくらい、
個人的にある部分でぐっと心を掴まれました。

全体的に確かにクオリティーの高い映画ではありましたが、
これまでの名作のアニメ映画などと比較して、
突き抜けて凄いという感じではありませんでした。

【考察】映画「鬼滅の刃」の人気の秘密

どうして、今回、これほどまでの
人気映画として成功できたのか?

コンテンツだけではなく、マーケティング等、
総合的に考察してみました。

【成功要因①】:プロダクトローンチが秀逸だった

週刊少年ジャンプで連載が終了したのが2020年5月18日でした。

その時点でマンガのコミックスは累計6000万部の大ヒットでした。

週刊少年ジャンプといえば、人気作品はドル箱コンテンツなので、
作者の意向をくつがえしてでも、連載を長引かせることで有名です。

ところが、この鬼滅の刃は約4年3ヶ月の連載で
人気絶頂の中、スパッと物語を終了させました。

「鬼滅の刃」の作品が人気になった要因として、
アニメの効果が大きかったそうです。

クオリティーの高いアニメーション、声優などで、
鬼滅の刃の世界観をとても上質に表現することができ、
それで、マンガの人気も高まっていったそうです。

そのアニメが、今回の映画の無限列車編に繋がる形で最終話を迎え、
そして、映画の動員へと繋げているのですが、この流れが非常に見事です。

まさに、プロダクトローンチの定石を実践しています。

「鬼滅の刃」の元々のファンが、
映画を観に行く初動をうまく作ることに成功しています。

プロダクトローンチという手法は、
希少性があったり、タイムリー、期間限定などの要素で、
一気に集客を爆発させることができますが、
まさに今回、その成功を実現しています。

【成功要因②】:タイミングが良かった

2020年、コロナ禍の中で映画業界は、
良い作品の上映を見送るケースが多く、
映画館もコンテンツが不足していました。

そうした状況の中、人気作品の「鬼滅の刃」が映画上映され、
多くの映画館で沢山の上映回が用意されたので、
《見られやすい環境が作られた》というのも
大きな要因だったようです。

しかし、席を沢山用意したとしても、
作品が良くなければ、動員できないわけですが、
今回の映画「鬼滅の刃」は、作品としてもファンの心を掴み、
2度3度とリピートして観に行く人や、
また話題が話題を呼び、老若男女に注目される話題作となり、
動員を拡大していくことに成功しました。

【成功要因③】:作品の良さ

アニメの映像、声優など、高品質ではありましたが、
昨今の日本のアニメ映画はどれも高品質なので、
「鬼滅の刃」がそこに突き抜けて強みがあった
という感じではありませんでした。

ストーリーも、マンガを観ていない、前提知識のない人には、
その世界観等がわかりにくいところもあり、
特に前半の物語は正直、凡庸な感じでした。

途中まで、「どうしてこの映画が大人気になるんだろう?」と疑問でした。

しかし、後半の煉獄杏寿郎の
生き様、ストーリー、言葉、あり方に、
一気に心を掴まれました。

「鬼滅の刃」は、スター・ウォーズなどと同じ、
光(正義)と闇(悪)の戦いです。

正義の化身のような煉獄杏寿郎が
全力で悪に立ち向かう姿や発せられる言葉の数々に
人の中にある「善の心」に響くものがたくさんありました。

そんな最強の煉獄さんでさえ倒せない強敵の前に、
煉獄さんが絶対絶命のピンチに陥ります。

99.999%負けたと思われたところから、
闘魂を全開に燃やして戦うシーンは、
ロッキー等の数々の名作映画をも超えるくらいの
迫力と感動がありました。

そんな最強の正義のマインドを持つ煉獄さんを育てた母と
子供の頃の煉獄さんとのやりとりのシーンが至高でした。

「強き者は弱き者のために、闘え」

病気で死にゆく母の遺言のような言葉を
しっかり受け止める煉獄さんと母のやりとり。

この1シーンが、私の中では、
この映画が突き抜けた作品だと感じた、
心掴まれた瞬間でした。

言っている言葉の内容自体は、
普遍的なよくある言葉だったりもします。

母親役の声優のナレーションも至高に素晴らしく、
最高にかっこいい正義の煉獄さんの根底にある価値観。

ギリギリの状況で戦う煉獄さんの発する言葉の数々が、
今の自分に必要な言葉としてずさずさと刺さりまくりました。

映画の時間にして数分の部分かと思います。

この時間を体験できるだけで、
この作品が至高の作品となりました。

観る人によって、感じる部分、感じる言葉などは
違う部分もあると思いますが、
煉獄さんと鬼との壮絶な戦いを通じて、
人々の心を打つものがあり、
これが、今、コロナ禍で苦しい状況の
日本人の心に刺さっているというのが、
この作品の素晴らしさだと思いました。

【成功要因④】:最高のチームが全力で戦っている

しかしです。

作品の良さだけで考えれば、
他にも同じような感動作品はあるかと思います。

名作といわれる映画は、どれも心掴まれるものがあります。

しかし、なぜ、今回
この「鬼滅の刃」が日本一になることができたのか?

