人を動かす「1分間プレゼン」のやり方

こんにちは、伊藤剛志です。

プレゼンに関して、こんな質問をよく頂きます。

交流会などで知らない人に自分の自己紹介するプレゼンでは、どんな内容をどんな順番で伝えれば、自分の価値を効果的に伝えられますか?

10月19日(土)のプロフェッショナルコンサルタント&講師養成セミナーでは、この1分間プレゼン(自己紹介)の効果的な方法についてお伝えします。
http://professionalmarketing.jp/procon-seminar-20191019

プロフェッショナルとして、効果的なプレゼンテーションをするスキルは、必要不可欠です。

大事なスキルになってきますので、プレゼンテーションのスキルアップは常に精進すべき大事なテーマです。

今回は「1分間プレゼン」のやり方について解説します。

1分間プレゼンの目的と効果を高める方法

プレゼンの目的は、「相手に興味を持ってもらい、相手の感情を動かし、行動してもらうこと」です。

交流会などで知らない人に1分間プレゼンで自己紹介する時は、自分のことや仕事のことなどに興味を持ってもらい、「この人の話をもっと聞いてみたい」と思ってもらうことが【1分間プレゼンの目的・ゴール】になります。

人の感情を動かすためには、話しの内容も大事ですが、実は、表現力(伝え方)が一番大事になってきます。

「プレゼンは話しの内容よりも、伝え方が大事である」ということを教える本なども最近よく売れているようです。

しかし、効果的に表現するにも、プレゼンで「何をどのような順番で伝えるか」というシナリオを創っておくことは大前提となります。

俳優なども、台本があって、それを基に演技しています。

プレゼンでも、台本は、良いプレゼンをするために大前提で必要となります。

誰に、どんな感情や行動をさせる状態にするために、何をどのように伝えるかのシナリオや台本があり、そのシナリオを効果的に伝える表現力が大事になってきます。

いくら良い内容があっても、表現力が弱いと、せっかくの良い内容も伝わっていきません。

そのため、表現力が大事だというのは、その通りです。

しかし、プレゼンの目的、ゴール、伝えるべき内容などが曖昧だと、いくら表現力があっても、プレゼンの成果を出すことはできません。

プレゼンを成功させるためには、「マインド」と「シナリオ」と「表現力」の3つが必須で必要になります。

1分間プレゼンの成功の秘訣:①マインド
「プロは、相手にメリットを提供する姿勢を徹底する」

プロフェッショナルとして、プレゼンで持つべき大事なマインドセットは、「相手に有益な提案をする」ことです。

『熱量』と『共感力』が重要

「プレゼンでは『熱量』『共感力』が特に大事です」とよくお伝えしています。

「熱量」とはプロ意識のことです。

「熱量」という言葉を表層的に捉えて、自分の自己アピールを暑苦しくされても、相手には売り込みの強いうざい人だなと思われてしまい、それは逆効果です。

会社の会議や異業種交流会等の場で、自分達の主張ばかりして、お互いに理解しあったり協力する姿勢もなく、表層的な意見だけが飛び交う浅くて薄い発散系コミュニケーションに居合わせてしまう時、吐き気がしてしまいます。

参加者が言いたいことをぶつけあっている価値のないコミュニケーションでは、自分のストレス発散というエゴは満たせても、関係者の行動を引き出すことはできず、成果に繋がっていきません。

プライベートなどではガス抜きコミュニケーションも必要ですが、ビジネスでは成果に繋がるコミュニケーションを創っていく必要があります。

プロは、プロ意識(目的意識)を持って、相手の話しをよく聴き、相手のことを深く理解し、相手を思いやり、相手に役立つ提案をして、お互いにとってWIN-WINの関係を創っていくことが大事です。