最高のチームが、このコロナ禍の中で、
《最高の成功(伝説)を創ろう》という
スピリットとその実現があったからだと
私は考察しました。

マンガの原作も素晴らしい作品ですが、
アニメーションの専門会社、声優、プロダクトローンチを仕掛けた
色んな関係者など、最高のチームが、最高のプロジェクトで
動いていることが作品の成功を通じてありありと伝わってきます。

主題歌を歌っているLiSAの曲「炎」も素晴らしいのですが、
2020年末のレコード大賞の表彰スピーチで、
「「鬼滅の刃」の最高のチームのコラボレーションあっての
自分の曲の成功、表彰もあると思っています」
というようなことを話しています。

【成功要因⑤】:ハングリー精神「なりふり構わず戦いに勝つ」

更にいくと、今回の「鬼滅の刃」は、
私から観ると、人気作品の要素をパクリにパクっている作品
という印象が実はかなりありました。

そもそも、「鬼に人が食べられると鬼になって、
鬼がどんどん増えていく」というのは、
大人気の海外ドラマ「ウオーキングデッド」のコンセプトで、
真似していることは間違いないかと思います。

また、私が今回感動した煉獄さんと鬼との戦いのシーンも、
キングダムの王騎と龐煖の戦いの名シーンのパクリであることは、
キングダムファンから観ると一目瞭然です。

煉獄さんが死んでいくシーンや残していく言葉等々のやりとりも、
キングダムのその名シーンと酷似しています。

着想のアイデアを得ているだけで、
作品としてはオリジナルということで合法だとは思いますが、
この「鬼滅の刃」の作者は、連載を人気絶頂期でスパッとやめたり、
非常に自己中心的、勝利のためには手段も問わず、
勝てば官軍的な、とても強烈なハングリー精神を
持っている人のように感じました。

映画「鬼滅の刃」の成功要因の考察まとめ

まとめると、表層的な部分では、
マーケティングの成功、コンテンツの良さなど、
確かに人気になる要因はあります。

しかし、この作品の煉獄さんの持つ精神に感動したように、
この作品が歴代一位の成功を収めたのは、
作者ならびに各界の最高最強チームが、
「この状況の中、絶対勝ちにいく、伝説を創る」くらいの
強いハングリー精神を持って挑んでいたことが、
成功要因の本質ではないかと、私は思いました。

これは、ビジネスにも通じる、
とても重要な成功の本質でもあります。

また、この映画を通じて、このチームが、
観客に伝えたかったことなのかもしれません。

「厳しい状況の中でも、
 使命感と強いハートを持って闘え。
 勝負を諦めるな」と。

日本人を勇気づける最高の作品であることは間違いないかと思います。

後半部分の煉獄さんの戦いシーン。

これは映画館で観るに値するシーンです。

私も時間が作れれば、
2度3度と劇場に足を運びたくなる気持ちです。

こんな最高の作品(プロジェクト)を
我々も創っていくためには、
まずはスピリットを持つことが
原点になります。

このスピリットを見つけるための方法論が
ブループリント(青写真)になります。

皆様のビジネスの成功の原動力となる
ブループリント創りをご支援しながら、
共にブレークスルーする旅路を
歩んでいければと思っています。

長文読んで頂き、ありがとうございました。

伊藤剛志

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コンサルタント&講師専門のビジネスプロデューサー。早稲田大学商学部卒業後、経営戦略コンサルティングファームにて、大手自動車メーカー、大手百貨店、中古車流通、ソーシャルメディアマーケティング分野等の各業界ナンバーワン企業の経営改革プロジェクトを推進。 現在は「新しい教育を通じて社会を豊かにしていく」ミッションに基づき、有力なコンサルタントや講師のコンテンツマーケティングやビジネスモデル構築のプロデュースを手がける。

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