スティーブン・R.コヴィー博士が「7つの習慣」で提唱しているルールのひとつでもありますが、プロにとって、この心構えや姿勢は、必須だと私は考えています。

そして、この判断基準で、人のコミュニケーションスタイルを見れば、その人がプロかアマかを一目で判断できたりもします。

熱量とは、自分の言いたいことを大きな声で押し付けるといったものではありません。

相手に有益な提案をするというプロ意識を持って、そのために、徹底的に相手の話しを聞き、相手の状況や願望や悩みに合わせて最適な提案をします。

その真剣な傾聴の姿勢や、有益な提案をしようという姿勢やアプローチから、相手にプロが持つ静かな深いエネルギーが伝わったりもします。

また、相手の課題解決に繋がる効果的な解決策やアドバイスをピンポイントにロジカルに伝えきることで、プロとして信頼してもらえるようになります。

言葉は少なくても良いのです。

相手に正対し相手のことを理解する姿勢を持ちながら、相手に刺さる提案やアドバイスができるかどうか。

このあり方からプロとしての自信や本気の熱量(エネルギー)が、相手に伝わっていきます。

また、相手に刺さる提案には、相手の感情に響く「共感」が生まれます。

熱量(プロとしてのプライドと自信と覚悟)を持って、相手に共感してもらえる刺さる提案をできるのが、一流のプロフェッショナルです。

1分間プレゼンの成功の秘訣:②シナリオの創り方

多くの人(アマチュア)は、自己紹介する時、自分の仕事の説明をしています。

聞いている人は、専門的な話や自分にピンとこない話をされても、内容や価値を理解できず、興味が持てないことが大半です。

聞き手は、その商品やサービスを自分ゴトでメリットを理解(頭でイメージ)できないと、興味を持てません。

プレゼンのシナリオ設計では、ターゲット設定とゴール設定が大事になります。

ターゲット設定

プレゼンの相手はどんな人なのか。

その人の持つ問題意識や知識などによって、伝える内容や伝え方を最適化する必要があります。

ゴール設定

そして、その相手にプレゼンを通じて、どんな感情や行動に導いていきたいのかのゴール設定をします。

その感情を動かし行動を促していくために、相手に合わせて、何をどのような順番でどのように伝えるかのプレゼンのシナリオを設計します。

1分間プレゼンのシナリオの創り方として、3つの型をおすすめしています。

①エレベーターピッチ型

1分間プレゼンの1つ目の型は、エレベーターピッチ型です。

エレベーターピッチは、伝える内容を重要要素に削ぎ落とし、短時間で相手に価値を伝え興味を持ってもらう方法です。

エレベーターピッチでは、以下の様な要素をコンパクトに伝えていきます。

・肩書
・顧客
・成果
・売り
・行動促進

エレベーターピッチでも、相手に効果的に価値を伝え興味を持ってもらうには、できるだけインパクトのある実績や売りを伝えることや、相手が興味を持つ内容、言葉、事例を使うということが大事になります。

そのため、事前に相手の情報やどんなことに問題意識や興味を持っているかを把握しておくことができると、その情報に絡めて伝えることで、相手に興味をもってもらいやすくなります。

②メッセージ型

1分間プレゼンの2つ目の型は、メッセージ型です。

1分間という短い時間の中で、伝えるべきキーとなるメインメッセージ(ワンメッセージ)をひとつ決めて、そのメインメッセージを伝えるために3つのサブメッセージを構成して伝えるという手法です。

質問や結論をなげかけて、その主張を裏付ける理由(根拠や格言や事例やデータ等)をいくつかの観点から伝え、メインメッセージを相手に強く印象付ける方法です。

③PREP型

1分間プレゼンの3つ目の型はPREP法です。

PREP法は、プレゼンの基本の型として有名ですが、以下のような構成要素を伝えていきます。

・結論
・理由
・例示
・結論(行動促進)

この順番で伝えることで、相手に伝えたいことをわかりやすく伝えることができます。

1分間プレゼンの成功の秘訣:③表現力

プレゼンの表現力は別記事で解説させて頂きます。

1分間プレゼンの実践トレーニングを体験してみませんか?

10月19日(土)のセミナーでは、プレゼンシナリオの創り方を私がお伝えし、プレゼンの表現力は西倉先生にレクチャーして頂きます。

実際に1分間プレゼンをして頂き、動画で撮影して、その動画を見ながら、個別に改善ポイントをその場でフィードバックしてもらうことができます。

プレゼン力を高めたい方には、かなりおすすめの内容になっています。

■プレゼン指導の実施風景

通常、こうしたプレゼン指導は、1レッスン数万円しますが、今回はたった3000円の受講料で、プレゼンの実践トレーニングを体験できます。

コンサルタント&講師養成セミナーでは、「プロとして自分を磨く成長の場を提供する」という使命の基、採算度外視で、ボランティアのような料金設定ですが、濃密な知識やスキルを学ぶ機会となる勉強会です。

ご興味ある方はぜひご参加ください。
http://professionalmarketing.jp/procon-seminar-20191019

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コンサルタント&講師専門のビジネスプロデューサー。早稲田大学商学部卒業後、経営戦略コンサルティングファームにて、大手自動車メーカー、大手百貨店、中古車流通、ソーシャルメディアマーケティング分野等の各業界ナンバーワン企業の経営改革プロジェクトを推進。 現在は「新しい教育を通じて社会を豊かにしていく」ミッションに基づき、有力なコンサルタントや講師のコンテンツマーケティングやビジネスモデル構築のプロデュースを手がける。

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コンサルタント&講師専門のビジネスプロデューサー
コンサルタント&講師専門のビジネスプロデューサー。早稲田大学商学部卒業後、経営戦略コンサルティングファームにて、大手自動車メーカー、大手百貨店、中古車流通、ソーシャルメディアマーケティング分野等の各業界ナンバーワン企業の経営改革プロジェクトを推進。 現在は「新しい教育を通じて社会を豊かにしていく」ミッションに基づき、有力なコンサルタントや講師のコンテンツマーケティングやビジネスモデル構築のプロデュースを手がける。